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和訳は無駄                大学受験英検英語教室

2018.04.06

   英文を読む訓練において、和訳は基本的に無駄です。時間効率が悪すぎます。訳を書くことと英文が読めることとは同じではありません。例えば英語のネイティブなら英文を読めるでしょう。でもそれを和訳できないはずです。日本人なら英文が読めれば訳は書けるでしょう。もちろん、英語がわからなければ訳は書けません。しかし、英文が読めることと訳が上手に書けることは違うのです。これは国語力の問題で国語での作文が上手ければ訳も上手いのです(もちろん英文の意味がわかっていればですが)。
    これに対して同じように英文は理解できていても国語での作文が下手だと当然和訳も下手なのです。翻訳家にとって、重要なのはむしろこちら、日本語での作文力です。いくら英語が出来てもそれをどう日本語で上手く表現するかがわからなければいい和訳はできません。少し、話が飛びましたが、このように英文を読むこととそれを日本語で表す(訳す)ことはまったくとまでは言いませんがかなり別の話です。戻りますが、今論じているのは英文を読めるようになるということです。その訓練において訳す必要はないと言いました。時間効率が悪いし、その必要もありません。例えばある500語の英文を読んでいるとしましょう。これを全部訳すとどうなるでしょうか。1時間くらいはかかるはずです。
    訳すことをしなければ、もう3つ4つ読めるはずです。同じ時間で読む量が4倍も違うのではこれが数ヶ月、数年では膨大な違いを生じます。読む力をつけるにはまず量です。たくさん読める方法を採用しなくてはなりません。訳させることで、自分がわかっているかどうか確認できると言う人もいます。そうなのですが、今言ったように時間効率が甚だ悪い上に、別の方法があります。それは訳を見ることです。そのためにはその英文は訳がついていなく

てはなりませんが。大体英文を読んでいてわからないという場合、その文章全部がわからないということはないはずです。
もしそうならば、その英文は難しすぎるのであって、だいたい2割くらいではないでしょうか。というよりもその位のほうがちょうどいいレベルだと思います。書いてることの半分しかわからないとなると相当ストレスがたまるはずです。2割くらいがちょうどいい位でしょう。
そうするとそのわからない2割の箇所について、訳を見るのです。そうして英文では理解できなかった文構造や、英文が表す意味を理解すれば、それが頭に蓄積されて、次回はわかるようになってきます。いやわからないとしても何回かやれば必ずわかるようになります。学習能力とはそういうものです。 
学習することは難しいと言う人もいますが、しかしきちんとしたプロセスを踏めば学習しないことも逆に難しいのです。まとめましょう。

          英文読解の訓練において和訳は無意味である。わからなければ訳を見ればよい。

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