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英語学習

英語学習

 これまで日本では英語の学習と言えば文法、それから…という感じで圧倒的に文法中心の指導がなされてきました。しかし、これこそが英語嫌い、英語が出来ない生徒を生み出す元凶であると総合英語教室塾は考えます。英語の習得において肝心なのは単語を覚える、英文をたくさん読む、英語の音声をたくさん聞く、この3点です。この3点で受験や、英会話に必要な英語の95パーセントを習得することができます。

 総合英語教室塾では中1レベルから英検1級及びそれを超えるレベルまでの英文を大量に準備してあり、それを独自の方法で短時間でどんどん読みこなしていきます。一つ例を挙げると高2の教科書なら1冊当たり3週間程度で読みこなしていきます。5冊準備していて、3ヶ月程度でこれを全て読みこなしていきます。これにより、通常の三分の一ないし半分程度の時間で英語を読む力が上がっていきます。

 単語に関してはオリジナル単語集「逆転の英単語集」を使用します。これは日本語で書かれた文章の中に覚える英単語を埋め込んだもので、毎回単語のチェックをマンツーマンで実施しますので、通常の単語集ではなかなか覚えきれない生徒も単語力が確実に上がってきます。HPの英単語集のタブをクリックするとPDFで読むことができます。

英単語集はこちらをクリック

個別指導

総合英語教室塾は個別指導形式です。生徒一人一人に合った教材を使用しますので、「ついていけない」ということが絶対に発生しません。学習ペースは各生徒が自分で決めて、コツコツやりたい人はコツコツ。がんがんやりたい人はがんがん学習できます。そのために他科目とのバランスが取りやすいです。


無料体験

総合英語教塾では無料体験を実施しています。
月、火、木、金、土日の営業時間内の都合のいい時においでください。大体30分程度です。
生徒、学生の場合は予約は不要(但し、17時前に来たい場合は予め連絡のこと)です。
社会人の場合はメールにて予約をお願いいたします。(その際に受講目的などをお聞かせください。)
大道郵便局隣に、コインパーキングがありますのでそこを利用するといいでしょう。


英会話

英会話には「読む、聞く」が最重要

英会話(スピーキング)の練習は一人でも可能

英会話には「読む、聞く」が最重要

「読む」「聞く」だけなのに、なぜ「話せる」のか?
この二つの訓練を続ければ、必ず「話せる」「書ける」ようになります。
不思議なことに思えるかもしれませんが、まずは実際に起きている現象から説明しましょう。

当英語会では、英検を奨励しています。英検は「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの技能を測定する優れた試験と考えます。当英語会では、筆記試験に受かった人に、二次試験対策として、過去問を使って、「話す」練習をします。
当会では普段は上の二つしか実施しません。
普通に考えれば、練習もしていない「話す」ということはできないはずです。
これは、サッカー選手が野球できないのと同じことではありませんか?ところが、です。
塾生は個人差はあるものの、全員英語を話すことができるのです。不思議なことですが。
この経験は英検を受けたことがある人なら、みな経験していることで、そして、しかし、非常に大事なことにほとんどの人が気づかないことがあります。それは、そもそも英語を話せるには何が必要かということです。

拙著「ネイティブ信仰はやめなさい」でも多少触れていますが、そもそも英語を話すということは、適切な単語を頭の中から引っ張り出して、それを英語の語順で(音声として)並べることに他なりません。
これは、日本語でもそうですよね。日本語を話すには日本語の単語を知らなくてはどうしようもありません。これはあらゆる言語において、そうなのです。単語を知っている、これが最重要です。

次に大事なのが、英語を聞いて意味がわかる(リスニング)ことです。
英語を話す際には通常相手がいて、相手も英語を話すはずです。相手の英語を聞いて意味がわからないのであれば、どうしようもありません。(独り言なら別ですが^^)。
ですから、英会話できるようになりたい人は、単語を覚えてリスニングをしてください。書けるようになりたい人も、同様の理由で、まずは「読める」ようになってください。優秀な作家ほど多くの書物を読みこなしているはずです。
当会では主に「読む力、聞く力、単語力」を鍛えています。これにより、「話す力、書く力」も鍛えることができます。

もっと詳しく知りたい人は 「ネイティブ信仰はやめなさい」 をお読みください。


英会話(スピーキング)の練習は一人でも可能

多くの人はスピーキングの練習は一人ではできないと思っているようです。しかし実は一人でもスピーキングの練習は十分可能なのです。私はこれをセルフスピーキングと呼んでいます。
一人で行うスピーキングの練習としては通訳の訓練に使われるシャドーイングがよく知られています。
シャドーイングも一人で実行できるのでこれも広義においてはセルフスピーキングに入ります。
シャドーイングもそれなりの効果はあるのですが、「自分で考えてしゃべる」わけではなく、他人の言葉を繰り返すだけなのでその効果には限界があるのです。

そもそも英語でスピーキングするとはどういうことなのでしょうか。
スピーキングするということは冒頭でも少しふれたように、英単語を口頭で並べるということです。
従って英単語を口頭で並べる練習をすればよいのです。通常なら相手がいてそのやり取りの中で自分が何を話すか決るのである意味で楽ですが、一人でスピーキングする場合はこの話す内容を人工的に設定しなくてはなりません。具体的には、例えば道を歩きながら目にした光景や考えていることを英語で話す(人目が気になるのであれば声を出さずに)、テレビのニュースキャスターの読み上げるニュースを英語に変換して発声する、好きなドラマの登場人物の話すせりふを英語に変換して発声する、などいくらでもあります。

文字で一番いいと思われるのが、子供向けの物語、例えば「フランダースの犬」などです。これらは平易な日本語で書かれているので、実際のスピーキングで使われる文構造と同じくらいの文構造になっています。
たかが子供向けの絵本と侮ってはいけません。これを瞬間的に英語に変換して発声するには相当なスピーキング力が要求され、これが可能ならばスピーキング力はもう十分なレベルです。うそだと思うならば試してみて下さい。想像するよりもはるかに難しいことがわかります。
新聞の読書欄も内容によってはいいものもありますが、新聞社によっては文体的にこの訓練には向かないものも多いので注意が必要です。
このように様々なセルフスピーキングの方法があり、一人でも練習できるわけです。英会話学校へ行かなくても、本当にやる気があれば、セルフスピーキングをどんどん実行してスピーキングを上達させてください。


英会話講座

総合英語塾では英会話の講座を実施しています。
この講座は、当英語会の考える「英会話ができる絶対条件2つ」に基づいたものです。
その概要が英会話タブを押すと記述されていますので、まず、そちらを読んでください。
その上で以下に当会の英会話講座の説明をいたします。

このように、英会話ができるためには、「英単語を覚える」「英語を聞いて理解できる」ようにするトレーニングが必要です。
英語学習の項で説明しているように、レベルに応じて主に中学や高校の教科書、そして当会開発の「逆転の英単語集」を使って、英語をどんどん読み、聞き、単語を覚え、英文のパターンを身につける学習をどんどんやっていきます。
そして、あるレベルに達したのなら、英検3級、準2級、2級の過去問演習を通じて、頭の中に英会話できるためのデータのインプットを完成させます。

再来年から、大学入学のための英語力(読む、聞く、書く、話す)を見る試験として英検が指定されました。
これの意味することは、英検の各級合格者はそのレベルにおいて、一定以上の英語力を保有していると、国が認めたということであり、その英語力の中には無論、英語を話す(英会話)能力も含まれる。
もっと簡単に言えば、「この人は英検~級に受かってるから、その~級レベルの英会話ができる人ですよ」と、国が公に認めた(これまで英会話力を公的に保障する資格はなかったことを思うと画期的!)ということです。

ですから、英会話が上達したいのなら、英検に受かるための学習を実行してください。
総合英語塾では無料体験を実施してますから、ご興味のある方は営業時間内にいつでもおいでください。
予約は不要です。常にスタンバイしております^^。


日本一わかりやすい英文法<初・中級編>

はじめに

本書はタイトルにあるように、初中級者を対象としたスピーキングのための英文法書です。これは中学2年から高校1年までに習うであろう文法項目ということになります。

英文法ははっきり言えば、世界の言語の中でかなりやさしい部類に入ります。したがって、その習得は当然容易なはずです。ところが、実際にはこれがきちんとわかっていない場合が多いのは英文法書の多くが英文法そのものを目的化しているために、本来不要なものまで、入り込んでしまっているからだと考えています。

文法は確かに大事なのですが肝心なことは英語を実際に使えることであって、その手がかりとしてあるのです。ですから、文法の学習は常に「実際に英語を使えるようになる」ことを念頭に置く必要があります。このためには英語の理解を却って妨げるような文法用語,表現は一切除外する必要があります。具体的に言えば、例えば等位接続詞、従属接続詞、重文、複文、時や条件を表す副詞節、直税法、命令法(もっとありますが)などで、こういうのは退場です。

もう一度言いますが、文法は英語を「話す、聞く、読む、書く」ためにあるのであり、文法それ自体には何の意味も本来ないのです。ですから、文法の勉強はその学習者の求めること、必要なことに限定してなされるべきです。私自身は英語が好きだったので学校の英語教科書にある文法は中学、高校時代にすべて修得しましたが、あとから考えてずいぶん「無駄なもの」もあったことがわかりました。

英語が使えるためには、文法は避けて通れませんが、これまでのように、「文法のための文法」は一切廃して、本当に必要なことのみを教えることがこれからの英語には求められると強く主張したいと思います。そうすれば「英語は本当は簡単」なこと「英会話も簡単」なことを多くの生徒、社会人が理解することでしょう。そうして近い将来多くの人が国際英語を程度の差はあっても使いこなせるようになることを願っています。

本書の内容

第1章 品詞の説明/文/接続詞
品詞
文の構成
他動詞
自動詞
主語
目的語
that S V
疑問詞S V
命令文
否定の命令文
その他の命令文
付加疑問文
祈願文
感嘆文
接続詞
第2章 時制
現在形
be動詞の過去形
一般動詞の過去形
未来形
時制の一致
If ~文の時制
第3章 進行形・完了形・受動文
現在進行形
進行形に出来ない動詞
過去進行形
未来進行形
現在完了形
beenを使う現在完了形
現在完了進行形
過去完了形
受動文
過去の受動文
第4章 不定詞・動名詞・分詞
普通の不定詞
名詞用法
形容詞用法
疑問詞+不定詞
副詞用法
wantと不定詞
受身不定詞
完了不定詞
If S to ~,
その他の構文
省略
動名詞
現在分詞
過去分詞
現在分詞か過去分詞かで迷う場合
分詞構文
第5章 助動詞
助動詞の現在形
can/may/must/will/shall/be going to/have to
should /need/ought to/had better/used to/dare
助動詞の過去形
第6章 仮定法基礎
仮定法過去
仮定法過去の文の公式
仮定法過去完了
仮定法過去の文の公式
If を使わない仮定法の文
練習問題
第7章 関係詞
関係代名詞who
関係代名詞whom
関係代名詞whose
関係代名詞which①
関係代名詞which②
物に使うwhose
問題
関係代名詞that
「人+人以外」ならthat
thatが好まれる場合
前置詞とつながる場合
関係代名詞の省略
関係副詞
関係副詞that
whereの誤用
問題
第8章 前置詞
in/into/out of/outside
on/onto/off/at
above/over/below
under/up/down
around/about/before
after/behind/to
for/toward(s)/during
through/among/between
from/of/with/thanks to
due to /by/against
except/but
第9章 形容詞・副詞
形容詞
位置で意味が異なる場合
形容詞の位置
形容詞が複数の場合
副詞
文全体を修飾する副詞
onlyの位置
Yes/Noで注意すべきこと
動詞句の目的語の位置
第10章 比較表現
as~ as…
比較級
最上級
不規則変化
more
the most
theをつけない場合
強調
その他の比較表現
問題
第11章 名詞/冠詞/代名詞
名詞の分類
不可算名詞の数え方
使える形容詞
物質名詞
抽象名詞
固有名詞
普通名詞の固有名詞化
単数形と複数形で意味が異なる場合
不定冠詞(a, an)
定冠詞(the)
冠詞がつかない場合
代名詞
it の特別用法
所有代名詞
this, thatの使い方
the+単数名詞の代わりのthat
the+複数名詞の代わりのthose
those who
one(s) の使い方
otherの使い方
another の使い方
some/anyall/every/each/both/either/neither/noneの使い方
第12章 その他の項目
修辞疑問文
知覚動詞
使役動詞
what ~の訳し方
強調表現
代動詞
倒置
with A B
動名詞の形容詞化
Yesの代わりにSo
haveの代わりにhave got
挿入
同格
第13章 よくある間違い
第14章 構文と動詞活用表

第1章 品詞/文/接続詞

当たり前ですが、英語は英単語が並んだものです。この英単語はその働きによっていくつかに分類できます。これを品詞と呼びます。英文法でもっとも大事なことがこの品詞を理解することです。これがわかっていないときちんとした英文を作る(話す)ことが出来ませんので、きちんと理解するようにして下さい。ここで品詞を簡単に説明しましょう。


疑問詞
what(何), where(どこで), when(いつ),why why(なぜ),
how(どのように) who(誰が), whom (誰を)

冠詞
①定冠詞 the
②不定冠詞 a(n)

名詞
名前を表す語です。 Japan, Kinjo, Tom, car, cat
名詞は文の主語になったり、目的語(後で説明)になったりするので、非常に重要ですね。名詞がなければ、文は作れません(命令文以外は)。

動詞
動作や行為などを表します。go, like, know
動詞は時制などによって活用(変化)します。例えば、go(原形)は、went(過去形), gone(過去分詞), going(現在分詞もしくは動名詞) と活用します。多くの動詞は規則的に活用するのですが、中にはそうでないものがあります。詳しくは動詞の項目で。

形容詞
名詞を修飾します。修飾とは「説明」ということです。
①通常は前に置きます  a wise men
②後に来るのがあります  employees present 出席している従業員
こういうのを後置修飾と言います。
③be動詞の後ろに来ます  He is happy.
④動詞の後ろに来ます    He became happy.

副詞
①形容詞を修飾します  He is very happy.
②動詞を修飾します   He works hard.
③副詞を修飾します   He works very hard. 

前置詞
名詞または動名詞とくっつきます。二つの働きをします。

A 副詞の働きをする
I live in Osaka. このように名詞と前置詞がくっつくとそれはもう名詞ではなくなり、副詞あるいは形容詞の働きをします。この文では動詞を修飾してますので副詞の働きです。

B 形容詞の働きをする
a lake near my house  前置詞nearが名詞houseとくっついてlakeを修飾しています。lakeは名詞ですから、これを修飾するnear my houseは形容詞の働きをしていることになります。この順序に注意しなくてはなりません。名詞 前置詞 名詞 と並べば 後の二つが前の名詞を修飾するのです。ですから上は私の家の近くの湖であって、湖の近くの私の家ではありません。

a bag for sleeping
眠ること のための 袋 (=寝袋)
これも同様に形容詞の働きをしています。なぜなら、太字部分は名詞 (a bag)を修飾しているからです。

注意
前置詞は動詞とはくっつきません
× I passed the exam by make great efforts.

前置詞は不定詞とはくっつきません
× I passed the exam by to make great efforts.

動詞句で前置詞が含まれている場合それに気づかないで間違うのが非常に多いです。
× I look forward to go there.
このtoは前置詞ですのでこのように動詞はきません。動名詞にします
○ I look forward to going there.

ポイント 動詞句を覚える時それが前置詞のtoなのか不定詞のtoなのか区別して覚えましょう

助動詞
動詞とくっつきます
I can play baseball.
Will you go to the enkai party?

接続詞
単語と単語 句と句、 SV(後で説明)とSVをつなぎます
① Fukuoka and Kagoshima
② not by making effort but by luck 下線の接続詞が二つの句(太字)をつないでいます
③ I was sleeping when he came to my house.
    S V        S V

接続詞がSVの前に来ることもあります。上の文は以下のように逆にもできます。
When he came, I was sleeping.
S V S V

間投詞
返事や感情を表します。
Oh! I’m surprised to see you again here.
(おや、またここで会いましたね!)
Yes, I am. (ええ、そうです)

文の構成

文は大きく次の2つに分けられます。
be動詞を使った文
一般動詞を使った文

いずれの場合も文には最低限主語と動詞が存在します。
I am an Okinawan.  この場合am が動詞です。
I like Okinawa. この場合like が動詞です。

補語という用語がありますが、スピーキングには一切必要ないので、これの説明及び、使用は本書では行いません。不要です。

一般動詞には二種類あります。
① 他動詞(目的語をとる)
② 自動詞(目的語をとらない)

他動詞

他動詞の後ろには名詞が来ます。
I like Okinawa. で言えば Okinawa がそうで、この場合は「~を」と訳せます。こういう名詞をこの他動詞の目的語と呼びます。
I play piano. (私はピアノを弾きます) pianoが目的語
I know him. (私は彼を知っています) himが目的語

このように「~を」に相当するのは目的語ですが、目的語にはもう1種類あります。
I gave him money.(私は彼にお金をあげた)
この場合moneyは「~を」と訳せますので目的語になっています。
himは「彼に」と訳します。このように「~に」と訳せるものも目的語と呼びます。

「~を」を直接目的語、「~に」を間接目的語と言うのですが、スピーキングには不要なので、覚えなくてもいいです。

動詞を覚えるときには原則として、自動詞なのか、他動詞なのか区別して覚えてください。これはかなり重要なことです。例えばスピーキングしていて英検1級レベルの人でも I discussed about the matter. などと言う人が結構いますがこれは間違いです。なぜなら discuss は他動詞なので、直後に目的語が来なくてはならないからです。前置詞は不要ということです。
I discussed the matter.が正しい英語です。

ちなみに、目的語を英語でobjectと言うのですが、頭文字のOをとって、目的語を表すことがよくあります。同様に、主語はS (subjectの頭文字)、動詞はV (verbの頭文字)で表します。

I gave him money.
S V   O   O            こういう感じです。

なお、すでにお気づきかもしれませんが、目的語になれるのは名詞(代名詞)および名詞の働きをするものに限られます。

自動詞

これは直後に名詞(目的語)は来ません。例えばgoは自動詞で、
 I go school.とは言いません。I go to school.にしなくてはならない。
このように、自動詞のあとに名詞を持ってくる場合、前置詞が必要になります。
arrive at/ look at/ listen to/ laugh at などたくさんあります。

主語

主語になることが出来るのは名詞(代名詞)および名詞の働きをするものです。
①名詞  Tokyo is Japan’s capital.(東京は日本の首都です)
②動名詞  Working is important. (働くことは重要だ)
③名詞節 (that [疑問詞] S V)  次ページで説明
④名詞句
A lake near my house is very clean.
(私の家の近くの湖はとてもきれいです)
下太字全体が主語になっています。
これをさらに分解すると
lake(名詞) near (前置詞) my house (名詞句)
で これ全体で名詞の働きをしますので、主語になることが出来るのです。

目的語

目的語になれるのも、名詞(代名詞)および名詞の働きをするものだけです。
①名詞  I like Takashi[him[.
himは代名詞の一つですが、代名詞も名詞の仲間です。
②動名詞  I like working.
③名詞句 I know the man near Tanaka-san.
(田中さんの近くにいる男を知っています)
④名詞節  that S Vと 疑問詞 S Vの二つがあります。下で説明します。

that S V

I know that Okinawa is a nice place
(沖縄がいいところであることを知っている)
「~であること」と訳します。
knowは他動詞です。上の文では太字全体が目的語になっているのです。

このthatですが、しばしば省略されます。→
I know he quit the company. (彼が仕事をやめたことを知っている)

That he stole the car is not true.
(彼が車を盗んだということは本当ではない) 太字全体が主語になっています。

疑問詞 S V

I know where he lives.
(彼がどこに住んでいるかを知っている)
下線部全体が目的語 「~を」 になっています。

疑問詞すべて(what where when why how)についてこのような使い方が出来ます。
I know why he dislikes you.
(なぜ彼があなたを嫌っているかを私は知っている)
I don’t know when he will come home.
(彼がいつ帰宅するかを私は知らない)
I know why he quit the company.
(彼がなぜ会社をやめたかを私は知っている)

主語にもなります
Where he lives is a mystery.
(彼がどこに住んでいるかは謎である)
Why he went there is not clear.
(彼がなぜそこに行ったかは明らかでない)

命令文

相手に対して「~しなさい」と言う文を命令文と言います。
動詞の場合   文頭に動詞を置きます。
Go to school. (学校に行きなさい)

Be動詞の場合  Be ~.(~であれ、~になれ)
Be more brave.(もっと勇敢であれ)
Be a man.(男になれ)

Youが入る場合
命令文はもともと You ~(動詞原形). のYouを省略した形になっています。 そのため、これを省略しない形も当然存在します。以下のように。
You come and help me.(あなた、ここに来て手伝いなさい)
You never be so loud.  (あなた、そんなに騒がないで)
Youをつけるとつけない場合よりも強い口調になるので、ご注意下さい。

否定の命令文

Don’t + 動詞原形
Don’t go to school. (学校に行くな)

Don’t be + 形容詞[名詞]~
Don’t be so foolish.
(そんなに愚かであるな→ばかなこと言うな[するな])
Don’t be a member of such a violent group.
(そんな野蛮なグループのメンバーになっては[あっては]いけない)

注意 beには「いま現在~である」の意味と「これから~になる」の意味があります。
I want to be a lawyer in the future. (将来弁護士になりたい)
They tell me to quit this job. But I want to be a lawyer.
(彼らは私のこの仕事をやめるように言った。しかし私は弁護士でありたい)

その他の命令文

命令文 and ~(…しなさい。そうすれば~)
Make more effort, and you’ll succeed.
(もっと努力しなさい。そうすれば成功するよ)

命令文の代わり名詞を使う表現
More effort, and you’ll succeed.
(もっと努力しなさい。そうすれば成功するよ)

命令文 or ~(…しなさい。そうしないと~)
Make more effort, or[otherwise] you’ll fail.
(もっと努力しなさい。そうでないと失敗するよ)
名詞を使う場合もあります。
More effort, or[otherwise] you’ll succeed.
(もっと努力しなさい。そうでないと失敗するよ)

付加疑問文

This is your car, isn’t it? (これはあなたの車ですよね)
このように、「~ですよね」と相手に軽く同意を求めたり、確認したりする文を付加疑問文と言います。話し手がきっとそうだろうと思えば下げ口調になります。
isn’t it? のitを(↓)で発音するわけです。
逆に話し手がいまいち自信がなく相手に確認したい場合上げ口調で発音します。isn’t it? のitを(↑)で発音します。
以下が作り方です。

be動詞の場合
You are Sato-san, aren’t you? (佐藤さんですよね?)
Yes, and you? (ええ、あなたは?)
I’m tall, aren’t I? (私って背が高いでしょう?)
He was here yesterday, wasn’t he?
(彼は昨日ここにいたでしょう?)

こういう具合に主語と時制によってbe動詞が変ります。Iに対してaren'tを使うのはam notの短縮形がないため。

be動詞の否定文の場合
He wasn’t here yesterday, was he?
(彼は昨日ここにいなかったでしょう?)
Yes,he was.(いえ、いましたよ)
You weren’t happy yesterday, were you?
(昨日楽しくなかったでしょう?)
Yes, I was happy.(いや、楽しかったけど)

一般動詞の肯定文の場合
You like me, don’t you? (私のこと好きでしょう?)
She goes to Ryukyu university, doesn’t she?
(彼女は琉球大学に行ってるんでしょう?)
You liked me, didn’t you? (私のこと好きだったんでしょう?)
She went to a college in Osaka,didn’t she?
(彼女は大阪の大学に行ったんでしょう?)

一般動詞の否定文の場合
You don’t work hard, did you?
(あなたは一生懸命働かないよね?)
You didn’ t work hard, do you?
(あなたは一生懸命働かなかったよね?)

助動詞の場合
You can speak English, can you?
(あなたは英語を話せるのでしょう?)
Yes, that’s a piece of cake. (楽勝だよ)
She couldn’t swim well, could she?
(彼女は泳ぎが上手くなかったでしょう?)

否定疑問文

「これはあなたの車です」 この文を疑問文にしましょう。
「これはあなたの車ですか?」 簡単ですね。では
「これはあなたの車ではない」 これも疑問文にしましょう。すると
「これはあなたの車ではないのですか?」 こうなります。
こういう「~ではないのですか?」式の文を否定疑問文と言います。作り方は
This isn’t your car. のisn’tを前に持ってきて
Isn’t this your car? とします。あるいはisだけ前に持ってきて
Is this not your car? でもいいです。

一般動詞なら
Don’t you like me? / Do you not like me?
Didn’t she go there?/ Did she not go there?

助動詞なら
Can’t you believe me? (私を信じられんのか?)
Will you not go there?(そこに行かないんですか?)

祈願文

「~でありますように」 という何かを祈る時の文でこれには2通りあります。

May S V!
May God bless you!(神があなたを祝福しますように)

S V!
God bless you! (同上)
動詞は原形です。

感嘆文

表記する時はびっくり[エクスクラメーション]マークをつける文です。
What を使う場合と Howを使う場合があります。

What + a(n) 名詞  S V! (なんて~なんだろう!)
What a clever boy he is! (彼はなんて利口な少年だろう!)
What a nice car you have! (あなたはなんていい車を持ってるんだろう!)
このようにVはbe動詞の場合と一般動詞の場合とがあります。

How + 形容詞[副詞] S V !  (なんて~なんだろう!)
How big he is! (彼はなんて大きいんだろう!)
How fast he runs! (彼は走るのがなんて速いんだろう!)

接続詞

①He and I went there. (彼と私はそこに行きました)
②Do you go to school by bus or on foot?
(学校へはバスそれとも歩いて行くのですか?)
③When I was a boy, I often went to the beach.
(私が初年の頃、しばしばビーチに行きました)

太字の部分が①では名詞と名詞を、②では句と区を、③では文と文を結びつけています。このようなものを接続詞と呼びます。以下にまとめてみました。

時を表す接続詞

when (~する時)
When I was young, Japan was poor.
(私が若い頃、日本は貧しかった)
as  (~する時)
As I went into the town, there were no people.
(街中に入ると、人がいなかった)
順序が逆でもOKです。→
There were no people as I went into the town.

as soon as … (…するとすぐに)
As soon as I walked, it started to rain.
(歩き始めるとすぐに雨が降り始めた)

while (~する間)
進行形と共に使われることが多いです。
While I was working in this town, there was a big earth-quake.
(この町で働いているときに大きな地震があった)

before(~する前は)
Before the war broke out, this nation was very peaceful.
(戦争が始まる前はこの国はとても平和だった)

after (~する後は)
After the war broke out, this nation was like a hell.
(戦争が始まるとこの国は地獄となった)

till (~まで)
You have to be here till I come back.
(私が帰るまであなたはここにいなくてはならない)
until は tillと同じ意味です

by the time (~までに)
You have to finish work by the time I come back.
(私が帰るまでにあなたは仕事を終えなくてはならない)
注 till (~まで) とby the time (~までに)では意味がまったく違うので注意

since(~以来ずっと)
I have worked as a teacher since I came to Hokkaido.
(北海道に来て以来、先生として働いている)

理由を表す接続詞

because (~なので)
I didn’t go to college because my family was poor.

since (~なので)
I didn’t go to college since my family was poor.

as (~なので)
I didn’t go to college as my family was poor.

条件を表す接続詞

if (もし~なら)
If you get a good score, I will give you a present.

unless (もし~でなければ)
Unless you finish work, you can’t go back home.
(仕事が終わらないのなら帰宅してはならない)

as long as (~する限り)
As long as you finish work, you can go back home.
(仕事さえ終われば帰宅できますよ)
as long as はif で言い換えられます

even if (例え~としても)
Even if you give him money, he won’t change his mind.
(彼にお金をやっても彼の気持ちは変らないだろう)

その他

and (そして)
or (あるいは,それとも、さもないと)
Which do you like, judo or karate?
Do it quickly, or we’ll be late. (急ぎなさい、さもないと遅れますよ)

but (しかし)
so (それで)
So, what are you doing now? (それで今何やっているの?)
I was poor last year. So I cut back on food expense.
(昨年はお金がありませんでした。それで食費を切り詰めました)
that
副詞の働き(~ということについて)
I’m happy that you came here today.
↑   ← ↓
(あなたが今日ここに来てくれて嬉しい)
I’m sure that he will succeed.
↑   ← ↓
(彼が成功すると確信しています)
(注) このthatは省略されるのが普通です
I’m happy you came here today.
I’m sure he will succeed.

名詞の働き(~ということ)
I know that she has a boy friend.
下線部全体が名詞の働きをしていて、他動詞knowの目的語になっています。
このthatもしばしば省略されます。
I know she has a boy friend.

where (~の場所に)
You can live where you want to.
(住みたい場所に住んでよろしい)

although (~だけども)
Although he is poor, he is happy.
though (~だけども) 同上

第2章 時制

現在形

be動詞
I am a tennis player. You are boxers.

一般動詞
I play tennis.  He plays tennis.

be動詞の過去形

wasとwere の2種類があります。どれを使うかは主語によって決っています。
I , he, she, It → was
You, We, → were
これ以外のものは、単数ならwas, 複数ならwereです。

肯定文
I was happy.(私は幸せだった)
She was here.(彼女はここにいた)
It was a hot day. (暑い一日だった)
You were cool. (あなたはかっこよかった)
We were at a loss.(我々は途方にくれた)

疑問文 be動詞を前に持ってきます
Was she here?(彼女はここにいましたか?)
Yes, she was. (ええ、いました)
No, she was not. (いえ、いませんでした)
was not の代わりに 短縮形wasn’tでもいいです→ No, she wasn’t.
Were they at a loss.(彼らは途方に暮れていましたか?)
Yes,they were.(ええ、途方に暮れていました)
No, they were not. (いえ、そうでもないです)
were not の代わりに 短縮形weren’tでもいいです→ No, they weren’t.

否定文
notをつけます。
I was not (= wasn’t ) happy.(私は幸せではなかった)
She was not(= wasn’t ) here.(彼女はここにいなかった)
You were not(= weren’t ) cool. (あなたはかっこよくなかった)

一般動詞の過去形

普通は動詞にdまたはedをつけます。これは主語が何であってもすべてこうなりますので、現在形より使いやすいと言えます。
play →played / like→liked / die→died

肯定文
I played volleyball yesterday.(昨日バレーボールをしました)
They lived here long time ago.(彼らはずっと前ここに住んでいました)

ただし、こうならないものもあります。例えばgoで、過去形はwentです。
I went there yesterday.(私は昨日そこに行きました)
他にも、sit→sat/ awake→awoke / feel→felt/ など100以上あります。
こういうのを不規則変化と言い、こういうものは丸暗記するしかありません。後ろのほうに表がありますので、覚えてください。

疑問文
Did S V?  Vは動詞の原形が入ります
①Did you like her? (あなたは彼女が好きだったのですか?)
②Did they enjoy the party? (彼らはパーティーを楽しみましたか?)

答え方
①に対する答え
Yes, I did. (ええ、好きでした)
No,I did not.(いいえ、好きではなかったです)
did notの代わりに 短縮形didn’tでもいいです→No,I didn’t.

②に対する答え
Yes, they did. (ええ、楽しんでいました)
No,they didn’t.(いいえ、楽しんでいませんでした)

否定文
did notを動詞原形の前に持ってきます。
We did not go there.(我々はそこに行かなかった)
She did not enjoy the party. (彼女はパーティーを楽しまなかった)
did notの代わりに 短縮形didn’tでもいいです→
She didn’t enjoy the party.

未来形

willを使う場合
動詞の前にwill をつけます。
I will watch a movie tomorrow. (明日映画を見る)
She will come to Japan next year.(彼女は来年日本に来る)
We will travel to Amami-ohshima next month.
(我々は来年奄美大島に行きます)

疑問文
will を前に持ってきます。
①Will she come to Japan next year?(彼女は来年日本に来ますか?)
②Will we travel to Amami-ohshima next month?
(我々は来年奄美大島に行きますか?)

答え方
①に対する答え
Yes,she will. (ええ、来ます)
No,she will not.(いえ、来ません)
will not の代わりに 短縮形 won’t でもいいです。
No,she won’t.
②に対する答え
Yes,we will. (ええ、行きます)
No,we will not./ No,we won’t. (いえ、行きません)

否定文
will notを動詞原形の前に持ってきます。
I will not go to college.(大学には行きません)
We won’t go to picnic.(ピクニックには行きません)

be going to

この文字からは「未来に向かっている」感じがしますが、実際にこの形で未来を表します。(~するだろう、~する予定だ)
I’ m going to swim tomorrow.
They are going to buy the new machine.
このようにbe動詞は主語で変ってきます。

疑問文
be動詞 を前に持ってきます。
Is he going to go to the party?(彼はパーティーに行くのだろうか?)
Yes, he is.(ええ行くでしょう)
No,he isn’t.(いや、行かないでしょう)

Are you going to travel tomorrow?(明日旅行に行くの?)
Yes, I am.    (ええ、行きます)
No, I’m not. (いえ、行きません)

否定文
notを使います。
I’ m not going to swim tomorrow.
They aren’t going to buy the new machine.

時制の一致

私は彼がうそつきであると知っていた。
日本語ではこのように、時制が別々になりますが、英語では基本的に統一します。
I knew he was a liar.
両方とも過去形になっていますね。これを時制の一致と言います。
He said he liked me. (彼は私が好きだと言った。)
likedが過去形なので、これにつられて(彼は私が好きだったと言った。)
などと訳さないように注意してください。
このように、  S V that S V.
の文で左のVが過去なら、右のVも過去形になります。
ただし、これには例外があり、以下の場合がそうです。

①普遍的な真理
We learned that earth is round.
地球が丸いというのはいつの時代でもそうなわけで、こういうのは過去形にしません。もしすると、聞き手には「地球は丸かった」と聞こえます。日本語でもそうは言わないでしょう?

②歴史上の事実
We learned at school that the Pacific War ended in 1945.
習ったのが例えば2000年とすれば、戦争終結はそれよりもずっと前なので普通なら過去完了ですが、歴史上の事実は過去形のままです。歴史を尊重しているのでしょう。多分。

③現在も続く習慣、事実など
He said he takes a walk every morning.
太字を現在形にすることで、今も散歩をしているというニュアンスが伝わります。これが過去形では今はそうではないという風に聞こえるのです。

I didn’t know they are couples.
これがもしwereを使っていれば、今はもう別れているように聞こえてしまいます。

④まだこれからの場合
Yesterday I heard that the prime minister will come to Okinawa tomorrow.
聞いたのは昨日ですが、来るのは明日でこれは未来ですね。まだそうなっていません。こういう時はwouldではなく、willとします。

⑤条件文で
If ~ (もし~なら…) こういう文を条件文と言います。条件文では未来のことであっても未来形は使いません。
If it rains tomorrow, I will quit camping.
(もし明日雨なら、キャンプをやめよう)
明日とあるので、間違いなく未来ですが、このように現在形の動詞を使います。

注意 現在形でなく過去形の動詞を使うことがあります。
I decided to give up camping, if it rained the next day.
翌日雨なら、キャンプはやめとこうと決定した。
これも条件文です。「雨なら」というのは条件ですね。過去のある時間における条件、すなわち過去形の条件文で、こういう時は過去形を使います。

⑥when S V で
when S V が副詞の働きをする時は、未来のことであってもVに未来形は使いません。現在形を使います。

When we finish this task, the boss will give us bonus. So let’s hustle.
(この仕事を終わったら、上司が我々にボ-ナスをくれる。だからがんばろう)
When she comes back home, we will eat dinner.
(彼が帰宅したら夕食にしよう)

次は名詞の働きなので、未来形使えます。
I don’t know when he will come back.

⑦確定した近未来での時は現在形も可
This year bon-yasumi falls on August 10 through 15.
(今年の盆休みは10月10日から15日までだ)
The TV program starts at seven o’clock tonight.
(そのテレビ番組は7時に始まる)

If ~文の時制

まず、ifの意味から説明します。Ifには「もし~なら…」という意味と、「~かどうか」という意味の二通りあります。以下のように。

I don’t know if he will quit. (彼がやめるかどうか知りません)
If he quits, I will quit, too. (もし彼がやめたら、私もやめます)

さて、問題は時制です。上の文では未来形なのに対して、下の文では現在形になっています。このようにifの時制には

①「もし~」の条件文なら、未来形は使えない
②「~かどうか」の意味なら未来形を使える

という決まりがあります。ここで注意して欲しいのは「使える」ということです。すなわち、「使え」ではないのです。
上の方の英文は②に相当しますね。使える。そして、時制は未来なのですから、これは使わなくてはなりません。
下の方の英文は①「もし~」の意味ですね。時間的には未来ですが、未来形は使えません。未来形の代わりに現在形を使います。
以下はどうでしょうか?

If it rains the next day, I was going to go to a pachinko parlor.
このifは「もし~」ですね。未来形は使えないのでじゃあ現在形を…、間違いです!
確かに未来形を使えないのですが、これは昔の話です。こういう時は過去形を使うのが当然です。従って、
If it rained the next day, I was going to go to a pachinko parlor.
翌日雨なら、パチンコに行くつもりだった。
これが正解。次はどうでしょうか。
I didn’t know if he will quit.

この場合は「~どうか」です。未来形使えます。じゃ、早速未来形を…。ところがぎっちょんちょん。間違い!
確かに「未来形使えます、未来なら」。でもこれは過去の話ですよね。過去の話なのに未来形使うなんて、言語道断です。willの過去形を使います。
I didn’t know if he would quit.

第3章 進行形・完了形・受動文

現在進行形

is/are/am +~ing (今~している)
I am studying.
He is working.
They are laughing.
このように主語に応じて使われるbe動詞は変化します。

疑問文
be動詞 を前に持ってきます。
①Is he studying?(彼は今勉強しているところですか?)
Yes, he is.(ええ、そうです)
No,he isn’t.(いや、違います)

②Are you working now?(今、お仕事中?)
Yes, I am. (仕事中です)
No, I’m not.(仕事中ではありません)

否定文
notを使います。
I’ m not studying.    (勉強中ではありません)
They aren’t laughing.  (彼らは笑っていません)

進行形に出来ない動詞

進行形に出来ない動詞があります。
×I am liking him. とは出来ません。
進行形に出来る動詞は「やったり、やらなかったりできる動詞」に限られます。
例えば「勉強する」なら1時間勉強して30分休憩してまた1時間…という風にできますね。でも、「好き」というのはそうはいかないでしょう。1時間好きで、そのあと1時間は嫌いで、また次の1時間は好き、などということは。好きならずっと好きなはずです。「好き」は品詞の上ではもちろん動詞ですが、「動き」はありませんね。歩く、などとは違って。こういう動詞を特に状態動詞と呼んでいます。そしてこの状態動詞は進行形にできないのです。know, agree,understand, recognize,containなどは状態動詞です。

過去進行形

was/were+~ing (その時~していた)
I was studying then.(あの時、勉強中だったんだ)
He was working. (彼仕事中でしたよ)
They were laughing. (彼ら笑っていました)
このように主語に応じて使われるbe動詞は変化します。

疑問文
be動詞 を前に持ってきます。
①Was he studying?(彼はその時勉強中でしたか?)
Yes, he was.(ええ、そうです)
No,he wasn’t.(いや、違います)

②Were you working then?(その時、お仕事中でしたか?)
Yes, I was. (仕事中でした)  No, I wasn’t.(いいえ)
否定文
notを使います。
I was not studying.    (勉強中ではありませんでした)
They weren’t laughing.  (彼らは笑っていませんでした)

未来進行形

will be ~ing (その時~しているだろう)
I will be making a speech this time tomorrow.
(明日のこの時間はスピーチをしているだろう)
They will be staying in Australia next month.
(彼らは来月はオーストラリアに住んでいるだろう)
このように未来進行形は予定を表します。

疑問文
willを前に持ってきます。
①Will you be making a speech this time tomorrow?
Yes, I will.(ええ、そうです)
No,I will not[won’t].

②will they be staying in Australia next month?
Yes, they will.
No, they will not[won’t].

否定文
notを使います。
I will not [won’t ] be making a speech this time tomorrow.
They will not[won’t ]be staying in Australia next month.

現在完了形

公式は have[has] + 過去分詞 です。以下の意味を表します。

A 完了  たった今~したところだ
He has finished the work. (今、仕事が終わったところだ)
He finished the work.    (仕事が終わった)
上の文は現在完了形で、下の文は過去形です。日本語では「た」で同じですが、英語ではこのように形が違ってきます。つまり、「今~した」のなら現在完了形を使うわけです。そしてこの「今」というのは話し手の主観によります。例えば、同じ1時間前でも話し手の気分によって現在完了形にしてもいいし、過去形を使ってもいいということです。

B 継続(ずっと)
過去のある時点から現在まで続いている場合も現在完了形を使います。
例えば
I have studied science for two decades.
20年間科学を勉強してきた。
20年も学習を(ずっと)継続しているわけです。偉いです。
上の分の場合、ingをつけてもいいです(同じ意味です)。
I have been studying science since I was a child.
(子供のときからずっと科学を勉強しています)

C 経験(~したことがある)
I have played baseball. (私は野球をやったことがあります)
I played baseball. (私は野球をやりました)

上の文は経験を強調しています。
「~へ行ったことがある」は have been to を使います。
I have been to Hokkaido.(行ったことがある)
I went to Hokkaido.    (行った)

注意
have gone to なら通常、「~へ行ってしまって、もういない」の意味です。
have been toには ~へ行ってきたところだ  の意味もあります。
I’ve been to my father’s house.
(父親の家へ行って今帰ってきたとこだ)

疑問文
have[has] を前に持ってきます。
①Has he finished the work? (彼仕事終わったかな?)
Yes, he has./ No, he hasn’t.
②Have you lived here since childhood?
(子供の時以来、ずっとここに住んでるのですか?)
Yes,I have./ No, I haven’t.
③Have you been to Okinawa?(沖縄に行ったことありますか?)
Yes,I have./ No, I haven’t.

否定文
not をつけます。
I haven’t finished work (yet). (まだ仕事終わってない)

beenを使う現在完了形

公式 have + been (現在までずっと~だ)
He is sick. (今病気だ) これは現在形ですね。これを「この1週間ずっと病気である」と言いたい場合は
He has been sick for a week.
(1週間病気である→1週間前から病気である)   とします。

疑問文
have を前に持ってきます。
Have you been here for two hours?(ここに2週間いるんですか?)

否定文
notを使います。
I haven’t been in this company since its startup.
(私は創立からずっとこの会社にいるわけではない→途中からの参加)

現在完了進行形

例えば、今走っている、なら現在進行形を使いますね。これが例えば「2時間走っている」なら現在完了進行形を使って
I have been running for two hours. とします。
have [has] been ~ing (現在までずっと~している)
He has been walking since morning.
(彼は朝からずっと歩き続けている)

疑問文
have[has] を前に持ってきます。
Has he been walking since morning?
(彼は朝からずっと歩き続けているんですか?)
Yes, he has. / No,he hasn’t.

否定文
notを使います。
He hasn’t been walking since morning.
(彼は朝からずっと歩き続けているわけではない)

過去完了形

これまで現在完了を見てきました。現在を基準にしてA完了B継続C継続の3つの意味がありましたね。この基準が過去になったものを過去完了といい、同じような意味を持ちます。
When he called me, I had just finished my homework.(完了)
彼が電話をかけて来たとき、私はちょうど宿題を終えたところだった。
過去のある時間に、ある行為が完了したということです。

When he visited me, I had been sick in bed for two days.(継続)
(彼が尋ねてきた時、私は2日間寝込んだ状態であった)
過去のある時間まで、ある状態が継続していたということです。
例えば、尋ねてきたのが火曜日なら、日曜日からずっと寝込んでいたということです。

When I went to Hokkaido, I had never skied before. (経験)
(私が北海道に行った時点ではスキーの経験はまったくなかった)

疑問文、否定文の作り方は現在完了と同じ要領です。
Had you been sick, when I called you?
I hadn’t been fine for a week, when you came to see me.
実は過去完了はスピーキングではまず使いません。私自身使ったこともなければ、聞いたこともないのです。聞いて意味がわかるために、一応やりましたが、そう気にしないで下さい。現在完了さえ、わかっていれば過去完了はそれがずれただけのことですから、すぐわかります。

受動文

公式  be動詞+過去分詞 「~される」

This book is read by many people.
(この本は多くの人に読まれている)
He is loved by many people.
(彼は多くの人に愛されている)
by は「~によって」と訳します。これはつけてもつけなくても自由ですが、以下の場合はつけないのが普通です。

わかりきっている場合
行為者がわかりきっている場合はby ~は普通省略します。
English is spoken in Australia.
「オーストラリア人によって」はあまりにも分かりきっているのでカットするのです。

受動文の疑問・否定文

be動詞の場合と同じです。
Is English spoken in many parts of the world?
(英語は世界の多くの国で話されていますか?)
Are you loved by everyone? (あなたは皆から好かれていますか?)
Yes, I am. / No, I’m not.

To my regret my books are not read by many people.
(残念ながら私の本は多くの人に読まれていない)
Abacuses are not used often these days.
(この頃はそろばんはあまり使われていない)

過去の受動文

be動詞を過去形にします。 This book was read by many people.

(この本は多くの人に読まれた)
Was he loved by many people?
(彼は多くの人に愛されましたか?)
They weren’t trusted.
(彼らは信頼されなかった)

by以外の前置詞
イディオムで受身が使われることも多いのですが、この場合by以外の前置詞が使われる場合がほとんどです。
I am absorbed in karate. (~に熱中して)
The singer is known to all Japanese . (~に知られている)
She is known as a good pianist. (~として知られている)
他にも色々あります。

第4章 不定詞・動名詞・分詞

普通の不定詞

公式 to + 動詞原形  次の用法があります。

名詞用法  「~すること」と訳します。
To play sanshin is fun. (三線を弾くのは楽しい)
次のように言うこともできます。
It is fun to play sanshin.
It is ~ to…. …することは~だ

次のような言い方もあります。
It is ~ for A to…. Aが…することは~だ
It is easy for me to solve this question.
(私がこの問題を解くことは簡単だ)

ofを使う場合があります。
It was kind of him to help the dying dogs.
これをもし、「…することは」と訳すと「彼が犬を助けたことは親切だった」で、
「助けたこと」が親切、になりますが、親切というのは普通人間について言うのでこれはおかしく聞こえます。
of を使うことで、kindがhimと意味的につながるのでしっくりきます。訳は柔軟に、「彼はその死にかけた犬を助けた。親切な人だ。」などでいいでしょう。

形容詞用法
I want something to eat. のように名詞を修飾します。
(食べる何か→何か食べ物)
修飾される名詞との関係で以下の4つに分類できます。

A 修飾される名詞が不定詞の目的語である場合
something to eat
O V  の関係です

B 修飾される名詞が主語である場合
I need someone to help me.
S V  の関係です

C修飾される名詞が前置詞と意味的にくっつく場合
I need a pen to write with.
O 前置詞

この場合、「ペン を使って」と言う風に、名詞(pen)と前置詞が意味的に(場所は離れてるが)つながっています。こういう場合、penは前置詞withの目的語になっていると言います。

D 修飾される名詞と不定詞句が同格になっている場合
I concealed my intention to quit the company.
会社を辞める という(=) 私の意図を私は隠した。
やめるそぶりは見せなかったということです。

E 上記いずれにも当てはまらない場合
It’s time to go.(行く時間だよ)
などは上記のような関係は見られません。しかし、名詞を修飾している点では同じです。

疑問詞+不定詞
I don’t know what to do. (何をすべきか)
I don’t know when to go. (いつ行くべきか)
I don’t know whom to rely on. (誰を信頼すべきか)
I don’t know whom to go with. (誰と一緒に行くべきか)
Where to live is undecided. (どこに住むべきかは未定である)
Tell me how to do it.    (どうやってそれをやるべきか)
注why to はありません。

副詞用法

目的(~するために)
I work hard to buy a house.  so as to とも言います。
I work hard not to fail again.
(~しないために) so as not to とも言います。

原因・理由
I was so glad to see him.(彼に会えて嬉しかった)

判断の根拠(~とは)
He must be rich to buy BMW. (BMW買うとは金持ちに違いない)

結果
He lived to be 100. (100歳まで生きた)
長生きした結果が100歳なのです。100歳になるために生きた、ではなく。
He tried hard, only to fail.  結局は~
(彼は賢明にやってみたが、結局は失敗した)

その他
This book is easy to read.(この本は読みやすい)
This book is difficult to understand.(この本は理解が困難だ)
He is hard to please. (喜ばせるのが難しい→気難しい)
pleaseには「喜ばせる」という意味があるんですねー。
こういう感じでいろいろあります。

wantと不定詞

want to … …したい。
I want to quit.(やめたい)

want to be + 過去分詞
…されたい。
I want to be nominated. (ノミネートされたい)

want ~ to …(~に…してもらいたい)
I want you to read this book. 丁寧に言うには
(君にこの本を読んでもらいたい)
I would like you to read this book.
(あなたにこの本を読んで頂きたいのですが)

want ~ (to be) 過去分詞(~を…してほしい)
I want my car repaired. (車(誰かに)直して欲しい)
過去分詞なのは「…される」からです。丁寧に言いたければ
I would like my car repaired. とします。
(車(誰かに)直して頂きたいのですが)

受身不定詞

公式 to be 過去分詞 (~されること)
To be loved is a blessing. (愛されるのはありがたい事だ)
It is impossible to be loved by all people.
(すべての人から愛されるのは不可能だ)
I have some work to be done today.
(今日やるべき仕事がある)

注 最後の文はI have some work to do today. としても意味は同じです。このほうが言いやすいでしょうから、これを使うことをお勧めします。スピーキングでは言いにくい言い方をわざわざやる必要はありません。

完了不定詞

公式 to have + 過去分詞
I’m very sorry to have kept you waiting for one hour.
この場合「すみません」の箇所が「今」なのに対して、「待たせた」は1時間前から今まで、と時間差がありますね。こう言うときに使うのが完了不定詞です。
「彼は若いころはハンサムだったらしい」 これを英語に直しましょう。
「~らしい」は seem to です。例えば、
He seems to be sick.(彼は病気らしい)

この文は「~」と「らしい」がいずれも現在のことなので、現在形でいいですが、「ハンサムだったらしい」の場合、「らしい」は現在なのですが、「ハンサムだった」は過去のことなので、時間差がありますね。こういう時は完了不定詞を使いますので
He seems to have been handsome when young.
(彼は若いころはハンサムだったらしい)
になります。もういっこ行きましょう。
「彼がその車を盗んだらしかった」
「らしかった」は過去ですので seemed to を使います。
「盗んだ」 は それよりも前ですよね。時間差があるので完了不定詞。従って
He seemed to have stolen the car.
こうなります。

その他の構文
too ~ to…(~すぎて…できない)
This car is too old to travel to such a distant place.
(古すぎてそんなに遠くまで行けないよ)

~enough to …(…するのに十分~)
You are big enough to be a sumo wrestler.
(相撲取りになれるくらい大きい)

the last to…(絶対に…でない)
He is the last person to deceive others.
(彼は絶対に人をだますような人ではない)
If S to ~, (もし~するつもりなら)
If you are to succeed, you had better work harder.
(もし成功するつもりなら、もっと懸命にやらなくてはだめだ。)

省略

不定詞はto プラス 動詞原形ですが、動詞原形を省略することがあります。例えば
You may quit the job, if you want to.
(仕事をやめたければやめてもいいよ)
to のあとにはquit the jobが省略されています。もし、しなければ
You may quit the job, if you want to quit the job.
となるわけですが、発音してみるとわかるように非常にくどく聞こえます。
ですから、あっさりとwant toだけで済ませるのです。

普通の動名詞

~ing (~すること)
Walking is fun.(歩くことは楽しい)
I like walking. (歩くことが好きだ)
品詞のところで説明したように、動名詞は名詞の仲間なので主語や目的語などになることができます。

受身動名詞

being + 過去分詞 (~されること)
Being disliked is not comfortable.(嫌われるのは気分がいいものではない)

完了動名詞

having + 過去分詞 (~したこと)
これ、スピーキングではまず使いません。

動名詞の主語

名詞 + ~ing  (sが~すること)
I don’t like someone smoking near me.
(私は誰かが私の周りで喫煙することを好まない)

She insisted on my doing the job.
(彼女は私がその仕事をやることを主張した)
もしmyがなく、
She insisted on doing the job.
なら、仕事をやるのは彼女ということになり、意味が違ってきます。

否定の動名詞

not~ing (~しないこと)
He is ashamed of not having a car.
(彼は車を持ってないことを恥ずかしいと思っている)
not having ~ (~ しなかったこと)
I regret not studying hard when young.
(若い頃に一生懸命勉強しなかったことを後悔している)

不定詞か動名詞で意味が異なる場合

主語ならば、不定詞でも動名詞でも意味は同じです。
To ski is fun.
Skiing is fun.
二つとも「スキーするのは楽しいなあー」です。
ところが目的語の場合は不定詞か動名詞かで意味が異なる場合があります。
以下にまとめてみました。

remember ~ing (~したのを覚えている)
I remember seeing him. (彼に会ったのを覚えている)
remember to~ (忘れずに~する)
Remember to lock the door. (忘れずにドアに鍵をしなさい)
try ~ing (試しに~してみる)
I tried driving the car.(試しに運転してみた)
try to~ (~しようとする)
I tried to drive the car.

注意 上の文は実際に運転したのに対して、下の文は「しようとした」ですから、実際にできたかどうかは不明です。

like ~ing (~するのが好きだ)
I like skiing. (スキーが好きだ)
like to~ (~したい)
I like to ski. (スキーしたい)

be sure of ~ing (~を確信している)
She is sure of winning. (彼女は勝利を確信している)
be sure to~ (きっと~する)
She is sure to win. (彼女はきっと勝利する)

stop ~ing (~するのをやめる)
I stopped smoking. (タバコをやめた)
stop to~ (~するために立ち止まる)
I stopped to smoke. (タバコ吸うために立ち止まった)

動名詞だけをOにする動詞

他動詞の中には動名詞だけを目的語にするものがあります。例えば
finishで
I finished to paint. とは言いません。
I finished painting. です。
以下が動名詞だけを目的語にする動詞の例です。
admit(認める)/avoid(避ける)/deny(否定する)/enjoy(楽しむ)/
finish(終える)/give up(諦める)imagine(想像する)/mind(気にする)/

不定詞だけをOにする動詞

他動詞の中には不定詞だけを目的語にするものがあります。例えば
decideで
I decided going there. とは言いません。
I decided to go there. です。
以下が不定詞だけを目的語にする動詞の例です。
agree(同意する)/decide(決める)/expect(期待する)/offer(申し出る) wish(願望する)/ refuse(断る)/mean(~するつもりだ)/learn(~するようになる)/promise(約束する)

このように目的語が動名詞か不定詞かは暗記する必要はありません。英文に多く触れることで自然に覚えます。「あれ?こうは言わないよね」みたいに。

慣用表現

need ~ing (~する必要がある)
This car needs repairing.(この車は修理する必要がある)
あれ?車は「修理される」と受身なので、being repairedにする必要があるのでは?と思うかもしれません。確かに、受身の関係なので本来はそうするはずですが、なぜかそうなりません。
受身であっても、need ~ing とします。なぜそうなのか、理由はありません。慣用表現として覚えてください。

注意
不定詞なら受身不定詞です。
○This car needs to be repaired.
×This car needs to repaire.
同じ意味なのに、動名詞は普通(能動)の動名詞で、不定詞の場合は受身不定詞と、違いがありますが、?と悩んでも答えは出てきません。「それが文法」ということで覚えてください。

remember ~ing (~したことを覚えている)
I remember seeing this person. (この人物に会ったことを覚えている)
覚えているのは現在ですが、会ったのは過去です。時間差がありますね。そうすると、完了動名詞を使うのでは?と思うかもしれません。確かにそうなのですが、これも慣用表現で決して
I remember having seen this person.
とは言いません。
時間差があっても
remember having 過去分詞 とは言わないのです。
remember ~ing  なのです。

feel like ~ing (~したい気分だ)
I feel like dancing.

It is no use ~ing (~しても無駄だ)
It is no use trying to hide truth. (真実を隠そうとしても無駄だ)

look forward to ~ing (~するのを楽しみにする)
I look forward to seeing you. (会うのを楽しみにしています)

be accustomed to ~ing (~するのに慣れている)
I’m accustomed to using computers.(コンピューターはお手の物)

worth ~ing (~する価値がある)
This seminar is worth attending. (このセミナーは参加する価値がある)

on ~ing (~するとすぐに)
On arriving at Tokyo, I called him. (東京に着いてすぐ彼に電話した)

in ~ing (~している時に)
We make many mistakes in speaking English. But don’t mind.
(我々は英語を話す時によく間違うが気にするな)

cannot[can’t] help ~ing (~せざるを得ない)
I cannot help doubting his personality.
(彼の人格を疑わざるをえない)

How about ~ing? (~してはどうですか?)
How about asking him for help?
(彼に助けを求めてはどうですか?)

現在分詞①

現在分詞は進行形を作るほかに、形容詞の働きをすることがあります。これには二種類あります。

①進行の意味を持つ場合
~している…
a running bird (走っている鳥)
a smiling baby (微笑む赤ちゃん)
単独ならこのように前に置きます。

a bird running in the ball park (野球場を走っている鳥)
a baby smiling at her mother (母親に微笑む赤ちゃん)
現在分詞以外の語句があればこのように後ろに置きます。

②進行の意味を持たない場合
~するような
His face is frightening. (彼の顔は恐ろしい)
The news was really worrying. (そのニュースは実に心配だった)
frightenは他動詞で「~を恐れさせる」の意味です。これにingがついて、「相手を怖がらせるような」という形容詞になっているわけです。
worryは「心配させる」という他動詞です。これも同様にingがついて、「心配させるような」という形容詞になっています。

現在分詞②

現在分詞は進行形を作るほかに、副詞の働きをすることがあります。
(~しながら)
Batman came flying in the air. (バットマンは空を飛んでやってきた)
He walked drinking alcohol. (彼はアルコールを飲みながら歩いた)
He was sitting at table, watching TV.
(彼はテレビを見ながらテーブルに座っていた)

注 分詞構文でも現在分詞が副詞として使われていますが、分詞構文はスピーキングではまず使いません。分詞構文の項にあるように、いくつかのイディオムを覚えれば十分です。

過去分詞①

過去分詞も形容詞として働く場合があります。これには二種類あります。

①受身の意味を持つ場合
a broken door (壊された[壊れた]ドア)
a door broken by the bear (熊に壊されたドア)
現在分詞同様、単独なら前置、他にもあれば後置します。

②受身の意味を持たない場合
He’s depressed.
I’m excited.
depressは「落ちこまさせる」という意味でこれが過去分詞で受身になることで「落ちこまさせられた→落ち込んだ」という意味になります。形的には受身に見えますが実質的には、もはや受身の意味はないと考えていいでしょう。

過去分詞②

過去分詞は進行形を作るほかに、副詞の働きをすることがあります。
(~されながら)
Guarded by many bodyguards, the president appeared in front of the people.
(多くの護衛に守られて大統領は人々の前に現れた)
後ろに持ってきてもいいです。
The president appeared in front of the people,guarded by many bodyguards.

現在分詞か過去分詞かで迷う場合

I was exciting to see the game.(その試合を見て興奮した)
The game was interested. (その試合は面白かった)
これ二つとも間違いです。
exciteは「わくわくさせる」という意味です。主語はこの試合を見ている人で、この人は「わくわくさせられる」側です。受身なのです。したがってこれは
I was excited to see the game.
とすべきなのです。
interestは「相手に興味を起こさせる」です。このゲームは見ている人の興味を引くようなもの(つまり能動)だったわけですから、現在分詞にします。
The game was interesting.
が正しい。このように、どっちかで迷ったら能動なのか受身なのか考えてください。

分詞構文

Admitting what you say, I still support him. (君の言うこと認めるが、それでも彼を支持する)
分詞構文はこのように、現在分詞を使うことが多いです。現在分詞を使って上のように「~だけども」とか「~する時に」「~すれば」など色々ありますが、スピーキングで使われる分子構文は決まり文句だけです。ですから、これさえ覚えておけば、十分です。基本的に、分詞構文は書き言葉なので決まり文句以外では使わないのが原則です。以下に分詞構文の決まり文句の例をいくつか列挙します。
Admitting ~、 ~は認めるが
Weather permitting, 天気が許せば
Generally speaking, 一般論で言えば
Frankly speaking, 率直に言えば
Speaking of~, ~について言えば

第5章 助動詞

助動詞は動詞原形の前において、動詞の意味にプラスアルファの意味を加えます。
I can skate. (私はスケートができる)
このようにcanは「~できる」という意味です。
We can skate.(我々はスケートができる)
He can play shamisen.(彼は三味線が弾ける)
助動詞はこのように、主語が何であっても、変化しません。その点、be動詞や一般動詞と比べて楽ですね。

助動詞の意味はそれぞれですが、疑問文、否定文の造り方は同じです。canを使って説明してみましょう。

疑問文
助動詞を前に持ってきます。
①Can you skate? (あなたはスケートできますか?)
Yes, I can. (ええ、できます)
No, I can’t. (いえ、できません)

②Can he ski? (彼はスキーできますか?)
Yes, he can. (ええ、できます)
No, he can’t. (いえ、できません)

否定文
not をつけます
I cannot skate. (私はスケートができません)
cannotの短縮形がcan’t 上の文は
I can’t skate.    でもいいです
canには他にも意味がありますが、その一つが
「~かもしれない」です
It can be true.(本当かもしれないね)
He can be a liar.(彼は嘘つきかもしれない)

その他の意味は上級編で学習するといいでしょう。初めからあまりあれこれやると消化不良になってよくありませんから。

注意
Can you ~?と聞かれてこれを失礼に感じる人もいます。例えば
Can you swim? (あなた泳げますか?)などで、相手によっては「太っているからといって、バカにしとるな。太ってるほうが浮力で有利なんだ。」と思うかもしれません。
こういう場合、Do you swim?  としたほうが無難です。相手はYes. と言ったり、泳げなければ I want to. But I am a hammer.
というかもしれませんが問題は生じません。泳ぎに限らず、 Can you ~?は失礼に聞こえることがあるので、使用する際は注意が必要です。一切使わないのが無難ではありますが。

その他の助動詞です。

may(~してもよい)
You may dance here.(ここで踊ってもいいですよ。)
May I dance here? (ここで踊ってもいいですか?)
Yes, you may. (ええ、いいですよ)
No, you may not.(いえ、だめです)
You may not dance here.(ここで踊ってはいけません)

must(~しなくてはいけない)
You must go.(あなたは行かなくてはいけない)
Must I go? (行かないとだめですか?)
Yes, you must.(ええ、行かないといけません)
No, you don’t have to.
(いえ、行かなくてもいいです)

注意
must not は 「絶対に~してはいけない」の意味です。
You must not go. 「絶対にいくんじゃないぞ!」
「~しなくていい」は don’t have toです。
主語がhe/sheなら
Must he go?
No, he doesn’t have to.  になります。ただし、don’t have to が発音しにくいと思えば、No. だけでもいいでしょう。

will
①未来   これについては時制でやっているので省略
②意志/予定 (~するつもり[予定]である)
I will work hard this year.(今年は懸命に仕事するつもりだ)

③依頼 Will you~?(~してもらえますか?)
Will you come here?(来てもらえますか?)
承諾する場合の答え方
Yes. OK. No, problem.(問題ないですよ) など
承諾しない場合の答え方
No. I’m sorry. I’m busy.(いえ、すみませんが,忙しくて)などなど

shall
Shall I [we] ~ (~しましょうか?)
Shall I go and help him? (彼を助けに行きましょうか?)
Yes, please.(ええ、お願いします)
No, you don’t have to.(いや、その必要はないでしょう)

Shall we dance?(踊りましょうか?)
Yes,let’s. (そうしましょう)
No,let’s not. (やめましょう)

able to  (~できる)
I was able to finish my work soon.
(仕事をすぐに終えることができた)
I will be able to speak English next year, I think.
(来年英語を話せるようになると思います)
(将来)~できるようになる、はこの形を使います。

have to (~すべきだ)
Do I have to go? (行くべきですか?)
Yes, you do.
No,you don’t.
発音が [hav tu:]ではなく [haft] になることに注意。

should (~すべきだ)
You should work. (働かなくてはいけない)

注意
相手に You shoud~. とやると、相手には命令口調に聞こえます。
ていねいに言いたいのであればmightを使って
You might see a doctor.
(医者に診てもらったほうがいいかもしれませんね)
You might want to see a doctor.
のように言えばいいでしょう。こういう表現は大事なので覚えてください。

助動詞の過去形

can→could
He could run fast.(彼は足が速かった)

疑問文
Could he run fast?
Yes,he could.
No, he couldn’t.

否定文
He couldn’t run fast.

may →might
He said that I might quit the job.
(彼は私に仕事をやめてもいいよと言いました)
I thought I might eat the cake.(そのケーキを食べてもいいと思いました)

must→must
形同じです。
I thought he must work harder.
(私は、彼はもっと懸命に働かなくてはいけない、と思いました)

will →would
①過去からみた未来
I think he will come. (私は彼は来ると思う)
この文を過去形にしましょう。thinkがthoughtになります。
そして、will→wouldになります。
I thought he would come.
①      ②
②はまる①から見ると「未来」になります。このように、過去から見て未来になる時はwouldを使います。

②依頼
Will you ~? よりもさらに丁寧です。このwouldは仮定法で、だから丁寧に聞こえるのです。

③過去の習慣
The old man would sit here for long and watch children playing.
(その老人はここに長い間座って子供達の遊びを眺めていたものだった)

would like to (~したい)
want to よりも丁寧な表現です。
I would like to have a cup of tea. (お茶を頂きたいのですが)

have to → had to
He had to give up the plan.(その計画を諦めなくてはならなかった)

should → should
I said he should study hard. (彼は懸命に勉強すべきだと私は言った)

第6章 仮定法基礎

仮定法過去

If I were a fisherman, I could eat fish every day.
(もし私が海んちゅ[漁師]だったら、毎日魚が食べれるのに。)

If ~ で動詞[be 動詞]の過去形が使われている場合、これを仮定法過去の文と呼びます。この文を使うのは、「実際にはそうではないのに、~だったらなあ」というような場合です。上の文で言うと話し手は海んちゅではありません。
でも、きっと魚が好きで毎日でも食べたくて、こう言ったのでしょう。
もし、鳥になって空を飛びたいのなら、
If I were a bird, I could fly in the open air.
(もし私が鳥だったら、大空を飛びまわれるのだが) のように言います。
もちろん、一般動詞も使えます。
If I had a car, I could enjoy driving with her.
(車を持っていれば彼女とドライブできるのに)
If she lived with her parents, she would have no difficulty in child care.
(もし彼女が両親と一緒に住んでいれば、子育てに苦労しないだろうに)
ここでまとめましょう。

仮定法過去の文の公式

If S (be)動詞過去形, S (would, could, might, ) ~
If I were an American, I could speak English.
(もし私がアメリカ人なら英語を話せるのだがなあ)
If she was an alien, I would still love her.
(もし彼女が宇宙人だとしても、彼女を愛するだろう)
If you lived near me, I would teach you English every day.
(もし君が私の近くに住んでいれば、君に毎日英語を教えるのに)
If I lived in Okinawa, I might go fishing every day.
(もし沖縄に住んでいたら、毎日釣り三昧かもしれない)

仮定法過去完了

If I had had more money, the date would have been more fun.
(もっとお金があれば、デートはもっと面白かったのになあ)

If ~ で過去完了が使われている場合、これを仮定法過去完了の文と呼びます。この文を使うのは、「実際にはそうではないのに、あの時~だったらなあ」というような場合です。上の文で言うとデートした時、あまりお金を持っていなかったのです。それを思い出して「あの時もっとお金持っていればもっと楽しめたのに」と言っているわけです。仮定法過去と似ていますが、「あの時」というのが違います。

If I had lived near you, I might have asked for advice.
(あの時、もし私が君の近くに住んでいれば、アドバイスを求めたかも知れなかった)
If it had been fine, we might have gone to picnic.
(あの時、天気がよければ、ピクニックに行ったかもしれなかった)
If you had studied English, you could have done business worldwide.
(君が英語を勉強していれば、世界を股にかけた仕事ができただろうに)

仮定法過去完了の文の公式

If S 過去完了,  S (would, could, might, ) + have 過去分詞
If I had had a car, I could have enjoyed driving with her.
(あの時車持っていれば、彼女とドライブにいけたのになあ)
If I hadn’t done the business, I wouldn’t have gone bank-rupt.
(あの商売やってなければ、破産することもなかったのに)

未来に使う仮定法

公式 If S should ~, S would[will] ….
もし万一~ならば
If it should rain tomorrow, I would[will] give you money.
なりそうにない未来のことについてこういう言い方をすることがあります。
もちろん、話し手の気分次第で別に使わなくてもいいです。
命令文が続くこともあります。
If someone should come to the office, say that I won’t come back today.
(もし万一誰か事務所に来たら、私は今日は戻らないと言っておきなさい)

If を使わない仮定法の文

これまでif を使った仮定法の文を説明しましたが、ifを使わない仮定法の文もあります。

without (~がなければ)
Without beautiful sea, no tourists would come to Okinawa.
(きれいな海がなければ、沖縄に来る観光客はいないだろう。)
太字が助動詞の過去形になっています。これでこの文は仮定法過去の文で
「今現在のことで、実際とは違う仮定の話」をしているのだとわかります。

Without your help, I would have failed.
(君の助けがなければ私は失敗していただろう)
太字が助動詞の過去形+have過去分詞 になっています。これでこの文は仮定法過去完了の文で「過去のことで、実際とは違う仮定の話」をしているのだとわかります。

without の代わりにbut forも使えます。
But for beautiful sea, no tourists would come to Okinawa.
(きれいな海がなければ、沖縄に来る観光客はいないだろう)
But for your help, I would have failed.
(君の助けがなければ私は失敗していただろう)

with (~があれば)
With another blunder, I would have been fired.
(あと一回へましてたら、首になっていただろう)
太字で仮定法過去完了の文だとわかります。

練習問題

ここで練習問題を行って、理解を定着させましょう。以下の日本文を英語に変換して発声してみてください。この本はあくまでもスピーキングのための英文法書ですので、億劫がらずにどうぞ!

問題
① もし、あの時雨降ってれば、映画見に行っただろう。
② 君が女ならほれてるよ。
③ インターネットがなかったら、不便だろうな。
④ あの時君に会ってなかったら、僕はどうなっただろう。
⑤ 空気がなかったならば、生き物は生まれなかっただろう。
⑥ 努力しなければ、彼は成功しなかったかもしれない。

解答
①仮定法過去完了の文です。
If it had rained at that time, I would have gone to see a movie.
②仮定法過去の文です。
If you were a woman, I would love you.
③仮定法過去の文です。
Without[But for] the internet, it would be inconvenient.
④仮定法過去完了の文です。
If I hadn’t met you then, what would have happened to me?
⑤仮定法過去完了の文です。
But for water, no living creature would have been born.
⑥仮定法過去完了の文です。
Without efforts, he might not have been successful.
Without efforts, he might not have succeeded.

第7章 関係詞

関係詞とはSVが名詞を修飾する際に必要な接着剤のようなもので、関係代名詞と関係副詞があります。

関係代名詞who

The man who visited my uncle was my teacher.
私のおじを尋ねたその男は      私の先生だった。
太字全体で主語になっています。これを詳しく見ると

The man を who visited my uncle  が修飾していることがわかります。
その男        私のおじを尋ねた

日本語では 「私のおじを尋ねた」 が「その男」を修飾する場合、そのままくっつけて、「私のおじを尋ねたその男」 とできるのですが、英語では who が必要なのです。理由はわかりません。昔からそうなので、みなそうしているだけなのでしょう。ですから、「英語の決まり」として、覚えなくてはいけません。決まりといえば、もう一つあって、上の英文をみてもわかるように、修飾する語「私のおじを尋ねた」が修飾される語「その男」の順序は日本語とは逆です。これも日本語とは異なる英語の大事な決まりごとです。

さて、このwhoを関係代名詞と呼びます。関係代名詞には主格、目的格、所有格の3つがありますが、この場合は主格になっています。なぜなら、
The man who visited my uncle において、The manは下線部に対する主語になっているからです。以下も主格の関係代名詞を使った文です。

Do you know the lady who came here yesterday?
昨日ここに来た女性を知っていますか?
Here is the woman who stole your car.
ここに君の車を盗んだ女がいる。

関係代名詞whom

The man whom she loves is you!
彼女が愛するその男は      君だ!
太字全体で主語になっています。これを詳しく見ると
The man を  whom she loves  が修飾していることがわかります。
その男     彼女が愛する

このwhomを目的格の関係代名詞と呼びます。なぜ目的格かといえば
The manはlovesの目的語になっているからです。以下も目的格の関係代名詞whomを使った文です。

The only person whom I knew was Naomi.
私が知っていた唯一の人物は 直美だった。
Did you see the girl whom he loved?
(彼が大好きなその女の子に会いましたか?)

関係代名詞whose

A man whose father is a famous writer  came to see me.
父親が有名な作家である、ある男が      私に会いに来た
太字全体で主語になっています。これを詳しく見ると
A man を whose father is a famous writer  が修飾していることがわかります。
このwhoseを所有格の関係代名詞と呼びます。なぜ所有格かといえば
A manとfatherはA man’s fatherという風に所有を表すアポストロフィでつながるからです。以下も所有格の関係代名詞whoseを使った文です。
Do you know the teacher whose wife is a famous ac-tress?
奥さんが有名な女優であるその先生を知っていますか?
A man whose younger brother you know well came to see you.
(弟さんをあなたがよく知っているある男が私に会いに来ました)

関係代名詞which①

先ほどまではS Vが人を修飾する場合についての説明でしたが、ここではS Vが人以外を修飾する場合を説明します。
This is the car which I like best.
S V
これが 私が最も好きな 車です。
下線部がその前の名詞(car)を修飾しています。このように、S Vが人以外を修飾するのに使われるのが、関係代名詞のwhichです。

下線部における動詞はlikeで、これは他動詞です。当然目的語を取りますね。その目的語はthe car です。 I like the car. と言えるわけですから。
そうすると、この文で使われている関係代名詞whichは目的格であると言えるわけです。以下も同様に、目的格の関係代名詞whichを使った文例です。
The book which I bought last month is this.
(私が先月買った本は これです)
I bought the book. と言えますね。
S V O

The food which I dislike most is natto.
(私が最も嫌いな食べ物は 納豆です)
I dislike the food.と言えますね。
S V O

関係代名詞which②

今度もwhichですが、先ほどとは違って主格になる場合です。
The book which sells best now is this one.
S  V
今最も売れている本は この本です。
S    V
下線部がその前の名詞(book)を修飾しています。先ほどと同様にここでも関係代名詞whichが使われています。下線部の動詞sell に対する主語は何でしょうか?当然それはthe bookです。The book sells best. と言えるわけですから。こういう使い方のwhichを主格の関係代名詞と呼んでいます。

以下も同じように、目的格の関係代名詞whichを使った文例です。
I found a stone which shone beautifully.
(私は きれいに光る石を 発見しました)
A stone shone beautifully. と言えますね。
S V
This is the dog which bit me.
これが 私をかんだ犬です。
The dog bit me. と言えますね
S   V

物に使うwhose

whoseが所有格の関係代名詞として使われることはすでに説明しましたが、このwhoseは人以外のものについても使うことができます。例えば、
This is a book whose author I know well.
(これは その著者を私はよく知っている 本だ。)

一文で訳すとこうなりますが、これでは日本語ではないので、実際には
この本の著者を私はよく知っている、として下さい。もうひとつ例を
Japanese is the language whose speakers are mainly in Japan.
(日本語は その話し手が主に日本にいる 言語である。)

ここで、少しまとめましょう。関係代名詞は以下のように使います。

人の主格      →   who
人の目的格    →   whom
人以外の主格   → which
人以外の目的格  → which
所有格はすべて  →   whose

この辺で問題を少しやってみて、一度頭の中を整理しましょう。

練習問題

次の日本文を関係代名詞を使って英語で話しなさい。すぐ下に答えがありますが、見ないでやってください。

問題
①彼が昨日ここに来た少年だ。
②これが私が先日買った車です。
③あなたは私がもっとも嫌いな人物です。
④私が一番好きな国は日本です。
⑤私が最も尊敬する人物を知っていますか?

解答
①He is the boy who came here yesterday.
②This is the car which I bought the other day.
③You are the person whom I dislike most.
④The country which I like most is Japan.
⑤Do you know the person whom I respect most?

ちょっとコメント whoseは、スピーキングではまず使いません。私自身使ったことはありませんし、使わなくても他にもっと簡単な言い方があります。例えば
This is a book whose author I know well.
なんかは普通、 I know the author of this book well.
と言います。
ただし、こちらはwhoseを使わないとしても、相手がwhoseを使う場合があるかもしれない(普通の会話ではめったに使わないが)ので聞いて意味がわかるように準備しておくことは必要であると言えます。

関係代名詞that

thatには関係代名詞としての用法があり、これは本当に便利です。あらゆる関係代名詞(所有格以外)の代わりに使うことが出来ます。
A man that I love   is you!
(私の好きな人は あなたなのよ!)
A man that lived here   was my uncle.
(ここに住んでいた人は  私の叔父です。)
A book that I bought  was interesting.
(私が買った本は  面白かった)

このように、人でも人以外でも、主格でも、目的格でも使えます。ただし、thatは所有格としては使えないので、そういう時はwhoseを使ってください(実際のスピーキングではまず使いませんが)。

「人+人以外」ならthat

修飾する名詞が「人+人以外」ならthatしか使えません。例えば
Look at that boy and the dog that are running!
(あの走っている男の子と犬を見て!)
何か興奮しているようですが、きっとこの人のお気に入りのスターが犬を連れて走ってるのを見て、コーフンしているのでしょう。それはともかく、このように関係代名詞が修飾する名詞が「人+人以外」ならthatしか使えません。理屈としては、who[whom]は人間以外には使えませんし、逆にwhichでは人間には使えないからです。人間にも人間以外にも使えるthatを使う以外ないのです。

thatが好まれる場合

次のような場合の関係代名詞はthatが使われることが多いです。
①the first, the last, the only, the veryなどの限定的な形容詞を含む名詞の修飾
He is the only person that I know in Japan.
(彼は私が日本で知っている唯一の人間だ)
This is the very book that I have long wanted.
(これはまさに私が長い間求めていた本だ)

②all, every, anyを含む名詞の修飾
You can buy everything that you want to (buy).
(あなたが買いたいものは何でも買ってよい)
Tell me any idea that you have in your mind.
(心の中にあるどんな考えでも言ってごらん)

③最上級を含む名詞の修飾
This is the finest awamori that I have ever drunken.
(これは今までに飲んだ最高の泡盛だ)

注意 これらの場合にwhich, whoではなくthatが使われる傾向がある、というだけのことで、which,whoを使っても間違いではありません。
He is the only person whom I know in Japan.→OK

前置詞とつながる場合

This is the reason which I work for.
(これが私が働く理由です)
which~ の~の中に 前置詞forが入っています。前置詞は必ず名詞とくっつきますね。普通は I live in Okinawa.のように直後に来ますが、関係代名詞を使う文の場合は離れます。すなわち、もともとは
I work for the reason.なのですが,「私が働く理由」 とするためにまず、
「理由」をもってきて、関係代名詞をはさんで、「私が働く」
を置きます(これが英語の語順)。そうすると
the reason which I work for   になります。

ここで、大事なことはforは絶対に必要なことです。なぜなら,workは自動詞なので、名詞とつながらないからです。つまり、
I work the reason. とは言いませんよね。forが必要ですね。

このように、自動詞は直接名詞とはくっつかない、必ず前置詞を介して名詞とつながる、という原則は関係代名詞を使った文でも当てはまるのです。ですから、This is the reason which I work . ではなくて
This is the reason which I work for. としなくてはならないのです。

いくつか類例を挙げます。
This is the book which I’ve been looking for.
↑    ←    ←     ↓

The boy whom I had a date with was Saito-kun.
↑  ←    ←    ↓
English is a tool that we do international business with.
↑ ←    ←    ←   ←   ↓
(英語は我々が国際ビジネスをする道具である)

前置詞は次のように前に持ってこれます。
This is the reason for which I work.
The boy with whom I had a date was Saito-kun.

ただし、thatについては不可。
×The boy with that I had a date was Saito-kun.
○The boy that I had a date with was Saito-kun.

関係代名詞の省略

目的格の関係代名詞は省略できます。
The man whom she loves is you!
→ The man she loves is you!

This is the car which I like best.
→ This is the car I like best.

You can buy everything that you want to (buy).
→ You can buy everything you want to (buy).
The boy whom I had a date with was Saito-kun.
→ The boy I had a date with was Saito-kun.
スピーキングでは省略することのほうが多いです。

関係副詞

Today is the day when my father will come back from Kagoshima. (今日は 父が鹿児島から帰ってくる日 だ。)

太字が名詞(the day)にかかりますが、関係代名詞のような関係はありません。名詞が下線部内の動詞の主語になっているわけでもなければ、目的語になっているわけでもありません。こういう場合のwhenを関係副詞と呼んでいます。関係代名詞と同じように、S Vが名詞を修飾する時の接着剤のようなものです。

1972 was the year when Okinawa was reversed to Ja-pan.
(1972年は沖縄が日本に返還された年です)

関係副詞にはこのほかにwhere, how, whyがあります。

This is the place where I live. (ここは 私が住んでいる 場所 です)
場所を表すときにこうやって、whereを使います。

Tell me the reason why you think so.
the reason S V でも、why S V でもOKです。
This is how he stole the money.
これはもともとはthe way howなのですが、今ではこういう風に使われなくなっていて
the way SV か how S V のどちらかで使われます。

関係副詞that

thatには関係副詞としての用法もあり、いかなる関係詞の代わりに使うことも出来ます。

the time that I will leave for home (自宅に向けて出発する時間)
the place that I live now (今住んでいる場所)
the reason that I said so (そう言った理由)
the way that I did the work (その仕事をやった方法)
これらのthatは省略可能です。

whereの誤用

×This is the house where was robbed last month.
(これが先月強盗に入られた住宅です)
修飾する名詞(where)が場所を表すからとこうする人が多いですが、間違いです。
where は下線部に対する主語になっています。そういう場合は関係代名詞を使います。 which か thatですね。
○ This is the house which was robbed last month.

練習問題

関係詞を使った問題をやってみましょう。次の日本文を関係詞を使った英文に直して話しなさい。

問題
① こういう理由で彼は会社を作ったのです。
②こういう方法で彼らは日本に来ました。
③私が生まれた場所を知っていますか?
④これが私がその穴を掘った道具です。
⑤6月は昼間が最も長い月です。
⑥これが私がデートをした女の子です。
⑦彼は私がかつて好きだった人です。
⑧先月見た映画は怖かった。
⑨その山の近くに住んでいる男は私の父親だ。
⑩彼を襲った犬は黒かった。

解答
①This is why he made a company.
the reason あるいはthe reason why でもOK
②This is how they came to Japan.
the way でもOK
③Do you know the place where I was born?
④This is the tool with which I dug the hole.
⑤June is the month when the daytime is the longest.
⑥This is the girl that I had a date with.
下線部の代わりにwith whom I had a dateでも that省略でもOK
⑦He is the man whom I (once) liked.
⑧The movie I saw last month was scary.
⑨The man who lives near the mountain is my father.
⑩the dog that attacked him was black.

第8章 前置詞


非常に簡単だと普通思われていますが、その意味をきちんと理解している人は上級者でもそう多くはないのが実情です。これを使いこなすことは、上手なスピーキングに欠かすことは出来ませんので、しっかり理解しましょう。なお、前置詞がいくつか集まって一つの意味をなす場合がありますが、これも前置詞と考えて下さい。

in
場所 (~の中に)
I stayed in the room all day.
期間 (~の間に)
I have seen him once in the last one year.
(この1年間で彼に会ったのは1回だ)
経過 (~後に)
I will finish it in two hours.(2時間後に)
年月 (~に)
He was born in March in 2012.
着用 (~を着て、はいて)
He was in white shirt. She was in red shoes.
状態
They were in danger. (彼らは危険な状態にあった)

into
場所 (~の中に)
I dashed into the room.(部屋の中に駆け込んだ)
inは(静止した状態で中に)の意味だがintoは外から中にという意味で動的。
方向
We sould go into this direction (この方向に進むべきだ)
変化
He changed the desert into a rich farmland.
(彼は砂漠を豊かな農地に変えた)

out of
(場所)~の中から外に
jump out of the window. (窓から外へジャンプ!)
(状態)~の外に
get out of poverty (貧困から抜け出す)
(動機)
I asked so out of curiosity.(好奇心からそう尋ねた)

outside
場所 (~の外で)
Children are playing outside the house.
out of が動的であるのに対しoutsideは静的です

on
接触
on the table on the ceiling(天井の下に)
上とは限りません。下の場合も、横の場合(on the wall)もありますので注意。

on March 8  on Monday
主題 (~に関する)
a book on economy (経済に関する本)
目的
on business (仕事で)
影響
effect on business (仕事への影響)
依存
live on his income(彼の収入で暮らす)
従事
He’s still on the phone.(まだ電話中だ)
時間 Call me on your arrival at Tokyo.
(東京に着いたら電話しなさい)

onto
~にくっつくように
jump onto the chair(いすの上にジャンプ!)
ただし、on同様、上とは限らないことに注意。
→The frog jumped onto the wall. (かえるが壁にジャンプした)

off
離れて
Keep off the lawn. (芝生に入らないように)
off duty(仕事から離れて→非番で)
take two days off (仕事から)離れた日を二日取る→二日間仕事を休む

at
時間
Let’s meet at 10 o'clock.
場所
at home (自宅で) 狭い場所について使います。広い場所ならin
目標 (~をめがけて)
aim at a high goal (高い目標に向かう)
throw a stone at him (彼めがけて石を投げる)
めがけてですから、実際に到着したかどうかは不明。
状態 (~中で)
The two nations are at war.(戦争中だ)
割合
at 100 kilometers per hour(時速100キロで)
sell these goods at 500 yen(これらの商品を一つ500円で売る)
割合のatを使っているということは合計ではなく、1冊あたりの価格ということ。
sell these goods for 500 yen(これらの商品を全部で500円で売る)

above
~の上に
接触していない場合に使います
The sun was above the hill.
(数値などが)~の上に
The temperature was well above 35 degrees.
(気温は優に35度を超えていた)

over
(覆いかぶさるように)真上に
Gray clouds were over us.
主題、原因 (~をめぐっての)
a debate over the revision of constitution
(憲法改定についての討議)
a war over the territory (領土をめぐる戦争)
期間
over the last decade (ここ10年間で)

below
~の下に (接触していない場合)
We set up an tent three hundred meters below the summit.
(頂上から300M下のところにテントを張った)
(数値などが)~の下に
The temperature was well below 0 degrees.
(気温は優に0度を下回った)

under
真下に
under the table

up
~を上がって
aboveやoverと違って、動きがあります。
Go up the mountain. (山を登っていく)
My office is just up those stairs.
(私の事務所は階段を上がったところにあります)

down
~を下って
underやbelowと違って動きがあります。
My house is down this stream.
この川を下ったところに私の家がある。
~沿いに
Go down this street and you’ll find a post office to the right side.
(この通りを行きなさい。右手に郵便局があります。)
この場合は「下」という意味はまったくありません。alongで言い換えられます。
upにも同じ用法があります。
Go up this street and …. (この通りを行きなさい。…)
「上」の意味は無くalongで言い換え可能。

around
~の周りに
Lots of trees are around the lake.
~を曲がったところに
My house is just around the corner.
~の中をあちこち
I’ll show you around Okinawa.(大阪をあちこち案内しましょう)

about
~に関して
talk about civilization
~の中をあちこち = around
Liter was strewn about the room. (部屋中ごみが散らかっていた)

before
(時間的に) ~の前に
Let’s finish this task before the deadline.
(締め切り前に仕事を終えよう)
(位置的に) ~の前に
I was totally frozen before the enemies.
(敵を前にして私は身動きできなかった)
建物には通常 in front of を使う
Please wait in front of the hotel.

after
(時間的に)~の後に
We agreed to see after the meeting.
(会議の後に会う約束をした)
追いかけて、追い求めて
I chased after his car. (彼の車の後を追った)
What dream are you after?(どんな夢を追い求めてるの?)
The police was after the culprit.(警察は犯人を追っていた)

behind
~の後ろに
○Don’t stand behind me.
×Don’t stand after me.
時間が遅れて
We arrived one hour behind the schedule.
(スケジュールの1時間遅れでついた)
反対はone hour ahead of the schedule (1時間前に)

to
到達点、結果
throw a stone to him (石を投げて彼に当てた)
atとは違って実際に到着したことが明白。
burn to ashes (燃えて灰になる)
音楽 (~に合わせて)
dance to sanshin music(三線に合わせて踊る)

for
交換
sell this car for 2 million yen (200万円で売る)
exchange A for B     (AをBと交換する)
原因・理由
be late for traffic jam (交通渋滞で遅れる)
目的
for the world peace (世界平和にために)
賛成
Are you for this plan? (あなたはこの計画に賛成?)
利益
buy a toy for my son (息子におもちゃを買う)
期間
for ten days (10日間)
距離
walk for ten miles (10マイル歩く)
方向 (~へ向けて)
leave for Kyusyu(九州に向けて出発する)
実際に到着したかどうかは不明

toward(s)
方向
Walk toward the station. You will soon find the store.
方向なので、駅まで行ったのではだめですよ。目的地を過ぎてしまいます。

during
特定の期間
during the summer vacation (夏休みの間)

through
~の間中ずっと
all through Monday (月曜日は一日中)
from Monday through Friday  ~から…までずっと
~ …
原因
through carelessness (不注意で)
(手段) ~を通して
through complete planning (完璧な計画でもって)

among
(場所)~の間に、~の中で
somewhere among these trees (これらの木のどこかに)
(場所以外のもので)~の中で
Among these subjects, we’ll discus the pension issue to-day.
(これらの問題の中から、今日は年金制度について話し合います)

between
2つの間で
Stand between these trees. (この木の間に立って)
この場合between を使っていることから木が2本だとわかります。
3つ以上にはamongを使います。
Stand among these trees.
なら、木の数は少なくとも3つはあることになります。

from
起点
from morning till night (朝から晩まで)
原因
die from hunger (飢えで死ぬ)
材料
Wine is made from grapes. (ワインはぶどうから作られる)
元の形状を留めない場合。留める場合はof 。 This desk is made of wood.
出身
I’m from Kagoshima.(九州の出身です)

of
部分
the final sentence of the paragraph(この段落の最後の文)
性質、特徴
generous hearts of Okinawans (おおらかな気質)
同格
the city of Tokyo (東京という街)
関連
a story of peace
所属
workers of this company
分離
rob the bank of one billion yen (銀行から金を奪う)
この場合offと意味が近いです

with
一緒に
I went there with my mother.
味方して
I’m with you. (あなたの意見に賛成です)
原因
I was trembling with fear.(恐怖で震えていた)
手段、道具
Japanese eat meals with chopsticks. (箸を使って食べる)
関連(~について)
What’s wrong with him? (彼はどうしたのか?)
対象(~相手に)
We are trading mainly with Australia.
(主にオーストラリ相手の貿易をしている)

thanks to
(感謝)~のおかげで
Thanks to you I was able to succeed.
(皮肉)~のおかげで
Thanks to you, I was late again.

because of
~のために(悪い意味で使われる)
Because of the heavy rain, our train was greatly delayed.
(大雨で大幅に遅れた)

due to
~のために(いい意味にも悪い意味にも使われる)
Due to financial problem, the plan was cancelled.
(金銭上の問題でそのプランはキャンセルされた)
Due to nice weather, the picnic was comfortable.
(好天に恵まれ、ピクニックは最高)

owing to
~のために(言い意味にも悪い意味にも使われる)
使い方はdue to と同じです。
owing toとdue to は公式文書などでよく使われ、スピーキングではbecause of やthanks toが普通。

by
行為者
English is spoken by many people in the world.
手段
reserve the ticket by phone (電話で予約する)
We went there by car.    (車でそこに行った)
位置 (~の近くに)
Stand by the door.
通過
His car passed by my car at a high speed.
(彼の車は高速で私の車を追い越した)
期限 (~までに)
Finish this task by Monday. (月曜までにこの仕事を終えなさい)
tillとの違いに注意
Do this task until Monday. (月曜までずっとこの仕事をやっていなさい)
規則
play baseball by the international rule

I’m older than him by three years.
掛ける
My office is 5 meters by 8 meters.
単位
Eggs are sold by the dozen. (卵は1ダースいくらで売られる)
漸進
day by day(一日一日) one by one(一つづつ)

against
反対、対抗
I’m against your idea.  (あなたの意見には反対です)
軽い加圧
Don’t lean against the wall. (壁にもたれかかるな)
背景
a photo of a windmill against a blue sky
(青い空を背景にした風車の写真)

except
~を除いて
I’m cleaning my room every day except Sunday.

but
~を除いて
I’m cleaning my room every day but Sunday.
the last but one (一つを除いて最後→最後から2番目)

第9章 形容詞・副詞

形容詞

形容詞には二つの用法があります。

名詞を修飾する場合
名詞を修飾します。通常は前に置きます。a big boy
後ろに置くものがいくつかあります。 people present(出席者)

名詞を修飾しない場合
名詞を修飾しません。
He became ill. I am strong.

位置で意味が異なる場合

①present
the present chairperson(現在の)  people present (出席している)

②ill
He’s ill (病気)   ill effects(悪い影響)

③late
the late Professor Kinjo(故金城教授)  late for school(遅れて)

④responsible
a responsible boss(責任感ある)
the boss responsible for the blunder
(その失敗に対して責任を負うべき上司)

⑤certain
a certain man (ある~)   Are you certain of that?(確信して)

形容詞の位置

通常は前に置きますが、後ろに置く場合もあります。上に挙げた以外を説明します。

①他の語句がつく場合
a song popular among Japanese
下線部全体がsongを修飾しています。popularだけなら前に置きますが、
このように「形容詞句」になっている場合は後ろに置きます。

②特定の接尾語
以下の接尾語を持つ単語の場合は後ろに置きます
-thing -body -one
something white (何か白いもの) somebody strong (誰か強い人)

形容詞が複数の場合

いくつかのルールがあります。
①所有代名詞は前に来ます
my big father

②代名詞と冠詞を並べることは出来ません
×my the car

③所有代名詞と指示代名詞を並べることは出来ません
×Kenji’s that splendid car 次のようにします
○that splendid car of Kenji’s

④all は一番前にきます
all my money

他にもいくつかありますが、スピーキングではこのくらいで十分でしょう。

副詞

形が似ていて意味が異なるものがあります。
just (ちょうど)
He is just thirty. (ちょうど30歳だ)
justly (正当に)
The judge didn’t treat the defendant justly.
(判事は被告を正当に扱わなかった)

late(遅く)
I went to bed late. (遅く床についた)
lately(最近)
I haven’t played golf lately. (最近ゴルフをしていない)

deep(物理的に深く)
Go deep into the sea.深く潜りなさい。
deeply(精神的に深く)
I was deeply moved.私は深く感動した。

hard (一生懸命)
Study hard.
hardly (殆ど~ない)
I could hardly understand his lecture.
(彼の講義はほとんど理解できなかった)

most(最も)
This is the most interesting story. (これが最も面白い本だ)
mostly(主に)
We learned mostly IT. (主にITについて学んだ)

文全体を修飾する場合

Happily he didn’t die.(幸運にも彼は死ななかった)
このように副詞が文頭にあれば、文全体を修飾しています。
He didn’t die happily.(彼は幸せな死に方をしなかった)
この場合後ろにありますが、このように意味が全然違ってきます。
他にも
Clearly he didn’ t solve the problem.
(明からに、彼はその問題を解けなかった)
He didn’ t solve the problem clearly.
(彼はその問題をきちんと解いたわけではなかった)

文全体を修飾する副詞は必ずしも文頭ではありませんが、スピーキングする際にはそう使えば、間違いはなくなります。他にも文全体を修飾する副詞はありますが、このように理解しておけば十分でしょう。

onlyの位置

onlyは位置によって意味が異なります。
I only know his name.(彼の名前を知っているだけだ)
Only I know his name.〈私だけが彼の名前を知っている)

Yes/Noで注意すべきこと


日本語の「はい」と英語のYes、「いいえ」とNoは必ずしも一致しません。
Don’t you know his name?  彼の名前知らないの?
No.                はい、知りません

英語のNoは動詞に対する否定です。従って上の文では「知っている」ことに対して否定しているわけですから。知らないということになります。注意して欲しいのはNo.が「はい」になっていることです。

Don’t you know his name?  彼の名前知らないの?
Yes.                いえ(知ってますよ)。
英語のYesは動詞に対する肯定です。従ってこの文では「知っている」ことになります。
Yesを「いえ]」と訳していることに注目してください。

このように、はい=NOであることも、いいえ=Yesになることもあります。
スピーキングでこのような状況で迷ったら、動詞に対して肯定なのか、否定なのか考えてください。慣れれば、瞬間的に判断できます。

動詞句の目的語の位置


例えば、clean up(きれいにする)という動詞句を例に取ると

①目的語が代名詞の時は間に挟みます。
Clean it up. (それを片付けなさい)
Carry it out. (それを実行しなさい)

②目的語が名詞の時は後ろに置きます。
Clean up my room.
Carry out the plan.

この規則はあらゆる動詞句に当てはまります。

第10章 比較表現

as~ as…

(…と同じくらい~) ~には形容詞か副詞が入ります。
I can play baseball as well as he (can).
I can play baseball as well as him.
この文では本来はheとすべきなのですが、実際のスピーキングではhimも使われます。この文では誤解は生じませんが次のような場合誤解が生じます。

I love you as much as him.
話し手が「彼が君を愛するのと同じくらい僕も君を愛している」と言いたいのであれば  I love you as much as he (does).とすべきです。
as much as him では
「僕は彼を愛しているが、同じくらい君を愛している」
と取られかねません。状況からどういう意味かわかる場合も多いでしょうが、安全策としては「彼を」ならhim, 「彼が」ならheと使い分けたほうがいいでしょう。
youの場合は同じ形なので「あなたが」なら動詞を省略しないほうがいいです。
I love him as much as you do.
(あなたが彼を愛しているのと同じくらい私も彼を愛している)

as…の省略
as…が省略できる場合があります。
He can play baseball very well. And I can play baseball as well.
as well as he can の下線部の箇所が省略されているわけです。

asを使った最上級
as ~as any other …(どの他の…に劣らず~)
He is as diligent as any other workers in the company.
(彼は会社のどの従業員にも負けないほど勤勉である)
このようにasを使って最上級(最も~)を表すことができます。

~times as …as A ( Aの~倍…)
He is three times as heavy as me.
(彼は私の3倍の体重がある)
China’s population is 10 times as large as that of Japan.
(中国の人口は日本の人口の10倍の大きさである)

注意
2倍はtwiceを使います。two timesとは言いません。
He is twice as strong as I [me]. (彼は私の2倍の強さである)
半分はhalfを使います。
This apple is half as big as that one.
(このりんごはあのりんごの半分の大きさだ)

as …as possible (できるだけ…)
You had to run as fast as possible.
(君はなるべく早く走らなくてはならなかった)
I ate as much as possible.(私は食べられるだけ食べた)
possibleの代わりにone can[could]も使えます。
He swam as fast as he could.(彼は全速力で泳いだ)
You have to swim as fast as you can when chased by a shark.
(さめに追われている時は全速力で泳がなくてはいけない)

比較級

日本語では「私は背が高い」も「私は彼より背が高い」も「高い」という形容詞の形は変りませんが、英語ではこのような場合形が変ります。「私は彼より背が高い」なら、
I am taller than he.
tallがtallerとerがついて形が変っています。このtallerをtallの比較級といいます。thanは「~より」という意味です。
このように、英語では「~より…」と言う風に比較する場合は必ず比較級を使います。作り方は上のようにer をつけます。
This pencil is shorter than that one. (この鉛筆はあの鉛筆より短い)
His house is bigger than my house. (彼の家は私の家より大きい)

比較級は副詞にも使われます。
I can run faster than my father.(私はお父さんより足が速い)
Come closer.           (もっと近くに来なさい)

最上級

日本語では「背が高い」も「最も背が高い」も「高い」という形容詞の形は変りませんが、英語ではこのような場合形が変ります。例えば「彼はクラスで一番背が高い」なら
He is the tallest in this class.
としなくてはなりません。このように「最も~」を表す形容詞や副詞を最上級と呼びます。作り方は上のように、the + ~est です。
Mt.Fuji is the highest mountain in Japan.
(富士山は日本で一番高い山だ)
He can run the fastest in our class.
(彼はクラスで一番早く走ることができる)
The oldest person in this club is me.
(このクラブで年齢が一番高いのは私だ)

不規則変化


比較級を作るにはerをつける、最上級はestをつけると言いましたが、例外があります。
例えばgood。これの比較級はbetterです。最上級はbest。
ですから、His English is gooder than mine. とは言わずに
His English is better than mine.
(彼の英語は私の英語よりも上手だ)
と言います。同様に
His English is the goodest of us five.
とは言わずに
His English is the best of us five.
(彼の英語は我々5人の中で一番上手だ)    と言います。

good→better→best
と、なぜこう変化するのか、その理由は私にもわかりません。従ってこういうものはそのまま覚える以外にありません。このような変化を不規則変化と言い、以下のようなものがあります。

原級           比較級           最上級
good        better best
well better best
bad worse worst
many more most
much more most
little less least

I know IT better than you.
(ITなら僕のほうが君よりよく知っている)
He is the worst dictator in the world.
(彼は世界で最悪の独裁者だ)
I have more money than you (do).
(私はあなたよりも多くのお金を持っている)
This year’s harvest was the least in the last decade.
(今年の作物の収穫はここ10年で最低だった)

more

She is beutifuller than me.(彼女は私より美人である)
これを発音してみてください。はい!
どうでしょうか?発音しにくくないでしょうか?私はしづらいです。理由は長いからでしょうね。ただでさえ長いのに、erをつけると余計長くなり、発音もしづらくなります。実はこういう長い場合、erをつけることはしません。代わりにmoreを使って次のようにします。やってみてください。はい!
She is more beautiful than me.
さっきより全ぜん発音しやすいはずです。このように、長い場合はmoreを使います。
Japanese language is more important than English for Japa-nese.
(日本人にとって日本語は英語より重要だ)
This picture looks more natural than that one.
(この写真のほうがその写真よりも自然に見える)

the most

She is the beautifullest of the ten women.
(この10人の女性中、彼女が一番の美人である)
これを発音してみてください。はい!
どうでしょうか?上の項でやったのと同様、発音しづらいですよね。実はこういう長い場合、erをつけることはしません。代わりにmostを使って次のようにします。やってみてください。はい!
She is the most beautiful of the ten women.
これはさっきよりだいぶ発音しやすいですね。このように、長い場合はthe mostを使います。
Japanese language is the most important subject.
(小学校の子供にとっては日本語が最重要教科である)
He is the most popular singer in Japan.
(彼は日本で一番人気のある歌手です)

注意
長い単語の比較級はmore、最上級はmostということに関して、「長い」の定義ですが、3音節以上となっています。しかし、スピーキングする時に「何音節なのか」考える時間はないでしょうから、直感的に「長い」と思えば、more/mostを使えばいいのです。別に間違っていたとしても、たいしたことはありません。また、英文に多く接するうちに、どの単語に使うのか自然に覚えてきます。

less

lessはmoreの反対です。
She is less beautiful than me. (彼女は私ほどには美しくない)
moreなら「彼女のほうがもっと美しい」ですが、その反対なので「私のほうがもっと美しい」になるわけです。
ただし、lessは使えなくても困ることはありません。moreを使えばいいからです。上の文なら
I am more beautiful than she.
と言えば済む話です。そういうわけで、私はこれまでスピーキングでlessを使った記憶はありません。ただし、相手が使うかもしれないので、意味は理解しましょう。

the least

leastはmostの正反対です。
He is the most popular. なら 彼は「一番人気がある」ですが、
He is the most popular. ならその正反対なので、
「彼は一番不人気」になります。
For me, looking is the least important factor in choosing a spouse.
(私にとって外見は配偶者を選ぶ際のもっとも小さな要因だ)
leastもless同様、使う機会はあまりないと思います。

theをつけない場合


最上級でもtheをつけない場合があります。

①同一物[者]の場合
I feel happiest when I am with you.
こういう場合つけないのが普通(つけてもいい)。

②副詞の場合
He can run fastest in this class.
つけても、つけないでもいいです。

強調

比較級や最上級を強調する場合、原級(普通の形容詞、副詞)とは違って、何でも使えるわけではありません。例えばveryを使って
He is very taller than I ( am). とはできません
以下の副詞を使います。

A 比較級の場合
a little, a lot, even, much, far, still、など。
This car is much faster than mine.
(この車は私の車よりずっと早い)
Your idea is far better than Kenji’s.
(あなたの考えは健二のより断然いい)

B 最上級の場合
by far, much, veryなど
This is the very best ramen I have ever eaten.
(これはまさに私が食べた中でもっともおいしいラーメンだ)
He is by far the smartest student in this class.
(彼はクラスでダントツに優秀な生徒だ)

その他の比較表現

①prefer A to B(BよりAが好きである)
I prefer swimming to skiing.

②junior(年少の),senior(年長の)
He is senior to me by three years.
(彼は私より3歳年上だ)

③superior to(~よりすぐれた)、inferior to(~より劣った)
His Japanese language is superior to mine.

練習問題

問題
次の日本文を英文に直して話してみてください。
①状況はますます悪くなっている
②彼は私よりも多くの友人を持っている
③私は彼ほどお金を持っていない
④日本はアジアで最も裕福な国だ
⑤世界の人口は100年前の2倍である。
⑥なるべく早くしゃべりなさい
⑦愛情は金銭よりはるかに重要だ。
⑧彼は他のどの政治家よりもスピーチが上手い。
⑨沖縄は日本で最も南にある県だ
⑩私は彼の3つ年上だ。

解答
①The situation is getting worse and worse.
②He has more friends than I (do).
③I don’t have as much money as he (does)
④Japan is the richest[wealthiest] nation in Asia.
⑤World’s population is twice as large as (it was) one hundred years ago.
注 人口が多い、は large populationと表現します。
⑥Speak as fast as you can [possible].
⑦Love is much more important than money.
⑧His speech is better than those of any other statesmen.
He makes a speech better than any other statesmen.
注 those の使い方については代名詞の項目をご覧下さい。
⑨Okinawa is the southernmost prefecture in Japan.
southernmost(最南端の)という単語があるのです。同様に
northernmost(最北端の)、easternmost(最東端の)、
westernmost(最西端の)
⑩He is older[elder] than I [me] by three years.
He is three years older[elder] than me [I] .
He is three years senior to me .

第11章 名詞/冠詞/代名詞

名詞の分類

名詞は次の5つに分類できます。
普通名詞  tree, pen
集合名詞  family, people
固有名詞   Higa, Takeshita, Japan
物質名詞   metal, coffee, silk
抽象名詞 love, wealth(富),wisdom(知恵)
です。
この中で重要なのは普通名詞と固有名詞です。
名詞には数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があります。普通名詞は可算/集合名詞は可算、不可算両方/固有名詞、物質名詞、抽象名詞は不可算です。英語をやっていくうちにわかってきますからそう気にする必要はありません。

不可算名詞の数え方

不可算名詞を数える場合は以下のようにします。
a piece of paper (紙切れ1枚)
two sheets of paper (2枚の紙)
a slice of bread (パン一切れ)
two loaves of bread (丸いパン一つ)
a piece of chalk  (チョーク一本)
two cups of coffee  (コーヒー2カップ)
three pieces of information (3つの情報)
a bunch of meat (肉の塊一つ)
two slices of meat (肉二切れ)

使える形容詞

可算か不可算かで使えない場合があります。
many 可算名詞にだけ使います  many cars, many people
much 不可算名詞にだけ使います much money, much water
some 両方使えます  some chairs some money
(a) little不可算名詞にだけ使います a little money(少しのお金)
(a) few 可算名詞にだけ使います  (a) few friends(少しの友人)
a lot of 両方使えます a lot of money, a lot of people
lots of  両方使えます  lots of cats, lots of investment(多額の投資)
plenty of 両方使えます plenty of books, plenty of air

物質名詞

物質名詞も不可算名詞ですが、数える場合は以下のようにします。

a bottle of wine/ two barrels of oil/ a glass of water/

抽象名詞

愛や勇気といった物質ではないものに対する名称のことです。
前置詞of と共に用いられて形容詞の働きをすることがあります。
a man of courage (勇気ある男)
a king of profound wisdom (深い知恵を持つ王)
This book is of great use in writing essays about social issues.
(この本は社会問題についての論文を書く際に非常に役立つ)

固有名詞

固有名詞には通常a(n)はつきませんが、以下のような例外があります。
~家の人々を表す場合  a Tokugawa (徳川家の人々)
~のような人を表す場合  a Gandhi (ガンジーのような人)
~という人を表す場合    a Shibasaki-san(芝崎さんという人)
~の作品 My car is a Toyota.(トヨタ製である)

普通名詞の固有名詞化

fatherは普通は普通名詞ですが、
Father, where are you?
のような場合は固有名詞扱いになります(だから大文字)。これは世界中の父親の中のたった一人で固有(一つしかない)だからです。

単複で意味が異なる名詞

color(色) colors(国旗)
manner(方法) manners(マナー)
letter(手紙) letters(文字)
force(力) forces(軍隊 air forces 空軍)
glass(ガラス) glasses(めがね)
注 two colorsには二つの色と国旗の解釈が考えられます。letterも同様です。

不定冠詞(a, an)

用法
始めて出てくる単数名詞につける
I have a car.
これ以降はこの車に関してはa carとは言わない。itを使う。

1に意味がある場合に使う
I will take a day off next week.(来週一日休みます)
この場合はoneで言い換えられます。休日が何日なのかに意味があるからです。②の場合はできません。それは「車」にのみ重点があるからです。「車持っている」と聞けば普通は1台なわけですから、1は情報としてはほとんど重要でないからです。そういう場合にoneを使うことはできません。

perの意味で使う
We practice judo twice a week. (一週間に一度柔道をする)

あるもの全体を指す
A dog is a very royal animal to men.
(犬というものは人間に大変忠実な動物だ)

不特定を表す
a Mr. Suzuki (鈴木さんと言う男性) aがなければ「鈴木さん」で誰のことか相手もわかっているわけです。aをつけることで、「特定」ではないニュアンスを出します。

定冠詞(the)

用法
既出の名詞につける
I came across a tiger. The tiger looked very ferocious.
(私はトラに出くわしました。そのトラは非常に獰猛でした)
①どれを指すかわかる場合
The other day I went to the book store. (先日本屋に行きました)
例えばある町で本屋が1軒しかない場合、こう言うはずです。

②一つしかないもの
the sun, the earth, the sky

③only, first, lastや最上級など限定的な形容詞と
the only solution(唯一の解決法), the first task(最初の任務), the best answer

④序数とともに
the first priority(優先順位が一番), the second term(第二期)

⑤あるもの全体を指す
The dog is a clever animal. (犬は利口な動物である)

⑥the + 形容詞 (過去分詞) で ~な人々
the rich(金持ち), the traveled (旅慣れた人々)

⑦the + 形容詞 で ~なもの
the impossible(不可能なこと)

冠詞がつかない場合

物を表す名詞が物以外のことを表す場合
go to bed, go to school, in hospital
この場合のベッドとは物ではなく「眠る」という行為を表します。schoolに行くもそうです。学校という建物に行く、ということではなくて「学校での学習」という行為を行うということです。in hospital も病院という建物にいる(だけなら医師かもしれない)ということではなく、「入院」しているということです。冠詞がつけば、意味が違ってきて「建物の中にいる」ことになり、働いている場合も、単に何かの理由でそこにいる場合もあります。これらは慣用句になっているので、今まで何ら疑問を持たなかったかもしれませんが、理屈はそういうことです。

The bed is sold for 10,000 yen.
My school is on the top of that hill.
にtheがつくのはそれぞれ「ベッド」「学校の建物」という物を指すからです。

by + 交通,通信手段
by car, by train, by bicycle, by land(陸路で), by sea (海路で),by air [plane](飛行機で), by phone,

食事、スポーツ、学門など
dinner, lunch, baseball, aiki-ju-jutsu, kenjutsu, science, eco-nomics

代名詞

名詞の代わりに使うのが代名詞です。彼、彼女、我々、あなた、あなた方などなど。I 、my、theirなどは超初級レベル(中一レベル)なので説明はカットして、様々な意味を持つ代名詞の解説をします。まずは一番使用頻度の高いitから。

it の特別用法

①天候を表す    It is rainy today.
②時間,季節を表す   It is ten o’clock.
③距離を表す    It is 100 meters.
④明暗         It is very bright.
⑤温度          It is warm.

⑥了解済みの(もしくは漠然と)状況や事実を表す
Take it easy. (気楽にいきなさい)
takeは受け取るの意です。Take it seriously.(真剣に受け取りなさい)
こういう場合のitはそれが「何を指すか」相手にはわかっているので、itだけで済ませるわけです。事細かに説明したら、長くなってしまいますので。
I cannot put up with it any more.(もはや耐えられない)
How’s it going, Sato-san? (調子はどうですか、佐藤さん)

所有代名詞

This is mine. (これは私のです)
This is ours.(これは私達のです)
This is yours. (これはあなたのです)
This is his. (これは彼のです)
This is hers. (これは彼女のです)
This is theirs.  (これは彼らのです)

次のような言い方は普通しません。
This car is my car.
こういう名詞の反復を避けるためにあるのが所有代名詞です。
→ This car is mine.

代名詞と名詞の所有格を併用する場合、例えば
that car と myを併用してthat my carとは出来ません。
こういう場合は所有代名詞を使って
that car of mineとします。以下、同様に
two friends of mine(私の友人二人),
the two foolish sons of Tanaka’s (田中さんとこの二人の馬鹿息子)

this, thatの使い方

thisは近くのもの、thatは遠くのものを指すのがもちろん基本でそれ以外に
電話で「こちら」を指す
Hello, this is Hiroshi speaking. (もしもし、弘ですが)
Hello, is this[that] Mr. Muhammad? (ムハマドさんですか?)
itも使われます(オックスフォード辞典より)

文のもしくはその一部を指す
He has been so lazy for three years. That’s why I dismissed him.
(彼はここ3年間ずっと怠けていた。それが彼を首にした理由だ)
This is why~でもいいです。

これから述べることを示すthis
I have to tell you this. Never come to my home again.
こう言わなくてはならないのだが、二度と私の家へ来るんじゃないぞ。

相手の発言を受けて
I think we had better move our office to Shinjuku.
(事務所を新宿に移転したほうがいいと思う)
That’s exactly what I’ve been thinking.
(それはまさに私が考えていたのと同じだ)

the+名詞の代わりのthat
The population of Kanagawa is a bit smaller than that of Tokyo.
(神奈川の人口は東京の人口より少し少ない)
この場合のthatはthe populationということです。
またこの文を
The population of Kanagawa is a bit smaller than Tokyo.
としてはいけません。日本語では「神奈川の人口は東京より…」で済みますが、英語では必ず「東京の人口」というようにする必要があります。

the+複数名詞の代わりのthose
The employees of my company are more diligent than those of T company.
(うちの会社の従業員はT社の従業員より勤勉だ)
thoseはthe employeesということです。これも先ほど同様than T companyとしてはいけません。

those who
those who~で「~な人々」
Those who believe English industry will get deceived.
(英語産業を信じるものはだまされる)

One(s)の使い方

「a + 名詞」の反復を避ける
I want a white shirt.
I see. How about this one?
(わかりました。このシャツはどうですか?)
this shirtでも間違いではありませんが、英語は繰り返しを嫌うので、通常this one とします。

複数名詞の代わりに使う
I’ve used up all notebooks. I’ve got to buy new ones.
(ノートを全部使ってなくなった。新しいのを買わなくては)
(注)繰り返しでない場合でも使えます。
(店員に) I’ll get this one. (これを買います)
何かの商品を指してこういうことが出来ます。onesも同様です。

人を表す
someone(だれか), no one(だれも~ない), anyone(だれでも)
一般に人を表す場合は
One cannot live alone. (人は一人では生きていけない)
のように使います。ただしこれは文語的で、スピーキングではwe, you, のほうが普通です。

「ある~」の意味で使う
One day, One night ,One rainy afternoon

otherの使い方

他の~(形容詞) 複数名詞の前に置きます
other people , other students

others(代名詞)で使う
Some like soccer while others like baseball.
(サッカーが好きな人もいれば、野球が好きな人もいる)
Some ~. Others …. (~もいれば、…も)
このようにセットで使われることが多いです。

「他の人々」の意味で使う
You should do to others as you want others do to you.
(あなたが他の人にして欲しいように、あなたも他の人にしてあげなさい)

anotherの使い方

an + otherがanotherです。
もうひとつの
May I have another helping of rice?(ご飯お代わりしていい?)

moreの意味で使う
Just ten days is too short for this job. I want another ten days.
(たったの10日はこの仕事には短すぎる。あと、10日欲しい。)
is が使われるのはこの場合、10日で一つの期間だからです。
anotherについても10日間を一つの期間としてみているので、「もうひとつ」という言い方が出来るのです。
I want ten more days. でもいいです。

「別のもの」の意味で使う
Saying is one thing. Doing is quite another.
(言うことはあることです。実行するのは別のことです。
→言うのと実行するのはまったく別物である)
I don’t like this shirt. Show me another.
(このシャツは気に入らないので、別のを見せてください)

someの使い方

someは基本的に肯定文で使われます。
いくつかの、いくらかの
I have some money [friends].
Some say Japan should revise Constitution.
(憲法変えるべきだという人もいる)~もいる[ある]

不特定を表す
some man(ある男), some day (いつの日にか)、something(何か)
(注)過去のある日、ならone day

anyの使い方

疑問文で使われる場合
いくつかの、いくらかの
Do you have any money [friends]?

否定文で使われる場合
まったく~ない
I don’t have any money [friends].

肯定文で使われる場合
どんな~でも
You may buy anything you want.(何でも買っていいよ)
You may come here anytime.(いつでもここに来ていいよ)
anyone(誰でも)、anywhere(どこでも), anyhow(どんな方法でも)

条件文で使われる場合
いくらかでも
If you have any money, lend me some.
(少しでもお金持ってたら、貸して)
If it becomes any warmer, let’s go out fishing.
(もう少しでも暖かくなれば、魚釣りに行こう)

allの使い方

代名詞として
All of us are non-Japanese.
(我々は全員、(日本人から見た)外国人です)
After all have gone, what could I do?
(すべてが去ってしまった今、何が出来るというのか?)

形容詞として
複数名詞に
All these students here are well-behaved.
(これらの生徒はみな行儀がいい)
場所に
All my town was inundated by torrential flooding.
(私の町全体が洪水で水に浸かった)
期間に
I stayed home all night.(一晩中起きていた)

副詞として
We are all Chinese. (全員)
They all approved the bill.(彼らは皆その法案に賛成した)
You have to solve the problem all by yourself.  (強調)
(あなたは一人でその問題を解決しなくてはいけない)

everyの使い方

everyは形容詞の用法だけです。単数扱いです。

すべての
Every child is a treasure. (生徒はみな宝物だ)
不可算名詞には原則として使えません(例外ありますが不要と判断しカット)
× Every gold is valuable. (金はすべて価値がある)
○All gold sold at this store was recovered from South Af-rican rocks.
(この店の金はすべて南アフリカの岩から採れたものです)

~ごとに
every year, every day, every three years(3年に一度), every other[second] day(1日おきに、2日に一度)

eachの使い方

名詞用法
You have to check each of these items.
(あなたはこの商品の各々をチェックする必要がある)
There are five buses. Each has its unique design.
(各々のバスは独自のデザインを持っている)
eachは単数扱いです
形容詞用法
Each student has to go and get the application form.
(生徒めいめいが行って申し込み用紙をもらう必要がある)

副詞用法
My children each have their cars.
(私の子供めいめいが車を持っている)
You can eat two cakes each.
(あなた方は各々2個づつケーキ食べてもよい)

bothの使い方

名詞用法
Both of you may go and see the movie.
(あなた方は二人とも映画を見に行ってよい)

形容詞用法
Both men looked very happy.
(男達は二人とも幸せに見えた)

副詞用法
We both agreed to the proposal.
(我々は二人とも提案に同意した)
They can both play san-shin.
(彼らは二人とも三線が弾ける)

eitherの使い方

肯定文・疑問文で
どちらか(単数扱い)
Either of you has to do this job.
(あなた方のどちらかがこの仕事をしなくてはならない)
Can I take either of the two cakes?
(二つのケーキのうち一つを食べてもいいのですか?)

否定文で
どちらも~ない
Do you like those two girls?
No, I don’t like either(one).
(いえ、どちらも好きではありません)
これ以外にも
He said that he didn’t like English. What about you?
(あなたはどうですか?)
Actually, I don’t like it, either. (実は僕も好きではないんだよ)
のようにnot …, either.(~も…ない) の使い方があります。

neitherの使い方

not + eitherがneitherです。
両方とも~ない
I like neither of you two. (二人とも好きじゃない)
Neither of them succeeded after all.(彼らは二人とも結局は失敗した)
I met neither lady. (どちらの女性にも会わなかった)

Neither [Nor]+ (be)助動詞+S (Sも…ない)
He says he didn’t meet the person.
Neither did I. (私も会わなかったな)

She said she wasn’t impressed by that movie. How did you feel?
(彼女はあの映画に感動しなかったそうだけど、あなたはどう?)
Nor was I. That was actually one of the most boring mov-ies so far.
(私も感動しなかったね。実際これまでで最も退屈な映画だったから)

注意 これは言い回しは硬い言い方で、私などはNeither did I.の代わりに
Me, neither. か I didn’t, either.と言いますし、Nor was I. の代わりに
Me, neither. か I wasn’t, either. と言います。

noneの使い方

noneは noにoneが加わって出来た言葉です。ある特定のものがまったくないことを意味します。
例えば、There is nothing in the dining room.
nothingは何もないことを意味します。この文をそのまま解釈すれば、キッチンもテーブルも冷蔵庫も何もないということです。
これに対して
I went to the dining room to eat hamburgers which my mother had cooked. But there was none left . (何も残っていなかった)

この場合なかったのはハンバーガーという特定のものです。こういう場合はnothingではなく、noneを使います。noneは代名詞なのでもちろん、名詞を使うことも出来ます。But there was no hamburger left .
もうひとつ例を
I waited for a reply. But none came.
(返事を待ったが、何も来なかった)
×But nothing came. とはしないように。

None of these books cost(s) less than 2000 yen.
(これらの本の一つとして2000以下のものはない)
くれぐれも
×Nothing of these books cost(s) less than 2000 yen.
としないように
Nothing ofという表現は存在しません

第12章 その他の項目

この章では、これまで説明しなかった項目を説明します。

語法について

ある表現は文法的にOKでも語法的にまずいということがありますが、この場合は語法が優先されます。すなわち、その表現は間違いということです。まずは、語法の説明からしましょう。語法とは個別の単語の使い方です。例えば他動詞likeについて、考えてみましょう。

I like baseball.(名詞)
I like playing baseball.(動名詞)
I like to play baseball.(不定詞)
これらはすべてOKです。他動詞のあとに目的語が来ています。では、次はどうでしょうか。

I prefer playing baseball.
他動詞のあとに動名詞がきている。文法的には正しいです。ところが、これは語法的に間違いです。すなわち、こういう言い方はしないのです。なぜでしょうか?これを文法的に説明するのは不可能です。文法的には正しいのですから。 なぜいけないか?その理由は…  ありません!理由はないが、「とにかく、こういう言い方はしない」それだけです。他にありません。

これは「花」を「花」と呼ぶのに理由がないのに似ています。もし誰かに「なぜ花と呼ぶのですか?」と聞かれても答えようがありませんよね。とにかくみんなが「花」と呼ぶからあなたも私もそう呼ぶわけでしょう?これを一人だけ別の呼び方をしても、話が通じないのでみんなと同じように「花」と呼ぶわけです。
もし昔の人が何か別の名前で呼んだとすれば、今でもそれをその名前(例えば はみ)を使って読んでいたことでしょう。このように言葉というものは非常に偶然的な要素が強いものなのです。理由はない!とにかくみんながそういう言い方をするからそうする、ということなのです。

話を戻しましょう。なぜ I prefer playing baseball. とは言わずに
I prefer to play baseball. と言います。これを包括的に説明すると「prefer ~ing とは言わず、prefer to ~ と言う」ということなのです。これがpreferの語法です。 語法はただひたすら覚えるしかありません(理屈はないので)。高度な英語を目指すなら単語を覚えるときに語法にも注意したいものです。

修辞疑問文

形としては疑問文でも内容的に強い肯定文、もしくは強い否定文になるものを修辞疑問文と言います。
How difficult! Who can[could] solve it?
(難しい!誰がこれを解けるんだろう?)
話者はこの「誰」を知りたがっているわけではありません。「誰も解けないだろう」と強く思っているのです。こういう表現は日本語でも同じですね。「だれがあんな根性の悪い奴と飲みに行くか!」
Who would decline such a nice offer?
(誰がこんないい申し入れ断るだろうか?→絶対、断るわけないじゃないか)

疑問詞なしのパターンもあります。
Would anyone not accept such a nice offer?
(こんないい申し出を受けない人はいるのだろうか?→みんな受けるに決っているよ)
Would I go out with that rogue? No way!
(私があのごろつきと付き合うだって?絶対ない!)

Why not?
Do you like sukiyaki?
Why not? なぜ、好きでないだろうか?→好きに決ってるさ!
これもそうですね。単にYes.と言うよりも、意味がずっと強まります。

知覚動詞

see, hear, feelなどの動詞を知覚動詞と呼びます。これらの動詞には共通の使い方があります。
例えば
I saw him walk. I heard him sing.などで
Oが~するのを見る、聞く、などの意味を表します。
現在分詞を使うこともできます。
I saw him walking. I heard him singing.
「~する」 の部分には動詞原形か現在分詞が入りますが、どちらでも意味は同じです。
注意しないといけないのは過去分詞が使われる場合です。
I saw a man attacked by a bear.
(私は男が熊に襲われるのを見た)
この場合O(man)は攻撃される側です。つまり受身の関係です。
このように受身の関係にある場合は必ず過去分詞を使います。

使役動詞

~させる、してもらう、の意味を表す動詞を使役動詞と呼びます。意味がまったく同じではないのできちんと使い分けましょう。

make O C (無理やり)OにCさせる
I made him work. (私は(無理やり)彼を働かせた)
Cには動詞原形が入ります。
この文が受身になると不定詞が使われます。
I was made to work by my father. (父親に無理やり働かされた)

let O C (許可)OにCさせてあげる
Let him do what he wants to do. (彼に好きなことをさせてあげなさい)
この文の受身は不可です。 ×He was let~

let O be + 過去分詞
Oが受身ならこの形になります。
I stupidly let myself be deceived by such a big liar.
(あんな大嘘つきに愚かにも騙された。)

have O C  OにCしてもらう、させる(強制的な意味合いはありません)
I had him work.(私は彼に働いてもらった)
Oが受身ならCには過去分詞が入ります。
I had my car repaired. (車を直してもらった)

haveが被害を意味することがあります。
I had my son die during the Okinawa War.
沖縄戦で死んでもらった、ではなくて「死なれた」ということです。
OがCされる、なら過去分詞を使います。
I had my money stolen. 「盗まれた」

get O to ~   ~してもらう(依頼)/~させる(強制ではない)
I got my mother to help me with homework.
(私は母親に仕事を手伝ってもらった)
I tried everything to get him to laugh.
(彼を笑わせるのにあらゆることをやった)

Let’s ~.
これはlet us の短縮形ですね。我々に~させなさい→~しましょう。
これに対する答えは
Yes, let’s. (ええ、そうしましょう)
No,let’s not.(やめときましょう)

もうひとつの完了形

完了形の公式はhave[has/had] + 過去分詞です。
ところが本当はもう一つあって、それはbe動詞を使います。
例えば、He is gone.(He’s gone.) They are gone.
Are you finished? Yes, I’m finished.などです。
このような「行った」とか「終わった」のような完了を表す自動詞のみに限り、使われます。何でもいいわけではありません。特に他動詞の場合は受身と勘違いされるので、要注意です。安全策としてはこのパターンを使わないか、少なくとも使いこなせるようになるまでは使わないほうが無難です。

what ~の訳し方

what ~ の訳し方には①~するもの[こと]、と ②何を~か、の二通りがあります。このうち、①の用法で用いられるwhatを先行詞を含む関係代名詞と言いますが、こういう用語を覚える必要はまったくありません。文脈に応じて①と②を訳し分けることが出来れば、それで十分です。普通の参考書や学校の教科書にはこういう用語が載っていますが、こういうのがあることが却って英文法の修得を妨げているのです。

英文法は英文の規則を理解して、正しい解釈もしくは運用が出来ればそれでいいのであって、文法用語を覚えること自体にはまったく意味はありません。こういう用語を氾濫させることで、文法嫌い、英語嫌いを生み出していることに英語講師(それ以前に文部省の英語教育担当の責任者)は気づくべきです。「文法は大事である。しかし、文法用語は使わないで済むのなら使うべきではない」私はこう考えます。少々脱線しましたが、次の2つの文はどう訳せばいいでしょうか?

I don’t know what he did.
「彼がやったことを知らない。」少し変ですね。「彼が何をやったか知らない」これならしっくりきますね。こう訳しましょう。この時のwhatが先行詞を含む関係代名詞ではなくて、疑問詞である、などということはどうでもいいことです(そのどうでもいいことを尋ねる大学入試問題がありますが、即刻廃止すべきです)。次の文はどうでしょうか。
Give him what he wants.
「彼に彼が何を欲しいか与えなさい」この日本語変ですよ。「彼に(彼が)欲しがっているものを与えなさい」これならいいですね。こう訳しましょう。

強調表現

動詞強調のdo
Did you really finish work? (本当に仕事を終わったの?)
Sure. I did finish it. (ええ、終わりましたとも)
普通なら単にI finished it.ですが、「終わった」という動詞を強調したいときにこうします。現在形なら
Do you really love me? Yes, I do love you.(本当に愛しているよ)
Does she really love you? Yes, she does love me.
のようになります。

強調構文

It is ~ that[who] … (…は~)
強調する語句を~の場所に入れます
It is you that have to take the responsibility.
(責任を取らないといけないのは君だ)
It was Tanaka-kun who made an agreement about this transaction.
(この取引の合意をとりつけたのは田中君だった)
関係詞のように、whenなども以下のように使えます。
It was just this moment when we heard a explosion sound.
(爆発音を聞いたのはちょうどその時だった)

名詞強調のvery
veryが名詞を強調することがあります。
This is the very book I have been looking for.
(これはまさに僕が探していた本だ)

代動詞

You shouldn’t go there. If you do, you may be killed.
(そこに行くべきではない。もし行けば、殺されるかもしれない)
このdoはgoの代わりに使っています。英語は繰り返しをきらうので、普通こうするのです。もちろん、goを使っても間違いではありません。

倒置

So + be[助]動詞+S (Sもそうである)
He is fond of Noh play. (彼は能が好きなんだよ)
So am I. (僕もそうなんだ)
これ、私は使ったことありません。いつも、Me,too. を使います。こっちのほうがずっと使いやすいですね。相手が使う場合があるので、知っておく必要はありますが、使う必要はありません。スピーキングでは使いやすいものを使うのが大原則です。

My company has abandoned life-time employment system.
(うちの会社は最近終身雇用をやめたんだ)
So has my company. I may be fired anytime from now on.
(うちの会社もそう。これからはいつクビになるかもわからない)
これも My company, too.でいいでしょう。

There ~
There is a pen. おなじみの構文ですが、この文は倒置文です。
V S
倒置でない文にすると A pen is.
これは文法的には可能ですが、実際には使われません。発音してみると少々間の抜けた感じがするからでしょう。There を文頭において、さらに倒置することで滑らかな音の響きにするのです。一般動詞が使われる場合もあります。
There once lived an old wise man in this village.
(かつてこの村に賢明なおじいが住んでいた)

with A B

with A B (AをBの状態で) Bには形容詞、分詞、前置詞句など
Don’t eat with your mouth open.
(口をあけて食べるな) このopenは形容詞です(原形動詞はBにこない)。Mito-komon walked with Suke-san and Kaku-san fol-lowing him.
(水戸黄門は助さん、角さんを引き連れて歩いた)
She was absorbed in pachinko with her baby in the car.
(赤ん坊を車の中に置いたままパチンコに夢中だった)
Don’t listen to me with your legs crossed.
(足を組んで人の話を聞くな)
このように、動詞が受身の意味なら過去分詞を使います。

動名詞の形容詞化

a sleeping bag 「眠っているバッグ」ではありません。眠るためのバッグ→寝袋です。sleepingは現在分詞ではありません。現在分詞なら「眠っているバッグ」でしょうが、バッグが眠るというのはありえません。このsleepingは「眠ること」でそのためのバッグということです。次のように言い換えられます。
a bag for sleeping
同じような例が
sleeping pill (睡眠薬)、camping car, batting pitcherなどです。バッティングしているピッチャーではなくて「バッティング練習のためのピッチャー」のことです。

Yesの代わりにSo

Are you a Japanese?
So, I am. (はい、そうです)
このようにyesの代わりにsoを使うことも出来ます。
Did you go to Tokyo Disneyland?
So we did.

haveの代わりにhave got

「持っている」はhaveですが、have gotという場合もあり、これはイギリス人に多い言い方です。
I have got[I’ve got] two cars.
Have you got two cars?
同様にhave toはhave got to
I’ve got to work.(働かないといけない)

注意
have = have gotを相手が知らない場合もあるので、使用を控えたほうが安全です。

挿入

文の途中で、SVが挿入されることがあります。例えば
The best goal keeper is Satoshi. にI think を挿入して、
The best goal keeper, I think, is Satoshi.
と言うことがあります。普通の語順ではもちろん
I think the best goal keeper is Satoshi.  です。

同格

of (~という)
the city of Tokyo (東京という街)
that (~という)
the fact that he dismissed me (彼が私を解雇したという事実)
allegation that he stole the money
(彼がそのお金を盗んだという嫌疑)
We, adults should be more resolute.
(我々大人はもっと毅然とすべきだ)
我々=大人、で同格になっています。
Karate, Okinawa’s traditional martial art, is now spread all over the world. (沖縄の伝統的武術である空手は今では世界中に広まっている) 下線部と下線部が同格です。

第13章 よくある間違い

(1) from ではなく in
×School will begin from spring.
日本語では「から」ですが英語では違います。
○School will begin in spring.

同様に
×This system will be introduced from spring.
○ This system will be introduced in spring.

(2) recently は現在形で使わない
×I recently read lots of books.
○I read lots of books these days.

recently は過去形か現在完了で使います
○I recently bought a car.
○I have recently bought a car.

(3) difficultで以下の形は不可
×He is difficult to solve this question.
正しいのは
○It’s difficult for him to solve this question.
○He has difficulty in solving this question.

但し不定詞の目的語が主語になっている場合は可。
He is hard to please.(気難しい)
このpleaseは「~を喜ばせる」の意の他動詞です。これの目的語はHeです。「彼を 喜ばせる」。こういう関係ならOKです。

(4) 瞬間動詞(造語)の時間的長さはゼロ
動詞にはある一定の時間的長さを要するものとそうでないものがあります。例えば来る、というのは瞬間です。5時に来る、とは言っても5時間来ることはできません。したがって

×He came here for five hours.
×He came here till 5 o’clock.
till(~まで)は時間的な長さを表します。それが1分であっても1時間であっても長さがあります。来る、というのは瞬間なのでtill やforと共に使えないのです。

○He came here by 5 o’clock.
by(~までに)には長さがありません。5時までにという事は4時45分でも4時半でも何時であっても、瞬間です。ですから瞬間動詞のcomeと共に用いることは可能なのです。

(5) any not の語順はない。正しくはnot any
× Any batter cannot get a hit from that pitcher.
○ Not any batter can get a hit from that pitcher.
(あのピッチャーからヒットを打てるバッターはいない)

(6) lead to の toは前置詞なので、動詞はこない
× It will lead to improve the score.
○ It will lead to improving the score.
(それは点数を上げることにつながるだろう)

(7) listen は聞こうとする。hear は聞こえてくる
× I heard but couldn’t listen to anything.
○ I listened but couldn’t hear anything.
耳を澄ましたが、何も聞こえなかった。

(8) 同様に、lookは見ようとする、seeは見える。
× I saw but looked nothing.
○ I looked but saw nothing.
目を凝らしたが、何も見えなかった。

(9) 日本語の「が」は必ずしも逆説ではないので、butではおかしいことがある。
12月に京都に行った事がありますが、思いのほか寒くてびっくりしました。
×I have been to Kyoto, but I was surprised that it was colder
than I had thought.

この「が」は逆説ではありません。「が」を「しかし」に置き換えればわかります。
×12月に京都に行った事があります。しかし、思いのほか寒くてびっくりしました。おかしいでしょう。逆説ではないからです。

一生懸命勉強したが、だめだった。→ 一生懸命勉強した。しかし、だめだった。これはいいですね。逆説だからです。
○ I studied hard. But I failed.

初めの英文は
○I have been to Kyoto, and I was surprised that it was colder
than I had thought.

(10) at firstは「はじめは~だったが、後で…」の意味で使う。また「まず第一に」の意味はない。
× At first, I went to Okinawa.
○ I went to Okinawa for the first time.
○ At first, I didn’t understand, but later I got it.

× At first, children have to play outside.
○ In the first place, children have to play outside.

(11) 過去を表す語句があれば、現在完了ではなく過去形を使う
× Last week, a boy has been murdered.
→ was murdered.
先週  は過去を表すのです。

(12) just now は現在完了形では使わない。過去形で使う
× I have finished work now.
○ I finished work just now.

(13) 条件文では未来形は使わない
× If it will rain tomorrow, I will go to the library.
○ If it rains tomorrow, I will go to the library.

(14) reasonはfor
○ reason for
×reason of とする人が案外多いです

(15) S Vの語順でもイントネーションあげれば立派な疑問文
○ You don’t like me? ↑(ぼくを好きではないだろう?)
○ You like me? ↑ (ぼくを好きかい?)

(16) think S not とは言わない
× I think he will not come.
○ I don’t think he will come.

(17) can know とは言わない
× If you study hard, you can know many things.
○ If you study hard, you will know many things.

同様にcan recognize, can notice  も不可

(18) stop to は、~するために立ち止まる
~するのをやめる、は stop –ing

(19) 男性だけとは限らないので注意すべき場合
性差別にあたるとされる場合があるので、注意が必要です。
例えば、議長はchairman ではなく、chairpersonにします。消防士も fire-man ではなくfirefighter。スチュワーデスは flight attendant。sales manはsales person[representative]

manを含む単語に対して差別と感じるかどうかは(日本語でもそうですが)個人差があるはずです。あまり、神経質になるのもよくありませんが、心配なら中立的な語を使えばいいでしょう。

以下のような場合は例外です。
He is a chairman of the committee.
主語が男性なので、こういう場合は性差別には当たらないのです。

主語が無性の場合は his or her[his/her ]やtheirで受けます。
Someone who wants to join the party has to write their[his or
her] signature here.

(20) see S Vとは言わない。
× I saw (that) he was walking
○ I saw him walking.

同様に
× I heard (that) he was singing.
○ I heard him singing.

知覚動詞は (that S V) を目的語に出来ない、ということです。

(21) 名詞は as as の中に入れる
× I carried as many as possible books to my house.
○ I carried as many books as possible to my house.

(22) everyは単数扱い, all は複数扱い
× every books ○ every book
○ all books

(23) effectは名詞
× Global warming will effect agriculture negatively.
○ Global warming will affect agriculture negatively.

(24) enter は他動詞
× We entered into the cave.
○ We entered the cave.

(25) discussも他動詞
× Let's discuss about this issue.
○ Let's discuss this issue.

(26) mention も他動詞
× He didn't mention about the incident.
○ He didn't mention the incident.

(27) both notの語順 はない
× Both of us don't like you.
○ Neither of us likes you.

(28) not both はある。部分否定になる。
○I don't like both of them.
彼らの両方を好きというわけではない(片方は嫌い)。

(29) nearly は否定文で使わない
× I know nearly no one in this picture.
○ I know almost no one in this picture.

(30) near は形容詞ではない(→前置詞)
× We went to the near book store.
○ We went to the nearby book store.
○ We went to the book store near my house.

(31) near に「近づく」という意味はない。
× A big dog came near me.
○ A big dog came up to me.
○ A big dog slept near me.
「止まった状態で近くに」の意なのです。

(32) most の使い方に注意
× most of Japanese
○ most Japanese
○ most of the Japanese in this room
most of のあとには定冠詞プラス名詞が来ます。

(33) marry は他動詞
× I will marry with her.
○ I will marry her.

(34) married ならto
× She is married with my son.
○ She is married to my son.
(注) この場合のmarried は形容詞です。

(35) look forward to のtoは前置詞
× I'm looking forward to see you.
○ I'm looking forward to seeing you.

(36) each other は副詞でなく名詞
× We talked each other.
○ We talked with[to] each other.

(37) for -ing は人間には使わない。物の用途を表す
× I went to the school for learning English.
○ This book is for learning English.

(38) not different はない
× Japanese people are not different from any other people.
○ Japanese people are no different from any other people.
こういう場合、強調になります。決して違わない。

(39) ある時に(たまたま)出来た、なら able to
○ I usually couldn’t play sanshin well. But somehow I was able to play well at that concert.
can は能力を表す。従って
× We hurried and could arrive on time.
○ We hurried and were able to arrive on time.
able to は manage to で言い換えられる

(40) 「~後に」が数詞を伴う場合、現在からなら after でなく in
× I'll be there after five hours.
○ I'll be there in five hours.
過去なら later
× I arrived there after five hours.
○ I arrived there five hours later.

ただし、「…の~後に」ならすべて after
○ I arrived there five hours after departure.
○ I will arrive there five hours after departure.

(41) advice は名詞
× She adviced me.
○ She advised me.

(42) responsible は位置で意味が違ってくる
the responsible person (その責任感ある人物 )
the person responsible (その責任をとるべき人物 )

他にもあります
the people concerned ( 関係者 )
the concerned people ( 不安な人々 )

the present situation ( 今の状況 )
the people present (出席している人々)

(43) not able to とは言わない
× He wasn't able to do the job.
○ He was unable to do the job.

(44) able to の主語は人間
× The car is able to run very fast.
○ The car can run very fast.

(45) nothing of はない
× We like nothing of these paintings.
○ We like none of these paintings.

(46) too much big とは言わない
× This coat is too much big to me.
○ This coat is much too big to me.
much too + 形容詞 の語順です。

(47) 次のような場合、代名詞 は使えない
× If you want to quit the job, you can do it.
○ If you want to quit the job, you can do so.
× If you want to quit the job, you can say it.
○ If you want to quit the job, you can say so.
仕事をやめる、というのは「名詞」ではありませんね。だから代名詞は使えません。こういう場合、so を使います。

(48) favorite は最上級に出来ない
× This is my most favorite song.
○ This is my favorite song.
favoriteは「最もお気に入り」の意ですでに最上級なのです。

(49)receiveとaccept
I surely received the invitation but didn’t accept it.
receiveは「受け取る」、acceptは「受け入れる」この違いわかりますね?

(50)僕は僕だ
× I am me.
○ I am what I am.
こういう決まった言い方があります。ちなみに
what A is は今現在のA 例えば
He was a nice man. But he changed. I don’t like what he is now.
のように使います。
what A was [used to be] なら, かつてのA
He is totally different from what he used to be.

(51) 接続詞の後の「S+be動詞」は省略可
When I was a boy, I went fishing every day.
→ When a boy, I went fishing every day.
If it is used properly, the internet greatly benefits students.
If used properly, the internet greatly benefits students.
(適切に使えば、インターネットは生徒に非常に有益である)

(52)priceはwhat
×How much is the price?
○What’s the price?
値段はいくら?につられてHow much を使わないように

第14章 構文と動詞活用表

much less ~(まして~ない)
I cannot speak English , much less French.
(英語を話せない。ましてフランス語なんか)
much more ~(まして~は当然だ)
I can speak Russina, much more English.
(ロシア語を話せるくらいだから、英語なんか簡単)
either A or B(AとBのどちらか)
You have to choose either hard work or dismissal.
(一生懸命働くか首かどちらかだ)
動詞はBに合わせます。
neither A nor B (AもBも~ない)
動詞はBに合わせます。
Neither you nor I am wrong. (君も私も悪くいない)
動詞はBに合わせます。
not ony A but (also)B(AだけでなくBも)
Not only you but I have to take the responsibility.
(君だけでなく私も責任を取らねば)
主語は複数であるとして動詞を合わせます。
not A but B(AでなくB)
動詞はBに合わせます。
Not you but I am wrong. (悪いのは君でなくて私だ)
これらの動詞をスピーキングで瞬間的に判断するのはかなり困難と思われますので、実際はそう気にすることはありません。
not always ~(いつも[必ずしも]~というわけではない)
The rich are not always happy.
(金持ちだからといって幸福とは限らない)
I am not always idle.
(いつもサボっているわけじゃない→頑張る時もあるさ)
not all (すべて~というわけではない)
Not all Japanese wear glasses.
(日本人がみなメガネをかけているわけではない)
not every   (すべて~というわけではない)
He can't do everything. (彼にだってできないことはある)
not any (まったく~ない)
He can't do anything. (彼は何もできない)
(= He can do nothing.)
can't help …ing(~せざるを得ない)
I can’t help admitting the fact. (その事実は認めなくてはならない)
can't seem to ~ (~したがだめらしい)
I can’t seem to solve this issue.
(この問題解こうとしたが解けないみたい)
at a loss 疑問詞+to ~
I’m at a loss what to do.(何をしたらいいか途方に暮れて)
I am at a loss whom to rely on.(誰を頼ったらいいものか)
すべての疑問詞でこの表現が可。
be said to ~ (~と言われている)
The person is said to often go abroad.
(その人はしばしば外国に行くそうだ)
He is said to be really rich.
(その人は金持ちだと言われている)
be said to have 過去分詞 (~したと言われている)
The person is said to have killed many people.
(その人は多くの人を殺したと言われている)
The person is said to have been rich.
(その人は金持ちだったと言われている)
be sure to ~ (必ず~する)
You are sue to succeed.(あなたはきっと成功する)
cannot ~ too …(…過ぎるということはない)
You cannot be too careful in choosing your spouse.
(配偶者を選ぶのに注意しすぎることはない)
You cannot emphasize the value of the envoronment too much.
(環境の重要性を強調しすぎることはできない)
the same ~ as … (…と同じ~)
This car is the same as that one.
(この車はあの車と同じだ)
This car is the same as I have.
(この車は僕が持っているのと同じだ)
It is no use …ing (…しても無駄である)
It is no use persuading him.(彼を説得しても無駄だ)
It is ~ to … (…することは~である)
It is desirable to live in a moderate way.
(節制した生活を送るのは望ましい)
to…に動名詞がくることもあります。
It is desirable living in a moderate way.
It is ~ for A to …(Aが…することは~である)
It is necessary for you to work hard.
(あなたが懸命に働くことは必要である)
It is ~ that S V (SがVすることは~)
It is clear that he destroyed our school.
疑問詞 SVが来ることもあります。
It is clear why he destroyed our school.
(なぜ破壊したか理由ははっきりしている)
It seems that S V.(SがVするらしい)
It seems that he told us a lie. (我々に嘘をついたらしい)
It happens that S V. (たまたまSがVする)
It happens that my teacher lives next door.
It is said that S V. (SがVすると言われている)
It is said that the universe is expanding.
(宇宙は膨張していると言われている)
the fact that S V (SがVするという事実)
I’ll never forget the fact that you betrayed me.
(君が私を裏切ったという事実は絶対に忘れない)
It won’t be long before S V.(まもなくSがVする)
It won’t be long before he finishes this work.
Vの動詞は未来形にはならないことに注意。
It is not until[till] A that ~.(~はAまでない。Aになって始めて~)
It is not till you lose your health that you will recognize its value.
(健康を失って初めてその値打ちがわかる)
動詞の時制に注意
in that ~ (~という点において)
I think much of this plan in that it will alleviate the burden on workers.(労働者の負担を軽減するという点でこの案を評価します)
The fact is (that) ~ (実は~)
The fact is he isn’t a man.(実は彼は男ではないんだ)
(There is) no doubt that ~ (間違いなく~)
No doubut you will succeed.
(It is) needless to say, ~  (~であることは言うまでもない)
Needless to say, Japanese language is the most important.
so that S can[may, will] ~ (Sが~できるように、するように)
Work hard so that you will succeed.
as [so] long as ~ (~である限り = if )
I’ll remain in this company as long as my supervisor does so.
(うちの上司が残る限り僕もこの会社に残る)
Whether A or not, (Aであろうと、なかろうと)
Whether sunny or not, I will go. (天気がよくても悪くても私は行く)
Whether A or B, (Aであろうと、Bであろうと)
Whether sunny or rainy, I will go. (晴れでも雨でも、私は行く)
What's wrong with~? (~はどうしたのか?)
What’s wrong with your face? (その顔どうしたの?)
What's the matter with~? とも言います
As is well known,  (よく知られているように)
As is well known,Japan is an island nation.
How come S V ? (なぜSはVか?)
How come you went all the way to Finland?
(なぜわざわざフィンランドに行ったの?)
I mean ~ (つまり~と言いたいのです)
I mean he isn’t a good leader.
Do[would ] you mind ~ing? (~してもらえないでしょうか)
Do you mind opening the window?
Do[would ] you mind my~ing? (~しても構わないでしょうか)
Do you mind my opening the window? (窓を開けてもよろしいでしょうか?)
Do[would ] you mind if I ~? (~しても構わないでしょうか)
Do[would ] you mind if I smoke? (吸ってもよろしいでしょうか?)
上記3つのパターンとも「いいのならNo」,「いやならYesになります。これはmindの意味が「いやだと思う」だからです。
Do you mind if I smoke? なら直訳的には「私の喫煙お嫌ですか?」になります。そこで「いやだ、やめてくれ」と思えば、Yesで「嫌」を肯定するわけです。自分では使わないまでも相手から言われてあべこべにならないようにこの表現におけるmindの意味をしっかり覚えておきましょう。
ただ、「いやだ」というのをあまり強く言うのもはばかれる場合は、
I’m sorry. But please don’t. などと言えばいいですし、「いい」のなら、
No problem. とか Off course not.などが使えます。もちろん、単にNo.でもいいです。

動詞活用表


英語の動詞には、原形、過去形、過去分詞、現在分詞の4つの形態があります。普通は原形にedもしくはdをつけたものが過去形、過去分詞形なのですが、中にはそうでないものがあり、これを不規則変化と呼んでいます。不規則なのですからこれは暗記する以外にありません。現在分詞に関しては、例外なくingをつけるだけなので覚える必要はありません。以下に、不規則変化の動詞をまとめてみました。すべて覚えてください。

A 変化しないもの
原形 過去形 過去分詞
cost  cost  cost     費用がかかる
cut  cut  cut     切る
hit  hit     hit   打つ
hurt  hurt    hurt  傷つける
let   let    let    許可する
put  put   put     置く
quit  quit  quit      やめる
read  read  read     読む
set  set   set      セットする
shut  shut  shut     閉める
upset upset upset ひっくり返す
spread spread spread 広める

Bその他
awake awoke awaken 目覚めさせる
become  became  become ~になる
bear bore born 我慢する
beat beat  beaten 打つ
begin  began  begun 始まる
bend bent bent 曲げる
bite bit bitten  噛む
blow blew blown  吹く
break  broke  broken 壊す
bring   brought  brought 持ってくる
build  built  built  建てる
burn burnt burnt 燃える
buy  bought  bought 買う
catch  caught  caught 捕まえる
come  came    come 来る
choose  chose  chosen 選ぶ
dig dug dug 掘る
do     did    done   やる
draw  drew   drawn  引く
drink  drank  drunk  飲む
drive  drove  driven 運転する
eat  ate  eaten 食べる
fall  fell  fallen  落ちる
feed fed fed 食べせる
feel  felt   felt      感じる
fly  flew  flown 飛ぶ
fight fought fought
find found found 見つける
forget  forgot  forgotten 忘れる
forgive forgave forgiven 許す
found founded founded 設立する
freeze froze frozen 凍る
get  got   gotten / got  得る
give  gave  given  与える
go  went  gone  行く
grow  grew  grown 成長する
hang hung hung    つるす
have  had   had  持つ
hear  heard  heard 聞く
hide hid hidden 隠す
hold  held  held    手に持つ
keep  kept  kept   維持する
know  knew  known 知る
lie  lay lain 横になる
lay  laid   laid   横にする
lead  led  led    導く
leave  left  left  去る
lend  lent  lent 貸す
lose  lost  lost 失う
make  made  made 作る
mean  meant  meant 意味する
meet  met  met 会う
pay  paid  paid 払う
run    ran    run   走る
ride  rode  ridden 乗る
ring rang rung 鳴る
rise  rose  risen 上がる
say  said  said 言う
see saw seen 見る
sell  sold  sold 売る
seek sought sought 求める
send  sent  sent 送る
shake shook shaken 振る
shoot  shot  shot 撃つ
shine  shone  shone 輝く
shake  shook  shaken 振る
show  showed shown(showed) 見せる
shrink shrank shrunk
sing  sang  sung 歌う
sink sank sunk 沈む
sit  sat  sat         座る
speak  spoke  spoken 話す
stand  stood  stood  立つ
steal  stole  stolen 盗む
strike struck struck たたく
sleep  slept  slept  眠る
spend  spent  spent 費やす
sweep swept swept (掃除する)
swim  swam  swum 泳ぐ
swing swung swung 揺れる
take  took  taken 取る
teach  taught  taught 教える
tear  tore  torn  裂く
tell  told  told伝える
think thought thought 思う
throw  threw  thrown 投げる
understand  understood  understood 理解する

日本一わかりやすい英文法<中・上級編>

本書の内容

第1章 品詞/文/関係詞
品詞
文の構成
他動詞
自動詞
主語
目的語
that S V
疑問詞S V
命令文
否定の命令文
その他の命令文
否定疑問文
関係詞
whereの誤用
挿入
関係代名詞than
関係代名詞as
Whatever など
第2章 進行形・完了形・受動文時制
進行形の用法
進行形に出来ない動詞
未来進行形
受動文
受動態を使うのは
by ~の省略
by以外の前置詞
受動態に出来ない動詞
受身進行形
完了形
未来完了形
現在完了受身形
過去完了受身形
第3章 不定詞・動名詞・分詞
普通の不定詞
名詞用法
形容詞用法
副詞用法
wantと不定詞
受身不定詞
完了不定詞
その他の構文
省略
普通の動名詞
受身動名詞
完了動名詞
動名詞の主語
否定の動名詞
不定詞か動名詞で意味が異なる場合
動名詞だけをOにする動詞
不定詞だけをOにする動詞
慣用表現
現在分詞
過去分詞
現在分詞か過去分詞かで迷う場合
分詞構文
第4章 助動詞
助動詞の現在形
can/may/must/will/shall/be going to/have to
should /need/ought to/had better/used to/dare
助動詞の過去形
助動詞+have +過去分詞
第5章 仮定法
片方が過去で片方が現在
仮定法か条件文か迷う場合
If を使わない仮定法の文
wishを使う表現
wishのまとめ
願望を表す別の表現
as if を使う表現
その他の仮定法の表現
仮定法の倒置
仮定法が意味を強める場合
練習問題
第6章 前置詞
in/into/out of/outside
on/onto/off/at
above/over/below
under/up/down
around/about/before
after/behind/to
for/toward(s)/during
through/among/between
from/of/with/thanks to
due to /by/against
except/but
第7章 形容詞・副詞・比較表現
形容詞は2種類
位置で意味が異なる場合
形容詞の位置
形容詞が複数の場合
副詞
文全体を修飾する場合
onlyの位置
Yes/Noで注意すべきこと
動詞句の目的語の位置
副詞が複数の場合の語順
分詞の修飾
比較表現
倍数表現
比較級・最上級の表現
その他の比較表現
第8章 名詞/冠詞/代名詞
名詞の分類
不可算名詞の数え方
使える形容詞
物質名詞
抽象名詞
固有名詞
普通名詞の固有名詞化
単数形と複数形で意味が異なる場合
不定冠詞(a, an)
定冠詞(the)
冠詞がつかない場合
代名詞
it の特別用法
所有代名詞
this, thatの使い方
the+単数名詞の代わりのthat
the+複数名詞の代わりのthose
those who
one(s) の使い方
otherの使い方
another の使い方
some/anyall/every/each/both/either/neither/noneの使い方
第9章 その他の項目
時制の一致
If ~文の時制
修辞疑問文
知覚動詞
使役動詞
what ~の訳し方
強調表現
代動詞
倒置
with A B
動名詞の形容詞化
Yesの代わりにSo
haveの代わりにhave got
挿入
第10章 よくある間違い
第11章 構文・英文暗唱

第1章 品詞/文/関係詞節

当たり前ですが、英語は英単語が並んだものです。この英単語はその働きによっていくつかに分類できます。これを品詞と呼びます。英文法でもっとも大事なことがこの品詞を理解することです。これがわかっていないときちんとした英文を作る(話す)ことが出来ません。まずは、ここで品詞を簡単に説明しましょう。

疑問詞
what(何), where(どこで), when(いつ),why why(なぜ),
how(どのように) who(誰が), whom (誰を)

冠詞
①定冠詞 the
②不定冠詞 a(n)

名詞
名前を表す語です。 Japan, Kinjo, Tom, car, cat
名詞は文の主語になったり、目的語(後で説明)になったりするので、非常に重要ですね。名詞がなければ、文は作れないと言ってもいいです(命令文以外は)。

動詞
動作や行為などを表します。
go, like, know
動詞は時制などによって活用(変化)します。例えば、go(原形)は、went(過去形), gone(過去分詞), going(現在分詞もしくは動名詞) と活用します。多くの動詞は規則的に活用するのですが、中にはそうでないものがあります。詳しくは動詞の項目で。

形容詞
名詞を修飾します
①通常は前に置きます a wise men
②後に来るのがあります employees present 出席している従業員
③be動詞の後ろに来ます He is happy.
④動詞の後ろに来ます He became happy.

副詞
①形容詞を修飾します He is very happy.
②動詞を修飾します He works hard.
③副詞を修飾します He works very hard.

前置詞
名詞または動名詞とくっつきます。二つの働きをします。
A 副詞の働きをする
I live in Osaka. このように名詞と前置詞がくっつくとそれはもう名詞ではなくなり、副詞あるいは形容詞の働きをします。この文では動詞を修飾してますので副詞の働きです。
B 形容詞の働きをする
a lake near my house 前置詞nearが名詞houseとくっついてlakeを修飾しています。lakeは名詞ですから、これを修飾するnear my houseは形容詞の働きをしていることになります。この順序に注意しなくてはなりません。名詞 前置詞 名詞 と並べば 後の二つが前の名詞を修飾するのです。ですから上は私の家の近くの湖であって、湖の近くの私の家ではありません。
a bag for sleeping
眠ること のための 袋 (=寝袋)
これも同様に形容詞の働きをしています。なぜなら、太字部分は名詞 (a bag)を修飾しているからです。

注意
前置詞は動詞とはくっつきません
× I passed the exam by make great efforts.
前置詞は不定詞とはくっつきません
× I passed the exam by to make great efforts.
動詞句で前置詞が含まれている場合それに気づかないで間違うのが非常に多いです。
× I look forward to go there.
このtoは前置詞ですのでこのように動詞はきません。動名詞にします
○ I look forward to going there.
ポイント 動詞句を覚える時それが前置詞のtoなのか不定詞のtoなのか区別して覚えましょう

助動詞
動詞とくっつきます
I can play baseball.
Will you go to the enkai party?

接続詞
単語と単語 句と句、 SV(後で説明)とSVをつなぎます
Fukuoka and Kagoshima
not by making effort but by luck 下線の接続詞が二つの句(太字)をつないでいます
I was sleeping when he came to my house.
S V S V
接続詞がSVの前に来ることもあります。上の文は以下のように逆にもできます。
When he came, I was sleeping.
S V S V

間投詞
返事や感情を表します。
Oh! I’m surprised to see you again here.
(おや、またここで会いましたね!)
Yes, I am. (ええ、そうです)

文の構成

文は大きく次の2つに分けられます。
be動詞を使った文
一般動詞を使った文

いずれの場合も文には最低限主語と動詞が存在します。
I am an Okinawan. この場合am が動詞です。
I like Okinawa. この場合like が動詞です。

補語という用語がありますが、スピーキングには一切必要ないので、これの説明及び、使用は本書では行いません。不要です。

一般動詞には二種類あります。
1.他動詞(目的語をとる)
2.自動詞(目的語をとらない)

他動詞

他動詞の後ろには名詞が来ます。
I like Okinawa. で言えば Okinawa がそうで、この場合は「~を」と訳せます。こういう名詞をこの他動詞の目的語と呼びます。
I play piano. (私はピアノを弾きます) pianoが目的語
I know him. (私は彼を知っています) himが目的語

このように「~を」に相当するのは目的語ですが、目的語にはもう1種類あります。
I gave him money.(私は彼にお金をあげた)
この場合moneyは「~を」と訳せますので目的語になっています。
himは「彼に」と訳します。このように「~に」と訳せるものも目的語と呼びます。

「~を」を直接目的語、「~に」を間接目的語と言うのですが、スピーキングには不要なので、覚えなくてもいいです。

動詞を覚えるときには原則として、自動詞なのか、他動詞なのか区別して覚えてください。これはかなり重要なことです。例えばスピーキングしていて英検1級レベルの人でも I discussed about the matter. などと言う人が結構いますがこれは間違いです。なぜなら discuss は他動詞なので、直後に目的語が来なくてはならないからです。前置詞は不要ということです。
I discussed the matter.が正しい英語です。

ちなみに、目的語を英語でobjectと言うのですが、頭文字のOをとって、目的語を表すことがよくあります。同様に、主語はS (subjectの頭文字)、動詞はV (verbの頭文字)で表します。

I gave him money.
S V O O こういう感じです。

なお、すでにお気づきかもしれませんが、目的語になれるのは名詞(代名詞)および名詞の働きをするものに限られます。

自動詞

これは直後に名詞(目的語)は来ません。例えばgoは自動詞で、
I go school.とは言いません。I go to school.にしなくてはならない。
このように、自動詞のあとに名詞を持ってくる場合、前置詞が必要になります。
arrive at/ look at/ listen to/ laugh at などたくさんあります。

主語

主語になることが出来るのは名詞(代名詞)および名詞の働きをするものです。
①名詞 Tokyo is Japan’s capital.(東京は日本の首都です)
②動名詞 Working is important. (働くことは重要だ)
③名詞節 (that [疑問詞] S V) 次ページで説明
④名詞句
A lake near my house is very clean.
(私の家の近くの湖はとてもきれいです)
下太字全体が主語になっています。
これをさらに分解すると
lake(名詞) near (前置詞) my house (名詞句)
で これ全体で名詞の働きをしますので、主語になることが出来るのです。

目的語

目的語になれるのも、名詞(代名詞)および名詞の働きをするものだけです。
①名詞 I like Takashi[him[.
himは代名詞の一つですが、代名詞も名詞の仲間です。
②動名詞 I like working.
③名詞句 I know the man near Tanaka-san.
(田中さんの近くにいる男を知っています)
④名詞節 that S Vと 疑問詞 S Vの二つがあります。下で説明します。

that S V

I know that Okinawa is a nice place
(沖縄がいいところであることを知っている)
「~であること」と訳します。
knowは他動詞です。上の文では太字全体が目的語になっているのです。
このthatですが、しばしば省略されます。→
I know he quit the company. (彼が仕事をやめたことを知っている)
That he stole the car is not true.
(彼が車を盗んだということは本当ではない)
太字全体が主語になっています。

疑問詞 S V

I know where he lives.
(彼がどこに住んでいるかを知っている)
下線部全体が目的語 「~を」 になっています。
疑問詞すべて(what where when why how)についてこのような使い方が出来ます。
I know why he dislikes you.
(なぜ彼があなたを嫌っているかを私は知っている)
I don’t know when he will come home.
(彼がいつ帰宅するかを私は知らない)
I know why he quit the company.
(彼がなぜ会社をやめたかを私は知っている)

主語にもなります

Where he lives is a mystery.
(彼がどこに住んでいるかは謎である)
Why he went there is not clear.
(彼がなぜそこに行ったかは明らかでない)

命令文

相手に対して「~しなさい」と言う文を命令文と言います。
動詞の場合 文頭に動詞を置きます。
Go to school. (学校に行きなさい)

Be動詞の場合 Be ~.(~であれ、~になれ)
Be more brave.(もっと勇敢であれ)
Be a man.(男になれ)

Youが入る場合
命令文はもともと You ~(動詞原形). のYouを省略した形になっています。 そのため、これを省略しない形も当然存在します。以下のように。
You come and help me.(あなた、ここに来て手伝いなさい)
You never be so loud. (あなた、そんなに騒がないで)
Youをつけるとつけない場合よりも強い口調になるので、ご注意下さい。

否定の命令文

Don’t + 動詞原形
Don’t go to school. (学校に行くな)
Don’t be + 形容詞[名詞]~
Don’t be so foolish.
(そんなに愚かであるな→ばかなこと言うな[するな])
Don’t be a member of such a violent group.
(そんな野蛮なグループのメンバーになっては[あっては]いけない)

注意 beには「いま現在~である」の意味と「これから~になる」の意味があります。
I want to be a lawyer in the future. (将来弁護士になりたい)
They tell me to quit this job. But I want to be a lawyer.
(彼らは私のこの仕事をやめるように言った。しかし私は弁護士でありたい)

その他の命令文

命令文 and ~(…しなさい。そうすれば~)
Make more effort, and you’ll succeed.
(もっと努力しなさい。そうすれば成功するよ)

命令文の代わり名詞を使う表現
More effort, and you’ll succeed.
(もっと努力しなさい。そうすれば成功するよ)

命令文 or ~(…しなさい。そうしないと~)
Make more effort, or[otherwise] you’ll fail.
(もっと努力しなさい。そうでないと失敗するよ)

名詞を使う場合もあります。
More effort, or[otherwise] you’ll succeed.
(もっと努力しなさい。そうでないと失敗するよ)

否定疑問文

「これはあなたの車です」 この文を疑問文にしましょう。
「これはあなたの車ですか?」 簡単ですね。では
「これはあなたの車ではない」 これも疑問文にしましょう。すると
「これはあなたの車ではないのですか?」 こうなります。
こういう「~ではないのですか?」式の文を否定疑問文と言います。作り方は
This isn’t your car. のisn’tを前に持ってきて
Isn’t this your car? とします。あるいはisだけ前に持ってきて
Is this not your car? でもいいです。

一般動詞なら
Don’t you like me? / Do you not like me?
Didn’t she go there?/ Did she not go there?

助動詞なら
Can’t you believe me? (私を信じられんのか?)
Will you not go there?(そこに行かないんですか?)

祈願文

「~でありますように」 という何かを祈る時の文でこれには2通りあります。
May S V!
May God bless you!(神があなたを祝福しますように)

S V!
God bless you! (同上)
動詞は原形です。

関係詞

この本の対象である中級、上級者は関係詞は理解しているはずですので、基礎的な説明は省いて、それ以外の事項の説明をします。その前にまずは関係詞節を使った英文を見ていきましょう。もし意味がわからないことがあれば、初級、中級編をお読み下さい。

Do you know the lady who came here yesterday?
The man whom she loves is you!
A man whose father is a famous writer came to see me.
This is the car which I like best.
A man that lived here was my uncle.
A book that I bought was interesting.
Look at that boy and the dog that are running!
This is the reason which I work for.
1972 was the year when Okinawa was reversed to Japan.
This is the place where I live.
Tell me the reason why you think so.

whereの誤用

×This is the house where was robbed last month.
(これが先月強盗に入られた住宅です)
修飾する名詞(where)が場所を表すからとこうする人が多いですが、間違いです。
where は下線部に対する主語になっています。そういう場合は関係代名詞を使います。 which か thatですね。
○ This is the house which was robbed last month.

挿入

関係詞を使った文に挿入句が入ることがあります。たとえば
The criminal who stole my money must is Kenji.
私のお金を盗んだ犯人は健二だ。
これに(私が考える)を加えましょう。すると、日本語では
私のお金を盗んだと(私が考える)犯人は健二だ。になります。英文では下線部と( )の順序が以下のように逆になります。
The criminal who (I think) stole my money is Kenji.
こういう感じで次の日本語を英語にしてみましょう。
地球を救うと私が信じる国は日本だ。
(私が信じる)はひとまず、置いときましょう。すると
「地球を救うと私が信じる国は日本だ。」で以下のようになります。
The country which will save the earth is Japan.
これに同じように(私が信じる)を先ほどと同じ位置にもってきます。
The country which(I believe) will save the earth is Japan.
The country which I believe will save the earth is Japan.
これでOKです。次はどうでしょうか。
彼が住んでいると私が思う場所は鹿児島だ。
(私が信じる)はひとまず、置いときましょう。すると
彼が住んでいる場所は鹿児島だ。
The place where he lives is Kagoshima.
これに(私が信じる)を同じ位置にもってきます。すると
The place where he lives is Kagoshima.
これに同じように(私が信じる)を先ほどと同じ位置にもってきます。
The place where(I believe)he lives is Kagoshima.
The place where I believe he lives is Kagoshima.

(注) 実際のスピーキングではこのような挿入はあまりありません。例えば、
The country which I believe will save the earth is Japan.なら
I believe Japan will save the earth.
と言うはずです。 こういう構文の複雑な挿入を使わなくても。ただ、こちらでは使わなくても相手が使う可能性はありますので、聞いて理解できるように学習しておく必要は中級、上級者にはあるでしょう。

関係代名詞than

He gave me more money than was necessary.
(彼は私に必要である以上のお金をくれた)
than was necessaryがmore moneyを修飾していますが、このように修飾される名詞の中にmore,lessの比較級が含まれると、関係代名詞thanが使われます。
He gave me just less money than was necessary.
(彼は私に必要以下のお金しかくれなかった)

関係代名詞as

関係代名詞asは次の構文で使われます。
the same ~ as … (~と同じ…)
I have the same car as you have. (君と同じ車を持っている)
You should do the same thing as he did.
(彼がやったのと同じことをすべきだ)

Whatever など

①whatever (何でも)
I will give you whatever you want.
Whatever you want will be given

②whichever(どれでも、どの~でも)
Take whichever (cake) you like.

③whoever(だれでも)
Whoever wants to come here will be welcomed.
You can invite whomever you want to.

④whenever(いつでも)
You can come here whenever you want to.

⑤wherever(どこでも)
You can live wherever you want to.

疑問詞+everはここでは名詞の働きですが、副詞の働きをすることもあります。11章の構文を参照して下さい。

非制限用法

関係詞には非制限用法という使い方があります。例えば、
I have a son. He is working for an IT company.
これを以下のように言うこともできます。
I have a son, who is working for an IT company.

つまり、代名詞の代わりに関係詞を使ってもいいということです。さらに、いくつか例を挙げましょう。
I like London. It is a capitol of Britain.
→I like London, which is a capitol of Britain.

I met Takahashi-san. My sister somehow hates him.
→I met Takahashi-san, whom my sister somehow hates.

I went to Aomori. I spent two years working there.
→I went to Aomori, where I spent two years working.

I met him last Sunday. On that day there was a gas explosion.
→I met him last Sunday, when there was a gas explosion.

文の途中に来ることもあります。
My teacher, who looks like a sumo wrestler, eats a lot!
Shimane, where I lived for two years, has beautiful seas.

関係詞をこういう風に使う必要性はまったくありません。もっと簡単に例えば My teacher looks like a sumo wrestler. He eats a lot!
でいのです。ただし、相手が使う場合があるので、意味がわかるように準備しておくことは必要です。相手が、Shimane…と言ってきたら
島根 / そこに私は2年住んだ / きれいな海がある。 と
「頭から(英語の語順のままに)意味をとらえる」ようにして下さい。

第2章 進行形・完了形・受動文

進行形の用法

普通の用法はカットします。それ以外の用法を説明します。
不平、不満
He is always wasting money.(いつもお金を無駄遣いしている)
のように、通常alwaysを伴って進行形の形を使って話し手の不平、不満を表します。

近未来
He is coming soon. (彼はすぐに来るよ)
I’m going soon. (私はすぐ行くから)
I’m finishing the work. (もうすぐ仕事が終わります)

形は現在進行形ですが意味は近未来を表しています。
このように現在進行形の形で近未来を表すことがありますが、どんな動詞でもいいわけではなく、「行く、来る、到着する、終了する」などに限られます。
次の文はどうでしょうか。
He is dying.(彼は死んでいる最中である)
おかしいですね。→「今にも死にそうだ」「もうすぐ死ぬだろう」

be動詞 + being ~
この形で行為を表します。
He was being kind to the old mother.
(彼は年老いた母親に親切にしようとしていた)

進行形に出来ない動詞

すべての動詞は動名詞にできますが、進行形に出来ない動詞があります。
×I am liking him. とは出来ません。

進行形に出来る動詞は「やったり、やらなかったりできる動詞」に限られます。
例えば「勉強する」なら1時間勉強して30分休憩してまた1時間…という風にできますね。でも、「好き」というのはそうはいかないでしょう。1時間好きで、そのあと1時間は嫌いで、また次の1時間は好き、などということは。好きならずっと好きなはずです(もちろん好きな間だけですが^^)。「好き」は品詞の上ではもちろん動詞ですが、「動き」はありませんね。歩く、などとは違って。
こういう動詞を状態動詞と呼んでいます。そしてこの状態動詞は進行形にできないのです。

My house is standing on that hill. はどうでしょうか?
答えはペケ。「人間が立つ」なら「立ったり、座ったり」できるので、進行形にできます。しかし住宅の場合はそうではないでしょう。もしそうならコワイ話になります。「ずっとそこに立っている」のであり、状態動詞なのです。進行形不可。
I’m standing.は可でもMy house is standing on that hill. は不可です。

haveについて、考えてみましょう。いろんな意味があり、その意味ごとに状態動詞なのかそうでないのかが決まります。例えば、「食べる」はどうでしょうか? 「食べたり」「食べなかったり」できますね。状態動詞ではありません。ですから、進行形OKです。
○I’m having lunch.

haveには「持つ」という意味があります。持つならば状態動詞なので、進行形にはできません。I’m having a car.とは言いません。
「荷物を持っている」はどうかという質問を受けたことがあります。確かにこれなら「持ったり」「持たなかったり」という状況がありえます。
でも I’m having a bag.などとは言いません。こういう意味での「持つ」にはcarryを使うからです。
I’m carrying a bag. が正しい言い方です。

このように、同じ動詞でも意味によって、状態動詞かどうか変わってくる場合があります。丸暗記することは不可能でしょうから、上述したように、考えて判断するようにします。こうすれば、楽に解決できます。また、英語に多く触れるうちに、「いや、こうは言わないはずだ」などとわかってきます。
状態動詞をいくつか以下に列挙します。いずれも進行形にはできません。
know, agree, see, hear, smell, contain …

未来進行形

I will be making a speech this time tomorrow.
(明日のこの時間はスピーチをしているだろう)

このように未来進行形は本人の意志はさておいて、予定を表します。上の文ではそれを本人が望んでいるかどうかはわかりません。これに対して
I will make a ….の形ならば、どちらかと言えば「本人の意思で」というニュアンスです。ま、しかし実際のスピーキングでこう使い分けるのも面倒かもしれないので、そう気にする必要はないでしょう。ただ、知識はあったほうがいいでしょう。以下の場合は、できれば使い分けたほうがいいでしょう。
①Will you be coming to the party?
②Will you come to the party?
②は今説明したように、「パーティーに来るの?」と予定を聞いているわけです。他の解釈は一切できません。これに対して②のほうはこれに加えて「来てもらえますか?」という依頼にも取れます。そのため、相手が誤解する恐れがあります。予定なら①を使えば誤解は生じません。依頼の場合でも②では誤解される可能性があるので、例えば
Would you come to the party?
Could you come to the party? などを使えばいのです。
この使い分けはなるべく覚えましょう。

受動文

「~する」式の文を能動態の文と言い、「~される」式の文を受動態の文と言います。受動文の公式はbe動詞+過去分詞です。時制が現在ならbe動詞は現在形、過去ならbe動詞は過去形、未来ならwill be になります。
He is loved by everyone.
He was loved by everyone.
He will be loved by everyone.

基本的な説明はカットしてここではカットしてそれ以外を解説します。

受動態を使うのは

①されるもの[側]に焦点がある場合です。
A man was found killed near the lake.
をもし能動で表すなら
Someone killed a man, and someone else found the corpse near the lake.
のように非常に冗長な文になります。これは日本語のニュースでもそうですね。
「誰が殺した」ではなく、「誰が殺されていました」と言うはずです。

②行為者を示さなくてもいいから
というのもあります。「AがBに~する」で、Aがわからない場合、あるいは言いたくない場合、言わなくてもわかる場合に受動態の文は便利です。
A new law regulating illegal workers was made last month.
(不法な労働を規制する新たな法律が先月作られた。)
条例などは地方公共団体が作りますが、法律を作るのは国会ですから、いちいち国会が…と言わなくてもわかりますし、こういうわかりきったことは言わないほうが自然です。

(注) ①②の区別はそう明確ではなくどちらとも取れる場合が多くあります。

by~の省略

行為者がわかりきっている場合はby ~は普通省略します。 English is spoken in Australia. 「オーストラリア人によって」はあまりにも分かりきっているのでカット。

by以外の前置詞

I am absorbed in karate. (空手に熱中している)
I was caught in a shower. (にわか雨にあった)
The singer is known to all Japanese .
(その歌手はすべての日本人に知られている)
She is known as a good pianist.
(彼女はすばらしい歌手として知られている)
他にも色々あります。

受動態に出来ない動詞

goなどの自動詞受動態にできません。できるのは他動詞ですが、他動詞の中にもできないものがあります。
It will take two hours to go there. を受身にして
Two hours will be taken to go there.
などにはできません。
I have a car. を受身にして
A car is had by me. も不可です。他にも
resemble, lack, cost, get, let などがありますが、英文に多く接することで「これは受身では使うのを見たことがない」というようにわかってきます。

受身進行形

公式 be動詞+being+過去分詞
受身形に進行形が加わると受身進行形にします。(~されている)
The 100th high school baseball tournament is being held now.
(第100回甲子園大会が今開催されている)

過去ならbe動詞を過去形にします。
When I went to Sydney, Olympics were being held.
(シドニーにいった時オリンピックが開催されていた)

完了形

英語には完了形という日本語にはない時制も存在します。現在完了、過去完了については初中級編で解説済みです。例文で確認してみましょう。それから、初中級編で解説していない項目に行きましょう。

He has finished the work.
I have studied science for two decades.
I have visited Hokkaido.
When he came to my house, I had been reading books.
I’ve been to my father’s house.
He has been sick for a week.
When he came to my house, I had been sick for a week.

未来完了形

公式 will have + 過去分詞 (未来のある時点における完了)
When you come to my house, I’ll have finished my work.
(君が私の家に来た時には私は仕事を終えているだろう)

If I go to Hawaii again, I will have visited there 10 times!
(もう一度ハワイに行けば10回行ったことになる)

未来完了形にも現在完了形、過去完了形と同様、「完了・継続・経験」の意味があります。基準となる時間が現在ではなく、未来である場合に使います。

現在完了受身形

現在完了に受身が加わります。
公式 have(has) + been + 過去分詞
This book has been read for centuries.
(この本は数百年間読まれてきた)

Shinto has been believed for more than 2000 years in Japan.
(日本では神道が2000年以上信仰されてきた)

The project has been just finished.
(そのプロジェクトは最近完成した)

過去完了受身形

過去完了に受身が加わります。
公式 had + been + 過去分詞 (その時まで~されてきた)
I found that the book had been read for centuries.
(その本が数百年間ずっと読まれてきたことを知った)

未来完了受身形はカットしましょう。99.999999パーセント使いません。

第3章 不定詞・動名詞・分詞

普通の不定詞

公式 to + 動詞原形 次の用法があります。

名詞用法

「~すること」と訳します。
To play sanshin is fun. (三線を弾くのは楽しい)

次のように言うこともできます。
It is fun to play sanshin.
It is ~ to…. …することは~だ

次のような言い方もあります。
It is ~ for A to…. Aが…することは~だ
It is easy for me to solve this question.

ofを使う場合があります。
It was kind of him to help the dying dogs.
これをもし、「…することは」と訳すと「彼が犬を助けたことは親切だった」で、
「助けたこと」が親切、になりますが、親切というのは普通人間について言うのでこれはおかしく聞こえます。
of を使うことで、kindがhimと意味的につながるのでしっくりきます。訳は柔軟に、「彼はその死にかけた犬を助けた。親切な人だ。」などでいいでしょう。

形容詞用法

修飾される名詞と不定詞の関係で以下の5つに分類できます。

A 目的語である場合
something to eat
O V
この場合something は他動詞eatの目的語になっています。

B 主語である場合
I need someone to help me.
S V の関係です

C前置詞の目的語的である場合
I need a pen to write with.
O 前置詞
penとwithは離れていますが名詞(pen)と前置詞は意味的につながっています「ペンを使って」。こういう場合、penは前置詞withの目的語になっていると文法用語では言います。

D 同格になっている場合
I concealed my intention to quit the company.
会社を辞める という(=) 私の意図を私は隠した。
やめるそぶりは見せなかったということです。

E 上記いずれにも当てはまらない場合
It’s time to go.(行く時間だよ)
などは上記のような関係は見られません。しかし、名詞を修飾している点では同じです。

疑問詞+不定詞
I don’t know what to do. (何をすべきか)
I don’t know when to go. (いつ行くべきか)
I don’t know whom to rely on. (誰を信頼すべきか)
I don’t know whom to go with. (誰と一緒に行くべきか)
Where to live is undecided. (どこに住むべきかは未定である)
Tell me how to do it. (どうやってそれをやるべきか)

注why to はありません。

副詞用法

目的(~するために)
I work hard to buy a house. so as to とも言います。
I work hard not to fail again.
(~しないために) so as not to とも言います。

原因・理由
I was so glad to see him.(彼に会えて嬉しかった)

判断の根拠(~とは)
He must be rich to buy BMW. (BMW買うとは金持ちに違いない)

結果
He lived to be 100. (100歳まで生きた)
長生きした結果が100歳なのです。100歳になるために生きた、ではなく。
He tried hard, only to fail. 結局は~
(彼は賢明にやってみたが、結局は失敗した)

その他
This book is easy to read.(この本は読みやすい)
This book is difficult to understand.(この本は理解が困難だ)
He is hard to please. (喜ばせるのが難しい→気難しい)
pleaseには「喜ばせる」という意味があるんですねー。

こういう感じでいろいろあります。

wantと不定詞

want to … …したい。
I want to quit.(やめたい)

want to be + 過去分詞
…されたい。
I want to be nominated. (ノミネートされたい)

want ~ to …(~に…してもらいたい)
I want you to read this book.
(君にこの本を読んでもらいたい)

丁寧に言う場合は
I would like you to read this book.
(あなたにこの本を読んで頂きたいのですが)

want ~ (to be) 過去分詞(~を…してほしい)
I want my car (to be)repaired. (車を(誰かに)直して欲しい)
過去分詞なのは「…される」からです。丁寧に言いたければ
I would like my car repaired. とします。
(車を(誰かに)直して頂きたいのですが)

受身不定詞

公式 to be 過去分詞 (~されること)
To be loved is a blessing.
(愛されるのはありがたい事だ)

It is impossible to be loved by all people.
(すべての人から愛されるのは不可能だ)

I have some work to be done today.
(今日やるべき仕事がある)

注 最後の文はI have some work to do today. としても意味は同じです。このほうが言いやすいでしょうから、これを使うことをお勧めします。スピーキングでは言いにくい言い方をわざわざやる必要はありません。

完了不定詞

公式 to have + 過去分詞
I’m very sorry to have kept you waiting for one hour.
(1時間待たせて本当にすみません)
この場合「すみません」の箇所が「今」なのに対して、「待たせた」は1時間前から今まで、と時間差がありますね。こう言うときに使うのが完了不定詞です。

「彼は若いころはハンサムだったらしい」 これを英語に直しましょう。
「~らしい」は seem to です。例えば、
He seems to be sick. (彼は病気らしい)
この文は「~」と「らしい」がいずれも現在のことなので、現在形でいいですが、「ハンサムだったらしい」の場合、「らしい」は現在なのですが、「ハンサムだった」は過去のことなので、時間差がありますね。こういう時は完了不定詞を使いますので
He seems to have been handsome when young.
(彼は若いころはハンサムだったらしい)
になります。もういっこ行きましょう。
「彼がその車を盗んだらしかった」
「らしかった」は過去ですので seemed to を使います。
「盗んだ」 は それよりも前ですよね。時間差があるので完了不定詞。従って
He seemed to have stolen the car.
こうなります。

その他の構文

too ~ to…(~すぎて…できない)
This car is too old to travel to such a distant place.
(古すぎてそんなに遠くまで行けないよ)

~enough to …(…するのに十分~)
You are big enough to be a sumo wrestler.
(相撲取りになれるくらい大きい)

the last to…(絶対に…でない)
He is the last person to deceive others.
(彼は絶対に人をだますような人ではない)

If S are to ~ (もし、~するつもりなら)
If you are to succeed, you had better work harder.
(もし成功するつもりなら、もっと懸命にやらなくてはだめだ。)

省略

不定詞はto プラス 動詞原形ですが、動詞原形を省略することがあります。例えば
You may quit the job, if you want to.
(仕事をやめたければやめてもいいよ)

to のあとにはquit the jobが省略されています。もし、しなければ
You may quit the job, if you want to quit the job.
となるわけですが、発音してみるとわかるように非常にくどく聞こえます。
ですから、あっさりとwant toだけで済ませるのです。

普通の動名詞

公式 ~ing (~すること)
Walking is fun.(歩くことは楽しい)
I like walking. (歩くことが好きだ)

品詞のところで説明したように、動名詞は名詞の仲間なので主語や目的語などになることができます。

受身動名詞

公式 being + 過去分詞 (~されること)

Being disliked is not comfortable.
(嫌われるのは気分がいいものではない)

He’s used to being criticized by critics.
(彼は評論家に批評されるのには慣れている)

完了動名詞

公式 having + 過去分詞 (~したこと)

He denied having taken the bribe.
(彼は賄賂を受け取ったことを否定した)

否定したのは過去ですが、「受け取った」はその前です。このように時間差がある時に使います。

I’m proud of having saved the abused refugees.
(その虐待されていた避難民を救ったことを誇りに思う)

動名詞の主語

公式 名詞 + ~ing (sが~すること)

I don’t like someone smoking near me.
(私は誰かが私の周りで喫煙することを好まない)

She insisted on my doing the job.
(彼女は私がその仕事をやることを主張した)

もしmyがなく、
She insisted on doing the job.
なら、仕事をやるのは彼女ということになり、意味が違ってきます。

否定の動名詞

not~ing (~しないこと)
He is ashamed of not having a car.
(彼は車を持ってないことを恥ずかしいと思っている)

not having ~ (~ しなかったこと)
I regret not studying hard when young.
(若い頃に一生懸命勉強しなかったことを後悔している)

不定詞か動名詞で意味が異なる場合

主語ならば、不定詞でも動名詞でも意味は同じです。

To ski is fun.
Skiing is fun.

二つとも「スキーするのは楽しいなあー」です。
ところが目的語の場合は不定詞か動名詞かで意味が異なる場合があります。
以下にまとめてみました。

remember ~ing (~したのを覚えている)
I remember seeing him. (彼に会ったのを覚えている)

remember to~ (忘れずに~する)
Remember to lock the door. (忘れずにドアに鍵をしなさい)


try ~ing (試しに~してみる)
I tried driving the car.(試しに運転してみた)

try to~ (~しようとする)
I tried to drive the car.

注意 上の文は実際に運転したのに対して、下の文は「しようとした」ですから、実際にできたかどうかは不明です。

like ~ing (~するのが好きだ)
I like skiing. (スキーが好きだ)

like to~ (~したい)
I like to ski. (スキーしたい)

be sure of ~ing (~を確信している)
She is sure of winning. (彼女は勝利を確信している)

be sure to~ (きっと~する)
She is sure to win. (彼女はきっと勝利する)

stop ~ing (~するのをやめる)
I stopped smoking. (タバコをやめた)

stop to~ (~するために立ち止まる)
I stopped to smoke. (タバコ吸うために立ち止まった)

動名詞だけをOにする動詞

他動詞の中には動名詞だけを目的語にするものがあります。例えば
finishで
I finished to paint. とは言いません。
I finished painting. です。

以下が動名詞だけを目的語にする動詞の例です。
admit(認める)/avoid(避ける)/deny(否定する)
enjoy(楽しむ)/finish(終える)/give up(諦める)
imagine(想像する)/mind(気にする)

不定詞だけをOにする動詞

他動詞の中には不定詞だけを目的語にするものがあります。例えば
decideで
I decided going there. とは言いません。
I decided to go there. です。

以下が不定詞だけを目的語にする動詞の例です。
agree(同意する)/decide(決める)/expect(期待する)
offer(申し出る) wish(願望する)/ learn(~するようになる)
refuse(断る)/mean(~するつもりだ)/ promise(約束する)

このように目的語が動名詞か不定詞かは暗記する必要はありません。英文に多く触れることで自然に覚えます。「あれ?こうは言わないよね」みたいに。

慣用表現

need ~ing (~する必要がある)
This car needs repairing.(この車は修理する必要がある)
あれ?車は「修理される」と受身なので、being repaired にする必要があるのでは?と思うかもしれません。確かに、受身の関係なので本来はそうするはずですが、なぜかそうなりません。
受身であっても、need ~ing とします。なぜそうなのか、理由はありません。慣用表現として覚えてください。

注意

不定詞なら受身不定詞です。
○This car needs to be repaired.
×This car needs to repaire.
同じ意味なのに、動名詞は普通(能動)の動名詞で、不定詞の場合は受身不定詞と、違いがありますが、?と悩んでも答えは出てきません。「それが文法」ということで覚えてください。

remember ~ing (~したことを覚えている)
I remember seeing this person. (この人物に会ったことを覚えている)
覚えているのは現在ですが、会ったのは過去です。時間差がありますね。そうすると、完了動名詞を使うのでは?と思うかもしれません。確かにそうなのですが、これも慣用表現で決して
I remember having seen this person.
とは言いません。
時間差があっても
remember having 過去分詞 とは言わないのです。
remember ~ing なのです。

feel like ~ing (~したい気分だ)
I feel like dancing.

It is no use ~ing (~しても無駄だ)
It is no use trying to hide truth. (真実を隠そうとしても無駄だ)

look forward to ~ing (~するのを楽しみにする)
I look forward to seeing you. (会うのを楽しみにしています)

be accustomed to ~ing (~するのに慣れている)
I’m accustomed to using computers.(コンピューターはお手の物)

worth ~ing (~する価値がある)
This seminar is worth attending. (このセミナーは参加する価値がある)

on ~ing (~するとすぐに)
On arriving at Tokyo, I called him. (東京に着いてすぐ彼に電話した)

in ~ing (~している時に)
We make many mistakes in speaking English. But don’t mind.
(我々は英語を話す時によく間違うが気にするな)

cannot[can’t] help ~ing (~せざるを得ない)
I cannot help doubting his personality.
(彼の人格を疑わざるをえない)

How about ~ing? (~してはどうですか?)
How about asking him for help?
(彼に助けを求めてはどうですか?)

現在分詞①

現在分詞は進行形を作るほかに、形容詞の働きをすることがありますが、これは2種類に分類できます。

①進行の意味を持つ場合
~している…
a smiling baby (微笑む赤ちゃん)
a baby smiling at her mother (母親に微笑む赤ちゃん)
現在分詞以外の語句があればこのように後ろに置きます。

②進行の意味を持たない場合
~するような
His face is frightening. (彼の顔は恐ろしい)
The news was really worrying. (そのニュースは実に心配だった)

frightenは他動詞で「~を恐れさせる」の意味です。これにingがついて、「相手を怖がらせるような」という形容詞になっているわけです。
worryは「心配させる」という他動詞です。これも同様にingがついて、「心配させるような」という形容詞になっています。

現在分詞②

現在分詞は進行形を作るほかに、副詞の働きをすることがあります。
(~しながら)
Batman came flying in the air. (バットマンは空を飛んでやってきた)
He walked drinking alcohol. (彼はアルコールを飲みながら歩いた)
He was sitting at table, watching TV.
(彼はテレビを見ながらテーブルに座っていた)

注 分詞構文でも現在分詞が副詞として使われていますが、分詞構文はスピーキングではまず使いません。分詞構文の項にあるように、いくつかのイディオムを覚えれば十分です。

過去分詞①

過去分詞は受動文を作るほかに、形容詞の働きをすることがありますが、これは2種類に分類できます。

①受身の意味を持つ場合
過去分詞も形容詞として働く場合があります。
a broken door (壊された[壊れた]ドア)
a door broken by the bear (熊に壊されたドア)
現在分詞同様、単独なら前置、他にもあれば後置します。

②受身の意味を持たない場合
He’s depressed. (彼は落ち込んでいる)
I’m excited. (私はわくわくしている)
depressは「落ちこまさせる」という意味でこれが過去分詞で受身になることで「落ちこまさせられた→落ち込んだ」という意味になります。形的には受身に見えますが実質的には、もはや受身の意味はないと考えていいでしょう。

過去分詞②

過去分詞は進行形を作るほかに、副詞の働きをすることがあります。
(~されながら)
Guarded by many bodyguards, the president appeared in front of the people.
(多くの護衛に守られて大統領は人々の前に現れた)
後ろに持ってきてもいいです。
The president appeared in front of the people,guarded by many bodyguards.

現在分詞か過去分詞かで迷う場合

×I was exciting to see the game.(その試合を見て興奮した)
×The game was interested. (その試合は面白かった)
これ二つとも間違いです。

exciteは「わくわくさせる」という意味です。主語はこの試合を見ている人で、この人は「わくわくさせられる」側です。受身なのです。したがってこれは
○I was excited to see the game.
とすべきなのです。

interestは「相手に興味を起こさせる」です。このゲームは見ている人の興味を引くようなもの(つまり能動)だったわけですから、現在分詞にします。
The game was interesting.
が正しい。このように、どっちかで迷ったら能動なのか受身なのか考えてください。

分詞構文

分詞構文はそもそも書き言葉で、スピーキングでは次のようなイディオムで使うことがほとんどです。
Admitting what you say, I still support him.
(君の言うこと認めるが、それでも彼を支持する)

以下に分詞構文の決まり文句の例をいくつか列挙します。
Admitting ~、 ~は認めるが
Weather permitting, 天気が許せば
Generally speaking, 一般論で言えば
Frankly speaking, 率直に言えば
Speaking of~, ~について言えば

分詞構文はイディオムで使う。これで十分です。

第4章 助動詞

can
①(能力)出来る
②(許可)~してもいい(=may)
③(可能性) ~かもしれない
It can be true.(本当かもしれないね)
④強い否定 (~のはずはない)
He cannot[can’t] be the culprit. (絶対に犯人じゃない!)
⑤禁止(~してはいけない)
You cannot[can’t] swim here this season.

疑問文での特別用法
(疑い)Can it be true?(これは本当なんだろうか?)
(依頼)Can you make this for me?(これを作ってくれますか?)
(申し出)Can I bring coffee for you? (コーヒー持ってきましょうか?)
I can bring coffee for you. でもOK.両文ともcouldを使うと仮定法なので丁寧に響く。

注意
Can you ~?と聞かれてこれを失礼に感じる人もいます。例えば
Can you swim? などで、相手によっては「太っているからといって、バカにしとるな。太ってるほうが浮力で有利なんだ。」と思うかもしれません。
こういう場合、Do you swim? としたほうが無難です。
相手はYes. と言ったり、泳げなければ I want to. But, I am a hammer.
というかもしれませんが問題は生じません。
泳ぎに限らず、 Can you ~?は失礼に聞こえることがあるので、使用する際は注意が必要です。一切使わないのが無難ではありますが。

may
①許可(~してもよい)
「~しなくていい」は don’t have to
②可能性(~かもしれない)
may[might] well
①(~するのも当然だ)
He may well be proud of his son. He is very kind and diligent.
この場合のmayの意味は①です。話し手は「自慢してもいい」と発言します。wellは「いい」を強調しています。自慢しても大いにいい→自慢するのも当然だ。親切で勤勉なのだから。
②(~する可能性が高い)
Another big war might well occur if they continue to hate each other.
この場合のmayの意味は②です。
may[might] as well
(~してもいいんじゃないか)
You may as well study Japanese language more.
これは「しないよりはしたほうがいい」「他のことよりはまだこうしたほうがいい」というニュアンスです。弱い表現ですね。

must
①義務(~しなくてはいけない)
You must go.
You must not go. must not は 「 絶対に~してはいけない」の意
②断定推量(~に違いない)
He must be the culprit.

will
①未来
②推量
Someone’s calling. That will be Mika.(電話の主は多分美香でしょう)
③依頼
Will you~?(~してもらえますか?)
Will you come here?(来てもらえますか?)
命令文、will you? (~してもらえますか)
Go and help him, wii you?
命令文、won’t you? (~してもらえますか)
Go and help him, won’t you?
④物事の性質・真理など
People will talk. (人は話すものだ)
⑤意志
You can do it, if you will.(やろうと本当に思えばできる)
⑥won’t の形で(どうしても~しようとしない)
The door won’t open. (どうしても空こうとしないんだよ)
無生物にあたかも意志があるかのような言い方で一種の擬人法です。

shall
①(I/Weに用いて未来を表す)
I shall be away next month. (来月出張に行くんだよ)
この用法はイギリスだけで、しかもformalなものです。BBCその他の放送を聴いていてもほとんど出てきません。ただ、マッカーサーが大東亜戦争中に南洋のどこかの島で日本軍に負けて「I shall return.」という有名なせりふを残して逃げた話は有名です(その後戻ることはなかったのですが)。
②Shall ~ (~しましょうか?)
Shall I go and help him?
How shall we cook this fish?
shallには他にも少々用法ありますが、スピーキングと無関係なのでカット。

be going to
①意図/予定
I’m going to buy a house next year.
②近い未来に起きること
You’re going to fail again.
will で言い換えられることが多いが、次のような場合は不可。
You look pale. I will call an ambulance.
この場合、その場でそうすることを決めたわけです。こういう場合は be going to は使いません。
私の場合は、いちいち使い分け面倒なので、全てwillを使います。もちろん、shallも使いませんね。Shall we dance?とか以外は。イギリスにでも行けば、一回くらい使うかもしれませんが、多分行くことはないでしょう。アメリカにも。オーストラリアなら多少は行ってみたいですが実際に行くことはないでしょう。

have to
①義務(~すべきだ)
Did I have to go? (行くべきでしたか?)
Yes, you did.

should
①義務(~すべきだ)
You should work. (働かなくてはいけない)
②妥当(~はずだ)
He should be here tomorrow, if he keeps his promise.
(約束どおりなら、彼は明日ここに来るはずだ)
③It is ~that S should ….
It is ~that S V.の文において,~に「当然」「残念」「必要だ」などの判断を表す語句が入るとVは助動詞+原形動詞になります。
It is necessary [natural] that he should go and apologize.
It is a pity that you shouldn’t come to the party tonight.(残念)
ただし、これはイギリス英語で米では原形動詞が入ります。例えば、
It is a pity that you not come to the party tonight.(残念)
④要求、命令を表す動詞で
I require that she should come and apologize. (英)
I ordered that she come and apologize.(米は原形)
⑤感情表現
Why should she have to die so young?
(ああ、なぜ彼女はこの若さで死ななくてはならないのか?)
shouldを加えることで、嘆き、悲しみなどの感情を強調しています。
How should I believe him?
(どうして彼の言うことを信じるだろうか?)
この場合は不信感を強調しています。この場合は修辞疑問文と考えてもいいですが、いずれにしてもこのように色々な感情を強調するときに使われます。
コメント ③④⑤をスピーキングで瞬間的に使いこなすのは困難かもしれませんので、そう気にする必要はないでしょう。

need
①必要(~する必要がある)
Need I go there? No, you need not.
国によってはneedをこのように助動詞で使わない場合があるので、have to を使ったほうが無難ではあると思いますが、一応知識として覚えておいて下さい。need to という言い方も出来ます。この場合のneedは動詞ということになります。

ought to
①義務・妥当 (~すべきだ)
You ought to study.
oughtはスピーキングではほとんど使いません。聞いた記憶がありませんし、私自身使ったことがありません。書き言葉と考えていいでしょう。

had better
(忠告、命令)
You had better study harder.
(もっと勉強せんとだめだぞ)
学校英語では(~したほうがいい)というような教え方をされることが多いと思いますが、実際の意味はもっと強いので、注意して使う必要があります。
(否定形)
You had better not go there.
(行ったらあかんぞ!)
疑問文はhadを文頭に持ってきますが、疑問文がスピーキング(に限らず書き言葉でも)で使われることはまずありません。Should ~?を使います。

used to
①現在と対比した過去 (~だった)
I used to smoke thirty cigarettes a day.
(今はそうではないというニュアンスです)
② 回想、郷愁 (~だったものじゃがのう)
There used to be lots of people in this town.
(昔はたくさんの人がいたものじゃがのう)

dare
①(勇気) ~する勇気がある
Dare you say the truth?(本当のことを言う勇気があるか?)
②(非難) How dare~!
How dare you speak like that! (よくもそういう口が聞けるものだな!)
過去形は How dared you speak like that!

助動詞の過去形

can→could
couldが仮定法で使われることがあるのは、仮定法で示したとおりです。文脈から、単に過去形なのか仮定法なのか判断しましょう。

may →might
これも仮定法で使われることがあります。以下のような使い方もあります。

提案
We might go to the park and have a lunch.

丁寧な命令(~したほうがいいのでは)
You might see a doctor.
You might want to see a doctor.
こういう表現こそ大事なので覚えてください。

must→must
形同じです。
I thought he must be telling a lie.

will →would
①過去からみた未来
I thought he would come.
A B
BはまるAから見ると「未来」になります。このように、過去から見て未来になる時に、過去未来wouldを使います。willはもちろん現在からみた未来です。

②依頼(~して頂けないでしょうか?)
Would you help me? Will you ~? よりもさらに丁寧です。このwouldは仮定法で、だから丁寧に聞こえるのです。

③過去の習慣(~したものだった)
The old man would sit here for long and watch children playing.
(その老人はここに長い間座って子供達の遊びを眺めていたものだった)

④wouldn’t (どうしても~しようとしなかった)
The door wouldn’t open. (どうしても空こうとしなかったんだよ)

would rather (than …) (…するより)むしろ~したい
I would rather work for a domestic company.
もし働くとすれば国内企業のほうがいいだろうね。
この場合のwouldはwillの過去形ではなく、仮定法と考えられます。ですから、断定的ではなく、弱い表現なのです。
否定形はwould rather not
I would rather not receive such dirty money.
(そんな汚い金もらわないだろうね)

would like to (~したい)
これも仮定法なのでwant to よりも弱い、控えめな表現なのです。

have to → had to

should → should
I said he should study hard.

need → なし
ought to → なし
used to → なし

助動詞+have +過去分詞

①may have 過去分詞 (~した[だった]かもしれない)
He may have stolen the money.

mightを使うとさらに表現が弱まります
He may have been rich when young.

②cannot have 過去分詞 (~した[だった]はずがない )
He cannot have said such a thing.
(彼がそういうことを言ったはずがない)

③should have過去分詞 (~するべきだったのに-非難)
You should have helped him.
(君は彼を助けるべきだったのにそうしなかったね。)

否定形はshouldn’t have 過去分詞
You shouldn’t have helped him.
(君は彼を助けるべきではなかったのに)

第5章 仮定法

仮定法がなかなかわからない方が多いようでうすが、実際にはそうややこしい話ではありません。「動詞の時制を一つずらす」だけのことですから。
そうすることで、次の2つの効果があります。
①表現を弱める
②丁寧な感じを出す

It can be true. (それは本当かもしれない)
canにはご存知のとおり、「かもしれない」の意味があります。

このcanの時制を一個ずらして仮定法にすると
It could be true.
になります。canを使う場合とどう違うかといえば、仮定法を使うと表現が弱まる、のですから「かもしれない」がさらに弱くなって「ひょっとすると~かもしれない」くらいの意味になるのです。

次はどうでしょうか。
I would like to go.(行きたいのですが)
would like to~ がwant to ~よりも丁寧なのはご存知でしょうが、これも実は仮定法なのです。この文は現在のことを言っています。それなのにこうして時制を一つずらすのは仮定法だからなのです。そうやって丁寧な感じを出しているのです。

次はどうでしょうか。
If I was[were] a pro baseball player, I could earn much money.
この文では二つの動詞の時制がずらされています。
この人はプロ野球選手ではありません。ですから「もしプロ野球選手だったら、」のだったら、に仮定法を使っているのです。実際にはそうではないのですから、断定的な言い方ではおかしいですよね。弱い表現(仮定法)を使わなくてはなりません。
もう一箇所。「お金をもっと稼げる」の稼げるの部分も弱い表現(仮定法)を使わなくてはなりません。実際には「稼げない」のですから。

次に行きましょう。
If I hadn’t seen you, I might have failed.
(あなたに会ってなければ、失敗したかもしれない)
時間は過去ですね。
この人は「実際には会った」のですが、それを「もし会ってなかったら」と言っているわけですから仮定法で弱めなくてはなりません。過去の時制をずらして、過去完了にします。
「失敗」のほうも実際にはそうならなかったのですから、ここも仮定法にする必要があります。「~したかもしれない」はmay have 過去分詞 ですが、時制をずらしてmight have過去分詞 にします。

片方が過去で片方が現在

次の文を英語に直してみてください。
「もしあの時彼が助けてくれたら、私は今頃お金持ちだったでしょう」
① ②
①は過去のことですね。この文を見ると、助けてくれなかったことがわかります。ですから①は仮定法にします。時制をずらします。
②の時間は今ですが、実際にはそうではないので、仮定法でずらします。すると次のようになります。
If he had helped me then, I would be rich now.
それぞれの時間がそれぞれずれているということを理解してください。初めは違和感あるかもしれませんが、「時間がずれる」ということを理解していれば、違和感はなくなります。

注意
②の箇所を過去形のbe動詞にして
If he had helped me then, I was rich now.ではだめなのかと思うかもしれません。できません。
仮定法の文の「…だろう」には必ず助動詞の過去形を使います。

仮定法か条件文か迷う場合

条件文とはifの普通の使い方です。
If it is fine tomorrow,we’ll go on picnic.
(明日いい天気ならピクニックに行こう)

このように、可能性がある場合に使います。ない場合はこれまでやってきたように仮定法を使います。では次の文
If it was sunny, I would go to the park.
この文は過去形の条件文とも仮定法ともとれます。
①天気がよくなれば、公園に行こうと思った。
時間は過去です。「天気がよければ公園に行こうと思った」
その時点では天気がどうなるかまだわかりませんが、よくなる可能性も当然あったわけです。

②天気よければ、公園に行くのになあー。
これは今のことを言っています。実際には天気はよくないので「もし天気がよければ」のよければの部分に仮定法を使うのです。

まとめましょう
If ~の文中の動詞が過去形の場合、
条件文である場合と仮定法の文である場合がある

もうひとつ
仮定法におけるbe動詞はwas と were両方使えますがwereを使うことで「これは仮定法の文だ」ということを明示できます。
If he were well, I would go to the movie together.
彼が元気なら映画見に行くんだけどね。

条件文なら wasを使うはずなので、これは仮定法だとわかるわけです。

If を使わない仮定法の文

①without(~がなければ)
Without beautiful sea, no tourists would come to Okinawa.
(きれいな海がなければ沖縄に来る観光客はいないだろうね)
Without your help, I would have failed.
(あなたの助けがなければ、私は失敗しただろう)
without の代わりにbut forも使えます。

②with(~があれば)
With another blunder, I would have been fired.
(あと一回へましてたら、首になっていただろう)

③主語に仮定の意味が含まれる場合
He will go to Afghan? A wise man would not go to such a dangerous place.
(賢明な人間はそんな危険な場所に行かないだろう)
仮定法を使っていますので、彼が「賢明な人間ではない」ということです。

④不定詞を使う場合
To see him, you would mistake him for an Arabian.
(彼を見たら、アラブ人と間違えるだろう)
この文は条件文で言っても同じです。
If you see him, you will mistake him for an Arabian.
本来仮定法にする必要はないはずですが、このように不定詞を使うとなぜか、仮定法が使われるのです。慣用ということでしょうね。考えても仕方ありません。スピーキングではIf you see him, のほうが楽かもしれませんね。

wishを使う表現

①wish S 過去形 (~だったらなあ)
I wish I was rich.(金持ちだったらなあー、と思う)
~だったらいいなあ、と願望を表します。
太字が過去形なのは、仮定法です。実際にはそうではないので表現を弱めているわけです。

②wish S 過去完了 (あの時~だったらなあ)
I wish I had told the truth at that time.
あの時本当のことを話していればなあ。
真実を話す、の箇所は過去です。実際には話さなかったのですから、ここは仮定法にしなくてはなりません。過去をずらすのですから、当然過去完了になります。

wishのまとめ

S wish S V において、
① ②
②が過去形なら②の時制は①と同じ
②が過去完了なら②のの時制は①より前

He wishes he could speak Chinese.
① ②
②が過去形になっていますね。そうすると、①と実際の時間は同じですから
彼は(今)中国語を話せたらいいなあ、と(今)思っている。
という意味になります。次はどうでしょうか。
He wished he could speak Chinese.
① ②
これも②が過去形になっていますね。そうすると、①と実際の時間は同じですから、彼は(あの時)中国語を話せたらいいなあ、と(あの時)思った。
という意味になります。次です。
He wishes he had studied Japanese harder.
① ②
今度は②は過去完了です。②が過去完了なら②の実際の時制は①より前になるので、「彼は(昔)日本語をもっときちんと勉強してればなあと(今)思っている」 最後です。
He wished he had studied Japanese harder.
① ②
これも②が過去完了なので、②の実際の時制は①より前になります。
彼は(もっと前に)日本語をもっときちんと勉強してればなあと(その時)思った。

願望を表す別の表現

If only ~. (ただ)~だったらなあ。
If only I were rich. (今)お金持ちだったらなあ
If only I had been brave enough to say “I love you”.
(あの時)“好きだ”と言える勇気さえあったらなあ

as if を使う表現

as if (まるで~のように)
He speaks as if he was rich.
① ②
太字部分が過去形なのは仮定法だからです。実際にはそうではないということですね。この表現も wish S V同様、②が過去形ならば②の実際の時制は①と同じです。したがって、上の文は
「彼はまるで(現在)金持ちであるかのように(現在)話す」

He spoke as if he was rich.
① ②
②は過去形ですね。すると、実際の時制は①と同じなのですから、
「彼はまるで(当時)金持ちであるかのように(当時)話した」

次はどうでしょうか。
He speaks as if he had been rich.
① ②
今度は②が過去完了になっています。
②が過去形ならば②の実際の時制は①よりも前になります。したがって、上の文は 「彼はまるで(昔)金持ちであったかのように(現在)話す」ということです。

最後
He spoke as if he had been rich.
① ②
これも②は過去完了です。②の実際の時制は①より以前なのですから
「彼はまるで(以前は)金持ちであったかのように(その時)話した」

注意
as if ~で仮定法でない場合もあります。
He speaks as if (he’s)scoffing at me.
私をバカにしたような話し方をする。

He looked as if (he was) sick.
病気みたいに見えた(実際にそうかもしれない)。

その他の仮定法の表現

①未来を表す仮定法
If S should ~, S would[will] …. もし万一~ならば
If it should rain tomorrow, I would[will] give you money.
なりそうにない未来のことについてこういう言い方をすることがあります。
もちろん、話し手の気分次第で別に使わなくてもいいです。
命令文が続くこともあります。
If someone should come to the office, say that I won’t come back today.
(もし万一誰か事務所に来たら、私は今日は戻らないと言っておきなさい)

②were to もし万一~ならば
If I the sun were to disappear, what would happen?
これは基本的に書き言葉です。スピーキングではまず使いません。
ただし、丁寧な言い方をしたいときに使うことがあります。
If you were to visit Sendai, we would be very glad.
この場合は相手のvisitという行為に対して仮定法を使うことで、「事実ではない」と思ってるわけではなく、「かすかな期待をしている」ということを表しています。こうすることで、控えめなお願いをしているわけです。
If we were to visit Kyoto in this season, we could enjoy beautiful red leaves.(この時期に訪れたならば、素晴らしい紅葉を満喫できるでしょう)
これは、控えめな提案と考えていいでしょう。

③It is (high)time S 過去形. そろそろ~しなくてはいけない時だ
It is (high/about)time you went to bed.
仮定法を使うのは「実際にはまだ行ってない」のだから「行って」の部分を弱めるのです。
It is time for you to go to bed.
なら「今がちょうどその時間」という感じですが、仮定法の文だと
「その時間にもうなったが、まだやってないのか」という軽い非難の意味があります。

④ If it were not for~ もし(今)~がなければ
If it were not for water, no living creature could survive.
(もし水がなければ、生き物は生存できなくなうだろう)

⑤If it had not been for~ もし(あの時)~がなければ
If it had not been for efforts when young, I wouldn’t be a lawyer now.(若いころの努力がなければ、私は今頃弁護士をやってなかっただろう)

仮定法の倒置

仮定法の文ではifを取っ払って、倒置にすることがよくあります。

Were I you, I would accept the invitation.
Had I studied harder, I would be much richer now.
Should it rain tomorrow, we would postpone the picnic.
Were it not for water, no living creature could survive.
Had it not been for efforts when young, I wouldn’t be a lawyer now.

言いにくいので使う必要はないでしょう。

仮定法が意味を強める場合

仮定法は表現を弱めると説明しました。ほとんどの場合においてそうなのですが、むしろ意味を強めたい場合に使われることがあります。

Oops! This math quiz is really hard. Who could solve it?
数学の問題のあまりの難しさに驚きながら「いったい誰がこれを解けるのだろう?」と発言しています。「解ける」を仮定法で表しているのは「解けない」と考えているからで、そのために「解ける」の箇所を弱めています。その意味では確かに「仮定法は弱める」の原則に一致します。
しかし、この文全体で考えてみればむしろ意味が強くなっていることに気づきます。すなわち、「解けない」「難しい」ことを強調しているわけです。
ですから、仮定法には「弱めることで逆に意味を強める効果もある」と言えるわけです。

他の例を2つあげます。
This is a nice idea. It couldn’t be better.
時間は今です。仮定法なのでcouldn’t beと時間をずらしています。
いい考えだ。 これ以上よくなることはないだろう→最高だ!

I went to Okinawa last week. The weather couldn’t have been better.
太字の箇所を仮定法にして意味を強調しています。時間は過去なので、それをずらしてこの形になっています。
天候はそれ以上良くなることはなかっただろう。→天気最高だった!

練習問題

仮定法は上級学習者でもあやふやな場合が多い項目です。ここで練習問題を行って、理解を定着させましょう。以下の日本文を英語に変換して発声してみてください。この本はあくまでもスピーキングのための英文法書ですので、億劫がらずにどうぞ!

問題
1.もし、あの時雨降ってれば、映画見に行ったのに。
2.君が女ならほれてるよ。
3.万一、あした雨なら、10万やるよ。
4.インターネットがなかったら、不便だろうな。
5.あの時君に会ってなかったら、僕は今頃どうなってたんだろう。

解答
1.時制は過去ですね。仮定法なのでずらします。
If it had rained at that time, I would have gone to see a movie.

2.時制は今です。ずらして、
If you were a woman, I would love you.

3.時制は未来です。仮定法ではshallの過去形の shouldですね。(were toもあるが文語的)
If it should rain tomorrow, I would give you 100 thousand yen.

4.時制は今です。ずらして、
If there wasn’t でもいいですが、もっと簡単なwithoutにしましょう。
Without the internet, it would be inconvenient.

5.時制は過去ですね。仮定法なのでずらします。
If I hadn’t met you then, how would I be now?

もっといきましょう。
6.1週間前、足を骨折しなかったら、明日パーティーに行ったのに。
7.空気がなかったならば、生き物は生まれなかっただろう。
8.あの子さえ傍にいてくれたらなあ。
9.彼女はまるで女王のように振舞った。
10.そんなこと想像もできないよ。

解答
6.1週間前は過去。明日は未来。それぞれずらします。
If I hadn’t broken my leg a week ago, I would go to the party tomorrow.
7.But for water, no living creature would have been born.
8.If only she was beside me.
以下の表現もあります。
I only wish she was beside me.
9.彼女はまるで女王のように 振舞った。
② ①
①②が同時なら, as if では②には過去動詞が入るんでしたよね。ですから
She behaved as if she was a queen. になります。
10.想像もできない、普通ならcan’tですが,ずらして
I couldn’t imagine such a thing.

ラスト5問
11.彼は「あの時謝ってればなあ」と思った。
12.最高にいい天気だった。
13.努力しなければ、彼は成功しなかったかもしれない。
14.僕ならそうしなかっただろうね。
15.彼はまるでその昔大金持ちだったかのように話した。

解答
11.思ったのは過去。「あの時」はその前です。それぞれずらすと
He wished he had apologized at that time.

12.これ以上はない位(過去)に、と言っています。ずらして
The weather couldn’t have been better.

13.去です。ずらして
Without efforts, he might not have been successful.

14.これも過去。僕ならの部分はif使う必要はありません。IだけでOK.
I wouldn’t have done so.

15.彼はまるでその昔大金持ちだったかのように話した。
② ①
①は過去形です。問題は②の動詞の形ですが、①よりも時間的に前になっています。そういう場合は、過去完了ですので、
He spoke as if he had been a millionaire.

第6章 前置詞

前置詞は簡単だと普通思われていますが、その意味をきちんと理解している人は上級者でもそう多くはないのが実情です。これを使いこなすことは、上手なスピーキングに欠かすことは出来ませんので、しっかり理解しましょう。なお、前置詞がいくつか集まって一つの意味をなす場合がありますが、これも前置詞と考えて下さい。

in
場所 (~の中に)
I stayed in the room all day.

期間 (~の間)
I have seen him once in the last one year.
(この1年間で彼に会ったのは1回だ)

経過 (~後に)
I will finish it in two hours.(2時間後に)

年月 (~に)
He was born in March in 2012.

着用 (~を着て、はいて)
He was in white shirt. She was in red shoes.

状態
They were in danger. (彼らは危険な状態にあった)

into
場所 (~の中に)
I dashed into the room.(部屋の中に駆け込んだ)
inは(静止した状態で中に)の意味だがintoは外から中にという意味で動的。

方向
We should go into this direction (この方向に進むべきだ)

変化
He changed the desert into a rich farmland.
(彼は砂漠を豊かな農地に変えた)

out of
(場所)~の中から外に
jump out of the window. (窓から外へジャンプ!)

(状態)~の外に
get out of poverty (貧困から抜け出す)

(動機)
I asked so out of curiosity.(好奇心からそう尋ねた)

outside
場所 (~の外で)
Children are playing outside the house.
out of が動的であるのに対しoutsideは静的です

on
接触
on the table on the ceiling(天井の下に)
上とは限りません。下の場合も、横の場合(on the wall)もありますので注意。


on March 8 on Monday

主題 (~に関する)
a book on economy (経済に関する本)

目的
on business (仕事で)

影響
effect on business (仕事への影響)

依存
live on his income(彼の収入で暮らす)

従事
He’s still on the phone.(まだ電話中だ)

時間
Call me on your arrival at Tokyo.
(東京に着いたら電話しなさい)

onto
~にくっつくように
jump onto the chair(いすの上にジャンプ!)
ただし、on同様、上とは限らないことに注意。
→The frog jumped onto the wall. (かえるが壁にジャンプした)

off
離れて
Keep off the lawn. (芝生に入らないように)
off duty(仕事から離れて→非番で)
take two days off (仕事から)離れた日を二日取る→二日間仕事を休む

at
時間
Let’s meet at 10 o'clock.

場所
at home (自宅で) 狭い場所について使います。広い場所ならin

目標 (~をめがけて)
aim at a high goal (高い目標に向かう)
throw a stone at him (彼めがけて石を投げる)
めがけてですから、実際に到着したかどうかは不明。

状態 (~中で)
The two nations are at war.(戦争中だ)

割合
at 100 kilometers per hour(時速100キロで)
sell these goods at 500 yen(これらの商品を一つ500円で売る)
割合のatを使っているということは合計ではなく、1冊あたりの価格ということ。
sell these goods for 500 yen(これらの商品を全部で500円で売る)

above
~の上に
接触していない場合に使います
The sun was above the hill.

(数値などが)~の上に
The temperature was well above 35 degrees.
(気温は優に35度を超えていた)

over
(覆いかぶさるように)真上に
Gray clouds were over us.

主題、原因 (~をめぐっての)
a debate over the revision of constitution
(憲法改定についての討議)
a war over the territory (領土をめぐる戦争)

期間
over the last decade (ここ10年間で)

below
~の下に (接触していない場合)
We set up an tent three hundred meters below the summit.
(頂上から300M下のところにテントを張った)

(数値などが)~の下に
The temperature was well below 0 degrees.
(気温は優に0度を下回った)

under
真下に
under the table

up
~を上がって
aboveやoverと違って、動きがあります。
Go up the mountain. (山を登っていく)
My office is just up those stairs.
(私の事務所は階段を上がったところにあります)

down
~を下って
underやbelowと違って動きがあります。
My house is down this stream.
この川を下ったところに私の家がある。

~沿いに
Go down this street and you’ll find a post office to the right side.
(この通りを行きなさい。右手に郵便局があります。)
この場合は「下」という意味はまったくありません。alongで言い換えられます。

upにも同じ用法があります。
Go up this street and …. (この通りを行きなさい。…)
「上」の意味は無くalongで言い換え可能。

around
~の周りに
Lots of trees are around the lake.

~を曲がったところに
My house is just around the corner.

~の中をあちこち
I’ll show you around Okinawa.(大阪をあちこち案内しましょう)

about
~に関して
talk about civilization

~の中をあちこち = around
Liter was strewn about the room. (部屋中ごみが散らかっていた)

before
(時間的に) ~の前に
Let’s finish this task before the deadline.
(締め切り前に仕事を終えよう)

(位置的に) ~の前に
I was totally frozen before the enemies.
(敵を前にして私は身動きできなかった)
建物には通常 in front of を使う
Please wait in front of the hotel.

after
(時間的に)~の後に
We agreed to see after the meeting.
(会議の後に会う約束をした)

追いかけて、追い求めて
I chased after his car. (彼の車の後を追った)
What dream are you after?(どんな夢を追い求めてるの?)
The police was after the culprit.(警察は犯人を追っていた)

behind
~の後ろに
○Don’t stand behind me.
×Don’t stand after me.

時間が遅れて
We arrived one hour behind the schedule.
(スケジュールの1時間遅れでついた)

反対はone hour ahead of the schedule (1時間前に)

to
到達点、結果
throw a stone to him (石を投げて彼に当てた)
atとは違って実際に到着したことが明白。
burn to ashes (燃えて灰になる)

音楽 (~に合わせて)
dance to sanshin music(三線に合わせて踊る)

for
交換
sell this car for 2 million yen (200万円で売る)
exchange A for B (AをBと交換する)

原因・理由
be late for traffic jam (交通渋滞で遅れる)

目的
for the world peace (世界平和にために)

賛成
Are you for this plan? (あなたはこの計画に賛成?)

利益
buy a toy for my son (息子におもちゃを買う)

期間
for ten days (10日間)

距離
walk for ten miles (10マイル歩く)

方向 (~へ向けて)
leave for Kyusyu(九州に向けて出発する)
実際に到着したかどうかは不明

toward(s)
方向
Walk toward the station. You will soon find the store.
方向なので、駅まで行ったのではだめですよ。目的地を過ぎてしまいます。

during
特定の期間
during the summer vacation (夏休みの間)

through
~の間中ずっと
all through Monday (月曜日は一日中)
from Monday through Friday ~から…までずっと
~ …

原因
through carelessness (不注意で)

(手段) ~を通して
through complete planning (完璧な計画でもって)

among
(場所)~の間に、~の中で
somewhere among these trees (これらの木のどこかに)

(場所以外のもので)~の中で
Among these subjects, we’ll discus the pension issue today.
(これらの問題の中から、今日は年金制度について話し合います)

between
2つの間で
Stand between these trees. (この木の間に立って)
この場合between を使っていることから木が2本だとわかります。

3つ以上にはamongを使います。
Stand among these trees.
なら、木の数は少なくとも3つはあることになります。

from
起点
from morning till night (朝から晩まで)

原因
die from hunger (飢えで死ぬ)

材料
Wine is made from grapes. (ワインはぶどうから作られる)
元の形状を留めない場合。留める場合はof 。 This desk is made of wood.

出身
I’m from Kagoshima.(九州の出身です)

of
部分
the final sentence of the paragraph(この段落の最後の文)

性質、特徴
generous hearts of Okinawans (おおらかな気質)

同格
the city of Tokyo (東京という街)

関連
a story of peace

所属
workers of this company

分離
rob the bank of one billion yen (銀行から金を奪う)
この場合offと意味が近いです

with
一緒に
I went there with my mother.

味方して
I’m with you. (あなたの意見に賛成です)

原因
I was trembling with fear.(恐怖で震えていた)

手段、道具
Japanese eat meals with chopsticks. (箸を使って食べる)

関連(~について)
What’s wrong with him? (彼はどうしたのか?)

対象(~相手に)
We are trading mainly with Australia.
(主にオーストラリ相手の貿易をしている)

thanks to
(感謝)~のおかげで
Thanks to you I was able to succeed.

(皮肉)~のおかげで
Thanks to you, I was late again.

because of
~のために(悪い意味で使われる)
Because of the heavy rain, our train was greatly delayed.
(大雨で大幅に遅れた)

due to
~のために(いい意味にも悪い意味にも使われる)
Due to financial problem, the plan was cancelled.
(金銭上の問題でそのプランはキャンセルされた)

Due to nice weather, the picnic was comfortable.
(好天に恵まれ、ピクニックは最高)

owing to
~のために(言い意味にも悪い意味にも使われる)
使い方はdue to と同じです。
owing toとdue to は公式文書などでよく使われ、スピーキングではbecause of やthanks toが普通。

by
行為者
English is spoken by many people in the world.

手段
reserve the ticket by phone (電話で予約する)
We went there by car. (車でそこに行った)

位置 (~の近くに)
Stand by the door.

通過
His car passed by my car at a high speed.
(彼の車は高速で私の車を追い越した)

期限 (~までに)
Finish this task by Monday. (月曜までにこの仕事を終えなさい)
tillとの違いに注意
Do this task until Monday. (月曜までずっとこの仕事をやっていなさい)

規則
play baseball by the international rule


I’m older than him by three years.

掛ける
My office is 5 meters by 8 meters.

単位
Eggs are sold by the dozen. (卵は1ダースいくらで売られる)

漸進
day by day(一日一日) one by one(一つづつ)

against
反対、対抗
I’m against your idea. (あなたの意見には反対です)

軽い加圧
Don’t lean against the wall. (壁にもたれかかるな)

背景
a photo of a windmill against a blue sky
(青い空を背景にした風車の写真)

except
~を除いて
I'm cleaning my room every day except Sunday.

but
~を除いて
I'm cleaning my room every day but Sunday.
the last but one (一つを除いて最後→最後から2番目)

第7章 形容詞・副詞・比較表現

形容詞には二つの用法があります。

①限定用法
名詞を修飾します。通常は前に置きます。a big boy  後ろに置くものがいくつかあります。 people present(出席している人々)

②叙述用法
名詞を修飾しません。
He became ill. I think him (to be ) honest.

多くの形容詞はこの両方の用法が使えますが,片方しか使えないものもあります。以下はその例です。

①限定用法だけの形容詞
live insect (生きた虫)  wooden(木製の)
the latter half of his speech(私のスピーチの後半)
my only child (唯一の子供)  inner mind(心の内側)
elder(年長の) former(前の) utmost(最大限の)

②叙述用法だけの形容詞
alive(生きて) ashamed(恥じて) asleep(眠って)
content (満足して) unable (できない) afloat(浮いて)
alone (一人で) awake(起きて)

位置で意味が異なる場合

①present
the present chairperson(現在の)
people present (出席している)

②ill
He’s ill (病気)
ill effects(悪い)

③late
the late Professsor Kinjo(故)
late for school(遅れて)

④responsible
a responsible boss(責任感ある)
the boss responsible for the blunder(責任を負うべき)

⑤certain
a certain man (ある~)
Are you certain of that?(確信して)

形容詞の位置

通常は前に置きますが、後ろに置く場合もあります。上に挙げた以外を説明します。

①他の語句がつく場合
a song popular among Japanese
下線部全体がsongを修飾しています。popularだけなら前に置きますが、
このように「形容詞句」になっている場合は後ろに置きます。

②以下の接尾語を持つ単語の場合
後ろに置きます
-thing -body -one
something white
somebody strong

形容詞が複数の場合

いくつか
のルールがあります。

①所有代名詞は前に来ます
my big father

②代名詞と冠詞を並べるのは不可
×my the car

③所有代名詞と指示代名詞を並べるのは不可
×Kenji’s that splendid car 次のようにします
○that splendid car of Kenji’s

④all は一番前にきます
all my money

他にもいくつかありますが、スピーキングではこのくらいで十分でしょう。

副詞

形が似ていて意味が異なるものがあります。

just (ちょうど)
He is just thirty. (ちょうど30歳だ)
justly (正当に)
The judge didn’t treat the defendant justly.
(判事は被告を正当に扱わなかった)

late(遅く)
I went to bed late. (遅く床についた)
lately(最近)
I haven’t played golf lately. (最近ゴルフをしていない)

deep(物理的に深く)
Go deep into the sea.深く潜りなさい。
deeply(精神的に深く)
I was deeply moved.私は深く感動した。

hard (一生懸命)
Study hard.
hardly (殆ど~ない)
I could hardly understand his lecture.
(彼の講義はほとんど理解できなかった)

most(最も)
This is the most interesting story. (これが最も面白い本だ)
mostly(主に)
We learned mostly IT. (主にITについて学んだ)

文全体を修飾する場合

Happily he didn’t die.(幸運にも彼は死ななかった)
このように副詞が文頭にあれば、文全体を修飾しています。
He didn’t die happily.(彼は幸せな死に方をしなかった)
この場合後ろにありますが、このように意味が全然違ってきます。

他にも
Clearly he didn’ t solve the problem.
(明からに、彼はその問題を解けなかった)
He didn’ t solve the problem clearly.
(彼はその問題をきちんと解いたわけではなかった)

文全体を修飾する副詞は必ずしも文頭ではありませんが、スピーキングする際にはそう使えば、間違いはなくなります。他にも文全体を修飾する副詞はありますが、このように理解しておけば十分でしょう。

onlyの位置

onlyは位置によって意味が異なります。
I only know his name.(彼の名前を知っているだけだ)
Only I know his name.〈私だけが彼の名前を知っている)

Yes/Noで注意すべきこと

日本語の「はい」と英語のYes、「いいえ」とNoは必ずしも一致しません。
Don’t you know his name?  彼の名前知らないの?
No.                 はい、知りません

英語のNoは動詞に対する否定です。従って上の文では「知っている」ことに対して否定しているわけですから。知らないということになります。注意して欲しいのはNo.が「はい」になっていることです。

Don’t you know his name?  彼の名前知らないの?
Yes.                いえ(知ってますよ)。
英語のYesは動詞に対する肯定です。従ってこの文では「知っている」ことになります。Yesを「いえ]」と訳していることに注目してください。
このように、はい=Noであることも、いいえ=Yesになることもあります。
スピーキングでこのような状況で迷ったら、動詞に対して肯定なのか、否定なのか考えてください。慣れれば、瞬間的に判断できます。

動詞句の目的語の位置

例えば、clean up(きれいにする)という動詞句を例に取ると

①目的語が代名詞の時は間に挟みます。
Clean it up. (それを片付けなさい)
Carry it out. (それを実行しなさい)

②目的語が名詞の時は後ろに置きます。
Clean up my room.
Carry out the plan.

この規則はあらゆる動詞句に当てはまります。

副詞が複数の場合の語順

例えば次のような文の場合
We discussed the matter seriously in that room early in the morning.
時間は最後にきます。場所がその前。それ以外は一番前です。
この他にもルールが色々ありはしますが、それらには例外も多いので、暗記しても意味はないでしょう。英文を多く読んでいけば、「この順序は変だな。こうは言わないはずだ」ということがわかってきますので、それで十分、と言うよりはそれがもっとも正しい学習法です。

分詞の修飾

①現在分詞を修飾するのはveryなど。muchは使えません。
I watched an very exciting game.

②過去分詞を修飾するのはmuchなど。veryは使えません。
a much admired athlete
ただし分詞形容詞(完全に形容詞化したもの)は例外です。例えば
I was very excited.
などとします。I was much excited. とは言いません。
しかし、こういうことも本来は英文を読みこなせばわかってくることではありますが。そいう意味において、「英文を大量に読む、あるいは聞くこと」は文法の修得に大変役立つ、というよりも不可欠です。

比較表現

まずは基本的な用法を英文で確認しましょう。もし、意味がわからないものがあれば、初中級編で確認してください。

I can play baseball as well as him.
He is as diligent as any other workers in the company.
He is taller than I (am).
She is more beautiful than I am.
You can play taiko better than he (can).
I am less wise than you.
This picture is the more beautiful of the two.
He is the tallest of the three.
The strongest boxer in the world cannot beat a lion.
She is the second best teacher in this school.
This car is much faster than mine.
Your idea is far better than Kenji’s.
This is the very best ramen I have ever eaten.

倍数表現

①~times as … as A
(Aの~倍…)
I am twice as old as he.
I am three times as beautiful as she.
3倍美しい、とは根拠がわかりませんが^^、文法上はOKです。
1.5倍は half again as ~ as …
My salary is half again as much as yours.
(僕の給料は君の1.5倍だ)
half againを名詞として次のようにも使います。
He wrote twenty books. And I did half again.
(彼は20冊の本を書いたが,僕はその1.5倍書いた)
②~times more than A
①と同じ意味です。
I am twice older than he.
I am three times more beautiful than she.

③それ以外
I am twice the age of you.
I am twice your age.
His house is twice the size of ours.
Konishiki is three times my size.
Why does he have twice the number of cars he needs?
これ以外にも height, weight, length, strengthなどいろいろあります。

比較級・最上級の表現

①比較級, the +比較級 (ますます~)
It’s getting colder and colder.

②The+比較級, the +比較級(~すればするほど、ますます…)
The more you go after a woman, the more they want to run away.
(追えば追うほど逃げていく)

③all the +比較級 (~なので、その分ますます…)
He is becoming all the richer because he’s working hard.
(彼は一生懸命働くのでますます金持ちになっていく)
このように、理由を表す語句と共に使われます。

④none the +比較級 (~でも、…にはならない)
③の反対がこれです。
I am none the happier because I am very wealth.
(お金は持っていても、まったく幸せではない)

⑤no more A than B B同様、Aではない。
I am no more rich than you (are).
(君は決して金持ちではないだろうが、私も決してそうではない。)
この表現は強い否定です。
not any more A than B の言い方もあります。

⑥no less A than B Bに劣らずAである。
Kumiko is no less clever than Saori.
(小百合も相当賢いが久美子も同じくらい賢い)
この表現は強い肯定です。

⑦no more than(= as few [little] as)
I have no more than 1000yen.
(たった1000円しかない)

⑧no less than(= as many[much] as)
I have no less than six children.(子供が6人もいる!)
⑨not more than~ (せいぜい~)
I have not more than 2000 yen.

⑩not less than~ (少なくとも~)
I have not less than 2000 yen.

⑪no longer ~ (もはや~ない)
I am no longer young.
I am not young any longer. とも言います。

⑫no more ~(もはや~ない)
I can work no more.
I cannot work any more. とも言います。

⑬more A than B(BというよりむしろAである)
He is more violent than brave.
(勇敢というよりは粗暴)

⑭not so much A as B(AというよりむしろBである)
He is not so much brave as violent.
(勇敢というよりは粗暴)

⑮much[still]less(否定文のあとで)ましてや~ない
I cannot speak English, much less French.

⑯much[still]more(肯定文のあとで)ましてや~は
He speaks German well, still more English.

⑰know better than to~ (~するほど馬鹿ではない)
He knows better than to believe such a dubious politician.
~以上に、よくわかっている→よくわかっているから~なんてことはしない

⑱not so much as 動詞 (~すらしない)
He doesn’t so much as say “Thank you”.
(ありがとうさえ言わない)
I cannot so much as swim five meters.
(5Mも泳げないんだよ)

その他の比較表現

prefer A to B(BよりAが好きである)
I prefer swimming to skiing.
junior (年少の),senior(年長の)
He is senior to me by three years.
(彼は私より3歳年上だ)
superior to(~よりすぐれた)、inferior to(~より劣った)
His Japanese language is superior to mine.

第8章 名詞/冠詞/代名詞

名詞の分類

名詞は次の5つに分類できます。
普通名詞  tree, pen
集合名詞  family, people
固有名詞  Higa, Takeshita, Japan
物質名詞  metal, coffee, silk
抽象名詞  love, wealth(富),wisdom(知恵)

この中で重要なのは普通名詞と固有名詞です。
名詞には数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があります。普通名詞は可算/集合名詞は可算、不可算両方/固有名詞、物質名詞、抽象名詞は不可算です。英語をやっていくうちにわかってきますからそう気にする必要はありません。

集合名詞

集合名詞は3つに分かれます。
常に複数扱いするもの
cattle、people、policeなど  be動詞は当然are, wereです。

常に単数扱いするもの
furniture, baggageなど
be動詞は当然 is, areを使います。

状況で扱いが変るもの
My family is large.
この場合は、家族を一つの単位として見ているので、単数扱い。
My family are all healthy.(全員健康)
この場合は構成員一人一人の集まりという意識なので複数扱い。
他にも、committee, government, public, clubなどがあります。
ただ、スピーキングでこういうことを考えてる暇はないでしょうから、そう気にする必要はありません。

不可算名詞の数え方

不可算名詞を数える場合は以下のようにします。
a piece of paper
two sheets of paper
a slice of bread
two loaves of bread (丸いパン一つ)
a piece of chalk
two cups of coffee
three pieces of information
a bunch of meat (肉の塊)
two slices of meat

使える形容詞

可算か不可算かで使えない場合があります。
①many 可算名詞にだけ使います  many cars, many people
②much 不可算名詞にだけ使います much money, much water
③some 両方使えます  some chairs some money
④(a) little不可算名詞にだけ使います a little money
⑤(a) few 可算名詞にだけ使います  (a) few friends
⑥a lot of 両方使えます a lot of money, a lot of people
⑦lots of  両方使えます  lots of cats, lots of investment
⑧plenty of 両方使えます plenty of books plenty of air

物質名詞

物質名詞も不可算名詞ですが、数える場合は以下のようにします。

a bottle of wine/ two barrels of oil/ a spoonful sugar
a glass of water/two cakes of soap/a sheet of paper
two slices of ham/a grain of rice/ two blocks of ice
two bars of chocolate / two hectares of land

抽象名詞

愛や勇気といった物質ではないものに対する名称のことです。
前置詞of と共に用いられて形容詞の働きをすることがあります。
a man of courage (勇気ある男)
a king of profound wisdom (深遠な知恵を持つ王)
This book is of great use in writing essays about social issues.
(この本は社会問題についての論文を書く際に非常に役立つ)

固有名詞

固有名詞には通常a(n)はつきませんが、以下のような例外があります。

①~家の人々を表す場合  a Tokugawa (徳川家の人々)
②~のような人を表す場合  a Gandhi (ガンジーのような人)
③~という人を表す場合    a Shibasaki-san(芝崎さんという人)
④~の作品            My car is a Toyota.(トヨタ製である)

普通名詞の固有名詞化

fatherは普通は普通名詞ですが、
Father, where are you?
のような場合は固有名詞扱いになります(だから大文字)。これは世界中の父親の中のたった一人で固有(一つしかない)だからです。

単複で意味が異なる名詞

color(色) colors(国旗)
air(空気)airs(気取ること)
manner(方法) manners(マナー)
letter(手紙) letters(文字)
work(仕事、作品) works(工場)
force(力) forces(軍隊 air forces 空軍)
glass(ガラス) glasses(めがね)
(注)two colorsには二つの色と国旗と二通り解釈が考えられます。letterも同様です。

同格

名詞には同格(~という)という使い方があります。
the city of Tokyo (東京という街)
the fact that he dismissed me (彼が私を解雇したという事実)
We, adults should be more resolute.
(我々大人はもっと毅然としなくては)
Karate, Okinawa’s traditional martial art, is now spread all over the world.
(沖縄の伝統武術である空手は今や世界中に広がっている)

不定冠詞(a, an)

①初出の単数名詞につける
I have a car.
これ以降この車に関してはa carとは言わない。Itを使う。

②1に意味がある場合に使う
I will take a day off next week.
この場合はoneで言い換えられます。休日が何日なのかに意味があるからです。②の場合はできません。それは「車」にのみ重点があるからです。「車持っている」と聞けば普通は1台なわけですから、1は情報としてはほとんど重要でないからです。そういう場合にoneを使うことはできません。

③perの意味で使う
We practice judo twice a week.

④あるもの全体を指す
A dog is a very royal animal to men.(犬というものは)

④不特定を表す
a Mr. Suzuki (鈴木さんと言う男性) aがなければ「鈴木さん」で誰のことか相手もわかっているわけです。Aをつけることで、「特定」ではないニュアンスを出します。

⑤物質名詞を普通名詞化する
a new paper(新しい紙製品) a がなければ、「ただ新しいだけの紙」の意味ですが、こうすることで「種類」を意味することができます。

定冠詞(the)

①既出の名詞につける
I came across a tiger. The tiger looked very ferocious.

②どれを指すかわかる場合
The other day I went to the book store.
例えばある町で本屋が1軒しかない場合、こう言うはずです。

③一つしかないもの
the sun, the earth, the sky

④only, first, lastや最上級など
the only solution, the first task, the best answer

⑤序数とともに
the first priority, the second term

⑥あるもの全体を指す
The dog is a faithful animal.

⑦the + 形容詞(過去分詞) ~な人々
the rich, the traveled (旅慣れた人々)

⑧the + 形容詞)で ~なもの
the impossible(不可能なこと)

冠詞の数

名詞が複数でも冠詞の数が複数とは限らない

①セットの場合はひとつ
a knife and fork(ナイフとフォーク)
a husband and wife(夫婦)

②同一の場合はひとつ
He is a scholar and doctor.
(哲学者でもあり医者でもある)

③同一でない場合は各々につける
a lion and a tiger, a white and a black tiger

冠詞がつかない場合

①物を表す名詞が物以外表す場合
go to bed, go to school, in hospital
この場合のベッドとは物ではなく「眠る」という行為を表します。schoolに行くもそうです。学校と言う建物に行く、ということではなくて「学校での学習」という行為を行うということです。in hospital も病院という建物にいる(だけなら医師かもしれない)ということではなく、「入院」しているということです。冠詞がつけば、意味が違ってきて「建物の中にいる」ことになり、働いている場合も、単に何かの理由でそこにいる場合もあります。これらは慣用句になっているので、今まで何ら疑問を持たなかったかもしれませんが、理屈はそういうことです。

The bed is sold for 10,000 yen.
My school is on the top of that hill.
にtheがつくのはそれぞれ「ベッド」「学校の建物」という物を指すからです。

②by + 交通,通信手段
by car, by train, by bicycle, by land(陸路で)
by sea (海路で),by air [plane], by phone,

③食事、スポーツ、学門など
dinner, lunch, baseball, aiki-ju-jutsu,
kenjutsu, science, economics

④普通名詞の固有名詞化
Professor! I want to ask you something.

⑤役職を表す名詞が補語になる場合
He is chairperson of this committee.

⑥イディオムで
from place to place(場所によって)
day by day(日に日に)
out of mind(気が触れて)

代名詞

名詞の代わりに使うのが代名詞です。彼、彼女、我々、あなた、あなた方などなど。I 、my、theirなどは入門レベル(中1レベル)なので説明はカットして、様々な意味を持つ代名詞の解説をします。まずは一番使用頻度の高いitから。

it の特別用法

①天候を表す    It is rainy today.
②時間,季節を表す   It is ten o’clock.
③距離を表す    It is 100 meters.
④明暗         It is very bright.
⑤温度          It is warm.

⑥了解済みの(もしくは漠然と)状況や事実を表す
Take it easy. (気楽にいきなさい)
takeは受け取るの意です。Take it seriously.(真剣に受け取りなさい)
こういう場合のitはそれが「何を指すか」相手にはわかっているので、itだけで済ませるわけです。事細かに説明したら、長くなってしまいますので。
I cannot put up with it any more.(もはや耐えられない)
How’s it going, Sato-san? (調子はどうですか、佐藤さん)

所有代名詞

This is mine. (これは私のです)
This is ours.(これは私達のです)

次のような言い方は普通しません。
This car is my car.
こういう名詞の反復を避けるためにあるのが所有代名詞です。
→ This car is mine.

代名詞と名詞の所有格を併用する場合、例えば
that car と myを併用してthat my carとは出来ません。
こういう場合は所有代名詞を使って
that car of mineとします。以下、同様に
two friends of mine(私の友人二人),
the two foolish sons of Tanaka’s (田中さんとこの二人の馬鹿息子)

this, thatの使い方

thisは近くのもの、thatは遠くのものを指すのがもちろん基本でそれ以外に

電話で「こちら」を指す
Hello, this is Hiroshi speaking. (もしもし、弘ですが)
Hello, is this[that] Mr. Muhammad? (ムハマドさんですか?)
itも使われます(オックスフォード辞典より)

文のもしくはその一部を指す
He has been so lazy for three years. That’s why I dismissed him.
(彼はここ3年間ずっと怠けていた。それが彼を首にした理由だ)
This is why~でもいいです。

これから述べることを示すthis
I have to tell you this. Never come to my home again.
こう言わなくてはならないのだが、二度と私の家へ来るんじゃないぞ。

相手の発言を受けて
I think we had better move our office to Shinjuku.
(事務所を新宿に移転したほうがいいと思う)
That’s exactly what I’ve been thinking.
(それはまさに私が考えていたのと同じだ)

this, thatの副詞用法

①thisには「こんなに」という副詞としての用法があります。
I didn’t expect my golf ball would go this far.
(私のゴルフボールがこんな遠くまでくるとは思わなかった。)

②thatには「あんなに」という副詞としての用法があります。
I didn’t think she was going with that cool guy.
(彼女があんなにかっこいい男と付き合ってるとは思わなかった)

the+単数名詞=that

The population of Kanagawa is a bit smaller than that of Tokyo.
(神奈川の人口は東京の人口より少し少ない)
この場合のthatはthe populationということです。
またこの文を
The population of Kanagawa is a bit smaller than Tokyo.
としてはいけません。日本語では「神奈川の人口は東京より…」で済みますが、英語では必ず「東京の人口」というようにする必要があります。

the+複数名詞 = those

The employees of my company are more diligent than those of T company.
(うちの会社の従業員はT社の従業員より勤勉だ)
thoseはthe employeesということです。これも先ほど同様than T companyとしてはいけません。

those who

those who~で「~な人々」
Those who believe English industry will get deceived.
(英語産業を信じるものはだまされる)

One(s)の使い方

「a + 名詞」の代わり
I want a white shirt.
I see. How about this one?
(わかりました。このシャツはどうですか?)
this shirtでも間違いではありませんが、英語は繰り返しを嫌うので、通常this one とします。

複数名詞の代わり

I’ve used up all notebooks. I’ve got to buy new ones.
(ノートを全部使ってなくなった。新しいのを買わなくては)
(注)繰り返しでない場合でも使えます。
(店員に) I’ll get this one. (これを買います)
何かの商品を指してこういうことが出来ます。onesも同様です。

人を表す
someone(だれか), no one(だれも~ない), anyone(だれでも)
一般に人を表す場合は
One cannot live alone. (人は一人では生きていけない)
のように使います。ただしこれは文語的で、スピーキングではwe, you, のほうが普通です。

ある~
One day, One night ,One rainy afternoon

otherの使い方

他の~ 複数名詞の前に置きます
other people , other students

others(代名詞)
Some like soccer while others like baseball.
(サッカーが好きな人もいれば、野球が好きな人もいる)
Some ~. Others …. (~もいれば、…も)
このようにセットで使われることが多いです。

「他の人々」
You should do to others as you want others do to you.
(あなたが他の人にして欲しいように、あなたも他の人にしてあげなさい)

anotherの使い方

an + otherがanotherです。

もうひとつの
May I have another helping of rice?(ご飯お代わりしていい?)
Give me another chance.

moreの意味
Just ten days is too short for this job. I want another ten days.
(たったの10日はこの仕事には短すぎる。あと、10日欲しい。)
is が使われるのはこの場合、10日で一つの期間だからです。
anotherについても10日間を一つの期間としてみているので、「もうひとつ」という言い方が出来るのです。
I want ten more days. でもいいです。

別のもの
Saying is one thing. Doing is quite another.
(言うことはあることです。実行するのは別のことです。
→言うのと実行するのはまったく別物である)
I don’t like this shirt. Show me another.
(このシャツは気に入らないので、別のを見せてください)

One, another, the otherなどの並列

複数のものを指して「一つは…、もう一つは…(残りは…)」などと言う場合は次のように使います。

①One is red. The other is white.
一つは赤。もう一つは白。the otherとなっていますが、「残ったものが単数」の場合はこう表現します。したがって、この場合全部で二つあることになります。

②One is red. The others are white.
一つは赤。残りは白。the othersとなっていますが、「残ったものが複数」の場合はこう表現します。したがって、白が複数と言うことはわかりますが、何個かはわかりません。これ以外の色はありません。

③One is red. Another is black. The other is white.
一つは赤。もう一つは黒。残りは白。「残り」がthe otherとなっていますので、白一つで計3つということがわかります。

④One is red. Another is black. The others are white.
赤が一つ。黒が一つで、(残りは)白が複数。他の色はなし。

⑤Some are red. The others are black.
赤が複数。残りは黒で複数。他の色はなし。

⑥Some are red. Others are black.
赤が複数。黒が複数。他の色はなし。

someの使い方

someは基本的に肯定文で使われます。
①いくつかの、いくらかの
I have some money [friends].
Some say Japan should revise Constitution.
(憲法変えるべきだという人もいる)~もいる[ある]
セットで「Some ~. Others ….」 という形でよく使われます。
「~もいれば、…もいる」などと訳します。

②不特定を表す
some man(ある男), some day (いつの日にか)、something(何か)
(注)過去のある日、ならone day
③「約」の意味で使う
He has some 100 million yen.

④肯定の答えを期待する場合
Would you like some coffee?
こういう風に何か勧める場合に使います。

⑤部分否定の場合
例えば I don't like any comic books.なら「漫画は全て嫌いだ」
という完全否定です。これが
I don’t like some of these comic books.
なら、「これらの漫画のなかのいくつかは嫌いだ」という部分否定になります。
I don’t like any of these comic books.
なら「これらの漫画はすべて嫌いだ」という「これらの漫画」に対する完全否定になります。

anyの使い方

疑問文で使われる場合
いくつかの、いくらかの
Do you have any money [friends]?

否定文で使われる場合
まったく~ない
I don’t have any money [friends].

肯定文で使われる場合
どんな~でも
You may buy anything you want.(何でも買っていいよ)
You may come here anytime.(いつでもここに来ていいよ)
anyone(誰でも)、anywhere(どこでも), anyhow(どんな方法でも)

条件文で使われる場合
いくらかでも
If you have any money, lend me some.
(少しでもお金持ってたら、貸して)
If it becomes any warmer, let’s go out fishing.
(もう少しでも暖かくなれば、魚釣りに行こう)

allの使い方

代名詞として
All of us are non-Japanese.
(我々は全員、(日本人から見た)外国人です)
After all have gone, what could I do?
(すべてが去ってしまった今、何が出来るというのか?)

形容詞として
複数名詞に
All these students here are well-behaved.
(これらの生徒はみな行儀がいい)
場所に
All my town was inundated by torrential flooding.
(私の町全体が洪水で水に浸かった)
期間に
I stayed home all night.(一晩中起きていた)

副詞として
We are all Chinese. (全員)
They all approved the bill.(彼らは皆その法案に賛成した)
You have to solve the problem all by yourself.  (強調)
(あなたは一人でその問題を解決しなくてはいけない)

everyの使い方

everyは形容詞の用法だけです。単数扱いです。

すべての
Every child is a treasure. (生徒はみな宝物だ)
不可算名詞には原則として使えません(例外ありますが不要と判断しカット)
× Every gold is valuable. (金はすべて価値がある)
○All gold sold at this store was recovered from South African rocks.
(この店の金はすべて南アフリカの岩から採れたものです)

~ごとに
every year, every day, every three years(3年に一度), every other[second] day(1日おきに、2日に一度)

eachの使い方

名詞用法
You have to check each of these items.
(あなたはこの商品の各々をチェックする必要がある)
There are five buses. Each has its unique design.
(各々のバスは独自のデザインを持っている)
eachは単数扱いです

形容詞用法
Each student has to go and get the application form.
(生徒めいめいが行って申し込み用紙をもらう必要がある)

副詞用法
My children each have their cars.
(私の子供めいめいが車を持っている)
You can eat two cakes each.
(あなた方は各々2個づつケーキ食べてもよい)

bothの使い方

名詞用法
Both of you may go and see the movie.

形容詞用法
Both men looked very happy.

用法がはっきりしないもの
You can invite them both.
(あなたは彼らを両方とも招待してよい)
この場合は副詞とも形容詞ともとれますが、そういう区別は本来どうでもよく、次のように色々な位置に来ることがわかっていれば十分です。
We both agreed to the proposal.
(我々は二人とも提案に同意した)
They can both play san-shin.
(彼らは二人とも三線が弾ける)
Both your daughters were very excellent students of mine.
(あなたの娘さんは二人とも私の優秀な生徒でした)
Your both とは言いません。これに限らず、bothは常に前に来ます。
Both these books are best sellers.
We are both missing our homeland Uruguay.
(我々は二人とも故郷ウルグアイを想って寂しい)

eitherの使い方

肯定文・疑問文で
①どちらか(単数扱い)
Is either answer right?
(どちらかの答えが正しいのでしょうか)
Either of you has to do this job.
Here are two book. You can take either.
(注)either side[end, hand]は両側を意味する。
There are gas stations on either side[end] of the street.
(道路の両側[両端]にガソリンスタンドがある)

否定文で
どちらも~ない
Do you like those two girls?
No, I don’t like either(one).
これ以外にも
He said that he didn’t like English. What about you?
Actually, I don’t like it, either.
のように「not …, either.」の使い方があります。

neitherの使い方

not + eitherがneitherです。

両方とも~ない
I like neither of you two. (二人とも好きじゃない)
Neither of them succeeded after all.(彼らは二人とも結局は失敗した)
I met neither lady. (どちらの女性にも会わなかった)

Neither + (be)助動詞+S (Sも…ない)
He says he didn’t meet the person.
Neither did I. (私も会わなかったな)

She said she wasn’t impressed by that movie. How did you feel?
(彼女はあの映画に感動しなかったそうだけど、あなたはどう?)
Nor was I. That was actually one of the most boring movies so far.
(私も感動しなかったね。実際これまでで最も退屈な映画だったから)

注意 Neither の代わりにNorを使ってもいいです。ただし、どちらにしてもこの表現は硬い言い方です。私などはNeither did I.の代わりに
Me, neither. か I didn’t, either.と言いますし、
Nor was I. の代わりにMe, neither. か I wasn’t, either. と言います。

noneの使い方

noneは noにoneが加わって出来た言葉です。ある特定のものがまったくないことを意味します。
例えば、There is nothing in the dining room.
nothingは何もないことを意味します。この文をそのまま解釈すれば、キッチンもテーブルも冷蔵庫も何もないということです。
これに対して
I went to the dining room to eat hamburgers which my mother had cooked. But there was none left . (何も残っていなかった)

この場合なかったのはハンバーガーという特定のものです。こういう場合はnothingではなく、noneを使います。noneは代名詞なのでもちろん、名詞を使うことも出来ます。But there was no hamburger left .
もうひとつ例を
I waited for a reply. But none came.
(返事を待ったが、何も来なかった)
But nothing came. とはしないように。

None of these books cost(s) less than 2000 yen.
(これらの本の一つとして2000以下のものはない)
くれぐれも
×Nothing of these books cost(s) less than 2000 yen.
としないように
Nothing ofという表現は存在しません

第9章 その他の項目

この章では、これまでに説明しなかった項目を説明します。

省略

スピーキングでは簡潔な文が好まれます。そのために、しばしば本来文法上必要な語句の省略が起こります。いくつか例を載せます。
(It is) Great!
(Do you) Understand?
(That’s) Too bad. (残念)
(Do you)See? (わかった?→ほらね?)
(Have you) Got it? (わかった?)
Why go to such a dangerous place?
(何でそんな危険なところに行くのか?)

(注)
新聞の見出しや何かを指示する掲示板などでもよく見られます。
No smoking. など

語法について

ある表現は文法的にOKでも語法的にまずいということがありますが、この場合は語法が優先されます。すなわち、その表現は間違いということです。まずは、語法の説明からしましょう。語法とは個別の単語の使い方です。例えば他動詞likeについて、考えてみましょう。

I like baseball.(名詞)
I like playing baseball.(動名詞)
I like to play baseball.(不定詞)
これらはすべてOKです。他動詞のあとに目的語が来ています。では、次はどうでしょうか。

I prefer playing baseball.
他動詞のあとに動名詞がきている。文法的には正しいです。ところが、これは語法的に間違いです。すなわち、こういう言い方はしないのです。なぜでしょうか?これを文法的に説明するのは不可能です。文法的には正しいのですから。なぜいけないか?その理由は…  ありません!理由はないが、「とにかく、こういう言い方はしない」それだけです。他にありません。

「prefer ~ing とは言わず、prefer to ~ と言う」ということなのです。これがpreferの語法です。語法はただひたすら覚えるしかありません。高度な英語を目指すなら単語を覚えるときに語法にも注意したいものです。

接続詞

by the time (~までに)
You have to finish work by the time I come back.
(私が帰るまでにあなたは仕事を終えなくてはならない)

注 till (~まで) とby the time (~までに)では意味がまったく違います

as long as (~する限り)
As long as you finish work, you can go back home.
(仕事さえ終われば帰宅できますよ)
as long as はif で言い換えられます

even if (例え~としても)
Even if you give him money, he won’t change his mind.
(彼にお金をやっても彼の気持ちは変らないだろう)

時制の一致

私は彼がうそつきであると知っていた。
日本語ではこのように、時制が別々になりますが、英語では基本的に統一します。
I knew he was a liar.
両方とも過去形になっていますね。これを時制の一致と言います。
He said he liked me. (彼は私が好きだと言った。)
likedが過去形なので、これにつられて(彼は私が好きだったと言った。)
などと訳さないように注意してください。
このように、  S V that S V.
の文で左のVが過去なら、右のVも過去形になります。
ただし、これには例外があり、以下の場合がそうです。

①普遍的な真理
We learned that earth is round.
地球が丸いというのはいつの時代でもそうなわけで、こういうのは過去形にしません。もしすると、聞き手には「地球は丸かった」と聞こえます。日本語でもそうは言わないでしょう?

②歴史上の事実
We learned at school that the Pacific War ended in 1945.
習ったのが例えば2000年とすれば、戦争終結はそれよりもずっと前なので普通なら過去完了ですが、歴史上の事実は過去形のままです。歴史を尊重しているのでしょう。多分。

③現在も続く習慣、事実など
He said he takes a walk every morning.
太字を現在形にすることで、今も散歩をしているというニュアンスが伝わります。これが過去形では今はそうではないという風に聞こえるのです。

I didn’t know they are couples.
これがもしwereを使っていれば、今はもう別れているように聞こえてしまいます。

④まだこれからの場合
Yesterday I heard that the prime minister will come to Okinawa tomorrow.
聞いたのは昨日ですが、来るのは明日でこれは未来ですね。まだそうなっていません。こういう時はwouldではなく、willとします。

⑤条件文で
If ~ (もし~なら…) こういう文を条件文と言います。条件文では未来のことであっても未来形は使いません。
If it rains tomorrow, I will quit camping.
(もし明日雨なら、キャンプをやめよう)
明日とあるので、間違いなく未来ですが、このように現在形の動詞を使います。

注意 現在形でなく過去形の動詞を使うことがあります。
I decided to give up camping, if it rained the next day.
翌日雨なら、キャンプはやめとこうと決定した。
これも条件文です。「雨なら」というのは条件ですね。過去のある時間における条件、すなわち過去形の条件文で、こういう時は過去形を使います。

⑥when S V で
when S V が副詞の働きをする時は、未来のことであってもVに未来形は使いません。現在形を使います。

When we finish this task, the boss will give us bonus. So let’s hustle.
(この仕事を終わったら、上司が我々にボ-ナスをくれる。だからがんばろう)
When she comes back home, we will eat dinner.
(彼が帰宅したら夕食にしよう)

次は名詞の働きなので、未来形使えます。
I don’t know when he will come back.

⑦確定した近未来は現在形も可
This year bon-yasumi falls on August 10 through 15.
(今年の盆休みは10月10日から15日までだ)
The TV program starts at seven o’clock tonight.
(そのテレビ番組は7時に始まる)

If ~文の時制

まず、ifの意味から説明します。Ifには「もし~なら…」という意味と、「~かどうか」という意味の二通りあります。以下のように。

I don’t know if he will quit. (彼がやめるかどうか知りません)
If he quits, I will quit, too. (もし彼がやめたら、私もやめます)

さて、問題は時制です。上の文では未来形なのに対して、下の文では現在形になっています。このようにifの時制には

①「もし~」の条件文なら、未来形は使えない
②「~かどうか」の意味なら未来形を使える

という決まりがあります。ここで注意して欲しいのは「使える」ということです。すなわち、「使え」ではないのです。
上の方の英文は②に相当しますね。使える。そして、時制は未来なのですから、これは使わなくてはなりません。
下の方の英文は①「もし~」の意味ですね。時間的には未来ですが、未来形は使えません。未来形の代わりに現在形を使います。
以下はどうでしょうか?

If it rains the next day, I was going to go to a pachinko parlor.
このifは「もし~」ですね。未来形は使えないのでじゃあ現在形を…、間違いです!
確かに未来形を使えないのですが、これは昔の話です。こういう時は過去形を使うのが当然です。従って、
If it rained the next day, I was going to go to a pachinko parlor.
翌日雨なら、パチンコに行くつもりだった。
これが正解。次はどうでしょうか。
I didn’t know if he will quit.

この場合は「~どうか」です。未来形使えます。じゃ、早速未来形を…。ところがぎっちょんちょん。間違い!
確かに「未来形使えます、未来なら」。でもこれは過去の話ですよね。過去の話なのに未来形使うなんて、言語道断です。willの過去形を使います。
I didn’t know if he would quit.

修辞疑問文

形としては疑問文でも内容的に強い肯定文、もしくは強い否定文になるものを修辞疑問文と言います。
How difficult! Who can[could] solve it?
(難しい!誰がこれを解けるんだろう?)
話者はこの「誰」を知りたがっているわけではありません。「誰も解けないだろう」と強く思っているのです。こういう表現は日本語でも同じですね。「だれがあんな根性の悪い奴と飲みに行くか!」
Who would decline such a nice offer?
(誰がこんないい申し入れ断るだろうか?→絶対、断るわけないじゃないか)

疑問詞なしのパターンもあります。
Would anyone not accept such a nice offer?
(こんないい申し出を受けない人はいるのだろうか?→みんな受けるに決っているよ)
Would I go out with that rogue? No way!
(私があのごろつきと付き合うだって?絶対ない!)

Why not?
Do you like sukiyaki?
Why not? なぜ、好きでないだろうか?→好きに決ってるさ!
これもそうですね。単にYes.と言うよりも、意味がずっと強まります。

知覚動詞

see, hear, feelなどの動詞を知覚動詞と呼びます。これらの動詞には共通の使い方があります。
例えば
I saw him walk. I heard him sing.などで
Oが~するのを見る、聞く、などの意味を表します。
現在分詞を使うこともできます。
I saw him walking. I heard him singing.
「~する」 の部分には動詞原形か現在分詞が入りますが、どちらでも意味は同じです。
注意しないといけないのは過去分詞が使われる場合です。
I saw a man attacked by a bear.
(私は男が熊に襲われるのを見た)
この場合O(man)は攻撃される側です。つまり受身の関係です。
このように受身の関係にある場合は必ず過去分詞を使います。

使役動詞

~させる、してもらう、の意味を表す動詞を使役動詞と呼びます。意味がまったく同じではないのできちんと使い分けましょう。

make O C (無理やり)OにCさせる
I made him work. 私は(無理やり)彼を働かせた。
Cには動詞原形が入ります。
この文が受身になると不定詞が使われます。
I was made to work by my father. (父親に無理やり働かされた)

let O C (許可)OにCさせてあげる
Let him do what he wants to do. (彼に好きなことをさせてあげなさい)
この文の受身は不可です。 ×He was let~

let O be + 過去分詞
Oが受身ならこの形になります。
I stupidly let myself be deceived by such a big liar.
(あんな大嘘つきに愚かにも騙された。)

have O C  OにCしてもらう、させる(強制的な意味合いはありません)
I had him work.(私は彼に働いてもらった)
Oが受身ならCには過去分詞が入ります。
I had my car repaired. (車を直してもらった)

haveが被害を意味することがあります。
I had my son die during the Okinawa War.
沖縄戦で死んでもらった、ではなくて「死なれた」ということです。
OがCされる、なら過去分詞を使います。
I had my money stolen. 「盗まれた」

get O to ~   ~してもらう(依頼)/~させる(強制ではない)
I got my mother to help me with homework.
(私は母親に仕事を手伝ってもらった)
I tried everything to get him to laugh.
(彼を笑わせるのにあらゆることをやった)

Let’s ~.
これはlet us の短縮形ですね。我々に~させなさい→~しましょう。
これに対する答えは
Yes, let’s. (ええ、そうしましょう)
No,let’s not.(やめときましょう)

強調表現

動詞強調のdo
Did you really finish work? (本当に仕事を終わったの?)
Sure. I did finish it. (ええ、終わりましたとも)
普通なら単にI finished it.ですが、「終わった」という動詞を強調したいときにこうします。現在形なら
Do you really love me? Yes, I do love you.(本当に愛しているよ)
Does she really love you? Yes, she does love me.
のようになります。

強調構文
It is ~ that[who] … (…は~)
強調する語句を~の場所に入れます
It is you that have to take the responsibility.
(責任を取らないといけないのは君だ)
It was Tanaka-kun who made an agreement about this transaction.
(この取引の合意をとりつけたのは田中君だった)
関係詞のように、whenなども以下のように使えます。
It was just this moment when we heard an explosion sound.
(爆発音を聞いたのはちょうどその時だった)

名詞強調のvery
veryが名詞を強調することがあります。
This is the very book I have been looking for.
(これはまさに僕が探していた本だ)

代動詞

You shouldn’t go there. If you do, you may be killed.
(そこに行くべきではない。もし行けば、殺されるかもしれない)
このdoはgoの代わりに使っています。英語は繰り返しをきらうので、普通こうするのです。もちろん、goを使っても間違いではありません。

実現しなかった願望

hoped to have 過去分詞(~することを望んでいたのに)
I hoped to have seen him when he came to Japan.
(来日した際に会いたかったが、会えなかった)
want, expectなども使われます。
I wanted to have seen him when he came to Japan.
(同上)

倒置

So + be[助]動詞+S (Sもそうである)
He is fond of Noh play. (彼は能が好きなんだよ)
So am I. (僕もそうなんだ)
これ、私は使ったことありません。いつも、Me,too. を使います。こっちのほうがずっと使いやすいですね。相手が使う場合があるので、知っておく必要はありますが、使う必要はありません。スピーキングでは使いやすいものを使うのが大原則です。

My company has abandoned life-time employment system.
(うちの会社は最近終身雇用をやめたんだ)
So has my company. I may be fired anytime from now on.
(うちの会社もそう。これからはいつクビになるかもわからない)
これも My company, too.でいいでしょう。

There ~
There is a pen. おなじみの構文ですが、この文は倒置文です。
V S
倒置でない文にすると A pen is.
これは文法的には可能ですが、実際には使われません。発音してみると少々間の抜けた感じがするからでしょう。There を文頭において、さらに倒置することで滑らかな音の響きにするのです。一般動詞が使われる場合もあります。
There once lived an old wise man in this village.
(かつてこの村に賢明なおじいが住んでいた)

動名詞の形容詞化

with A B (AをBの状態で) Bには形容詞、分詞、前置詞句など
Don’t eat with your mouth open.
(口をあけて食べるな) このopenは形容詞です(原形動詞はBにこない)。Mito-komon walked with Suke-san and Kaku-san following him.
(水戸黄門は助さん、角さんを引き連れて歩いた)
She was absorbed in pachinko with her baby in the car.
(赤ん坊を車の中に置いたままパチンコに夢中だった)
Don’t listen to me with your legs crossed.
(足を組んで人の話を聞くな)
このように、動詞が受身の意味なら過去分詞を使います。

動名詞の形容詞化

a sleeping bag 「眠っているバッグ」ではありません。眠るためのバッグ→寝袋です。sleepingは現在分詞ではありません。現在分詞なら「眠っているバッグ」でしょうが、バッグが眠るというのはありえません。このsleepingは「眠ること」でそのためのバッグということです。次のように言い換えられます。
a bag for sleeping
同じような例が
sleeping pill (睡眠薬)、camping car, batting pitcherなどです。バッティングしているピッチャーではなくて「練習時にバッターにボールを投げるピッチャー」のことです。

Yesの代わりにSo

Are you a Japanese?
So, I am. (はい、そうです)
このようにyesの代わりにsoを使うことも出来ます。
Did you go to Tokyo Disneyland?
So we did.
haveの代わりにhave got

「持っている」はhaveですが、have gotという場合もあり、これはイギリス人に多い言い方です。
I have got[I’ve got] two cars.
Have you got two cars?
同様にhave toはhave got to
I’ve got to work.(働かないといけない)

注意
have = have gotを相手が知らない場合もあるので、使用を控えたほうが安全です。

挿入

文の途中で、SVが挿入されることがあります。例えば
The best goal keeper is Satoshi. にI think を挿入して、
The best goal keeper, I think, is Satoshi.
と言うことがあります。普通の語順ではもちろん
I think the best goal keeper is Satoshi.  です。

第10章 よくある間違い

(1) Because S V.
疑問文に対する答えとして、Because S V.はいいですが
○ Why do you like him? Because she is kind.

それ以外でBecause S V は不可です。
× First, government has to check and protect copyright and intellectual property. Because the number of violation for copy right and intellectual property is increasing.

下のように一文にするか
First, government has to check and protect copy right and intellectual property because the number of violation for copy right and intellectual property is increasing.

First, government has to check and protect copyright and intellectual property. That’s because the number of violation for copyright and intellectual property is increasing.
のように二文にします

(2) from ではなく in
×School will begin from spring.
日本語では「から」ですが英語では違います。
○School will begin in spring.

同様に
×This system will be introduced from spring.
○ This system will be introduced in spring.

(3) recently は現在形で使わない
×I recently read lots of books.
○I read lots of books these days.

recently は過去形か現在完了で使います
○I recently bought a car.
○I have recently bought a car.

(4) difficultで以下の形は不可
×He is difficult to solve this question.

正しいのは
○It’s difficult for him to solve this question.
○He has difficulty in solving this question.

但し不定詞の目的語が主語になっている場合は可。
He is hard to please.(気難しい)
このpleaseは「~を喜ばせる」の意の他動詞です。これの目的語はHeです。「彼を 喜ばせる」。こういう関係ならOKです。

類例 He is difficult to deal with.
Heはdeal withの目的語にもなっています
(5) 瞬間動詞(造語)の時間的長さはゼロ
動詞にはある一定の時間的長さを要するものとそうでないものがあります。例えば来る、というのは瞬間です。5時に来る、とは言っても5時間来ることはできません。したがって

×He came here for five hours.
×He came here till 5 o’clock.
till(~まで)は時間的な長さを表します。それが1分であっても1時間であっても長さがあります。来る、というのは瞬間なのでtill やforと共に使えないのです。

○He came here by 5 o’clock.
by(~までに)には長さがありません。5時までにという事は4時45分でも4時半でも何時であっても、瞬間です。ですから瞬間動詞のcomeと共に用いることは可能なのです。

(6) any not の語順はない。正しくはnot any
× Any batter cannot get a hit from that pitcher.
○ Not any batter can get a hit from that pitcher.

(7) lead to の toは前置詞なので、動詞はこない
× It will lead to improve the score.
○ It will lead to improving the score.

(8) listen は聞こうとする。hear は聞こえてくる
× I heard but couldn’t listen to anything.
○ I listened but couldn’t hear anything.
耳を澄ましたが、何も聞こえなかった。

(9) 同様に、lookは見ようとする、seeは見える。
× I saw but looked nothing.
○ I looked but saw nothing.
目を凝らしたが、何も見えなかった。

(10) 日本語の「が」は必ずしも逆説ではないので、butではおかしいことがある。
12月に京都に行った事がありますが、思いのほか寒くてびっくりしました。
×I have been to Kyoto, but I was surprised that it was colder
than I had thought.

この「が」は逆説ではありません。「が」を「しかし」に置き換えればわかります。
×12月に京都に行った事があります。しかし、思いのほか寒くてびっくりしました。おかしいでしょう。逆説ではないからです。

一生懸命勉強したが、だめだった。→ 一生懸命勉強した。しかし、だめだった。これはいいですね。逆説だからです。
○ I studied hard. But I failed.

初めの英文は
○I have been to Kyoto, and I was surprised that it was colder
than I had thought.

(11) at firstは「はじめは~だったが、後で…」の意味で使う。また「まず第一に」の意味はない。
× At first, I went to Okinawa.
○ I went to Okinawa for the first time.
○ At first, I didn’t understand, but later I got it.

× At first, children have to play outside.
○ In the first place, children have to play outside.

(12) 過去を表す語句があれば、現在完了ではなく過去形を使う
× Last week, a boy has been murdered.
→ was murdered.
「先週」 は過去を表すのです。

(13) just now は現在完了形では使わない。過去形で使う
× I have finished work now.
○ I finished work just now.

(14) 名詞が形容詞としてあとの名詞にかかる場合、複数にしない
× five-years-old boy
○ five-year-old boy

(15) 条件文では未来形は使わない
× If it will rain tomorrow, I will go to the library.
○ If it rains tomorrow, I will go to the library.

(16) reasonはfor
○ reason for
×reason of とする人が案外多いです

(17) S Vの語順でもイントネーションあげれば立派な疑問文
○ You don’t like me?↑(ぼくを好きではないだろう?)
○ You like me? ↑     (ぼくを好きかい?)

(18) think S not とは言わない
× I think he will not come.
○ I don’t think he will come.

(19) can know とは言わない
× If you study hard, you can know many things.
○ If you study hard, you will know many things.

同様にcan recognize, can notice  も不可

(20) stop to は、~するために立ち止まる
~するのをやめる、は stop –ing

(21) 男性だけとは限らないので注意すべき場合
性差別にあたるとされる場合があるので、注意が必要です。
例えば、議長はchairman ではなく、chairpersonにします。消防士も fire-man ではなくfirefighter。スチュワーデスは flight attendant。sales manはsales person[representative]

manを含む単語に対して差別と感じるかどうかは(日本語でもそうですが)個人差があるはずです。あまり、神経質になるのもよくありませんが、心配なら中立的な語を使えばいいでしょう。

以下のような場合は例外です。
He is a chairman of the committee.
主語が男性なので、こういう場合は性差別には当たらないのです。

主語が無性の場合は his or her[his/her ]やtheirで受けます。
Someone who wants to join the party has to write their[his or her] signature here.

(22) basically は、必ず何か逆説的なセンテンスを伴う。
× Basically, I love sports. I go to see baseball, soccer and so on.
こういう場合、basicallyを使ってはいけません。次のような場合に使います。

○ Basically, I love sports. But I don't have many opportunities
to enjoy them these days. I'm too busy.

(23) see S Vとは言わない。
× I saw (that) he was walking
○ I saw him walking.

同様に
× I heard (that) he was singing.
○ I heard him singing.

知覚動詞は (that S V) を目的語に出来ない、ということです。

(24) 複数の名詞が集まって1つの概念を表す場合は単数扱い。
× All work and no play make Jack a dull boy
○ All work and no play makes Jack a dull boy

(25) 名詞は as as の中に入れる
× I carried as many as possible books to my house.
○ I carried as many books as possible to my house.

(26) contribute to のto は前置詞なので原形動詞は来ない
× Your effort will contribute to improve the quality of this car.
○ Your effort will contribute to improving the quality of this car.

(27) everyは単数扱い, all は複数扱い
× every books ○ every book
○ all books

(28) effectは名詞
× Global warming will effect agriculture negatively.
○ Global warming will affect agriculture negatively.

(29) enter は他動詞
× We entered into the cave.
○ We entered the cave.

(30) discussも他動詞
× Let's discuss about this issue.
○ Let's discuss this issue.

(31) mention も他動詞
× He didn't mention about the incident.
○ He didn't mention the incident.

(32) both notの語順 はない
× Both of us don't like you.
○ Neither of us likes you.

(33) not both はある。部分否定になる。
○I don't like both of them.
彼らの両方を好きというわけではない(片方は嫌い)。

(34) pay に注意
× I paid the movie.
○ I paid for the movie.
○ I paid one thousand yen for the movie.

(35) reason is becauseは非正式
△ The reason I love her is because she is so kind.
○ The reason I love her is that she is so kind.

上のセンテンスは時折見受けられますが、間違いとされる場合もありますので、使わないほうが賢明です。

(36) nearly は否定文で使わない
× I know nearly no one in this picture.
○ I know almost no one in this picture.

(37) near は形容詞ではない(→前置詞)
× We went to the near book store.
○ We went to the nearby book store.
○ We went to the book store near my house.

(38) near に「近づく」という意味はない。
× A big dog came near me.
○ A big dog came up to me.
○ A big dog slept near me.
「止まった状態で近くに」の意なのです。

(39) think S must はない
× I think we must study hard.
○ I think we should study hard.

(40) most の使い方に注意
× most of Japanese
○ most Japanese
○ most of the Japanese in this room
most of のあとには定冠詞プラス名詞が来ます。

(41) marry は他動詞
× I will marry with her.
○ I will marry her.

(42) married ならto
× She is married with my son.
○ She is married to my son.
(注) この場合のmarried は形容詞です。

(43) look forward to のtoは前置詞
× I'm looking forward to see you.
○ I'm looking forward to seeing you.

(44) 前置詞句を very だけでは修飾できない
× She is very in love with him.
○ She is very much in love with him.

(45) each other は副詞でなく名詞
× We talked each other.
○ We talked with[to] each other.

(46) for -ing は人間には使わない。物の用途を表す
× I went to the school for learning English.
○ This book is for learning English.

(47) especially は文頭に来ない
×Most Japanese workers emphasize after work association.
Especially men have this tendency.
○ Most Japanese workers emphasize after work association.
Men especially have this tendency.

(48) not different はない
× Japanese people are not different from any other people.
○ Japanese people are no different from any other people.
こういう場合、強調になります。決して違わない。

(49) 単数でも 複数でも s がつく名詞がある
a species / a series / a means / a headquarters など

(50) ある時に(たまたま)出来た、なら able to
○ I usually couldn’t play sanshin well. But somehow I was able to play well at that concert.
can は能力を表す。従って

× We hurried and could arrive on time.
○ We hurried and were able to arrive on time.
able to は manage to で言い換えられる

(51) 「~後に」が数詞を伴う場合、現在からなら after でなく in
× I'll be there after five hours.
○ I'll be there in five hours.
過去なら later
× I arrived there after five hours.
○ I arrived there five hours later.

ただし、「…の~後に」ならすべて after
○ I arrived there five hours after departure.
○ I will arrive there five hours after departure.

(52) advice は名詞
× She adviced me.
○ She advised me.

(53) responsible は位置で意味が違ってくる
the responsible person (その責任感ある人物 )
the person responsible (その責任をとるべき人物 )

他にもあります
the people concerned ( 関係者 )
the concerned people ( 不安な人々 )

the present situation ( 今の状況 )
the people present (出席している人々)

(54) not able to とは言わない
× He wasn't able to do the job.
○ He was unable to do the job.

(55) able to の主語は人間
× The car is able to run very fast.
○ The car can run very fast.

(56) off の語順に注意.
× This book's price is 20 % off today !
○ This book's price is off 20 % today !

(57) nothing of はない
× We like nothing of these paintings.
○ We like none of these paintings.

(58) too much big とは言わない
× This coat is too much big to me.
○ This coat is much too big to me.
much too + 形容詞 の語順です。

(59) 次のような場合、代名詞 は使えない
× If you want to quit the job, you can do it.
○ If you want to quit the job, you can do so.
× If you want to quit the job, you can say it.
○ If you want to quit the job, you can say so.
仕事をやめる、というのは「名詞」ではありませんね。だから代名詞は使えません。こういう場合、so を使います。

(60) favorite は最上級に出来ない
× This is my most favorite song.
○ This is my favorite song.
favoriteは「最もお気に入り」の意ですでに最上級なのです。

(61)receiveとaccept
I surely received the invitation but didn’t accept it.
receiveは「受け取る」、acceptは「受け入れる」この違いわかりますね?

(62)僕は僕だ
× I am me.
○ I am what I am.
こういう決まった言い方があります。ちなみに
what A is. は今現在のA 例えば
He was a nice man. But he changed. I don’t like what he is now.
のように使います。
what A was[used to be] ならかつてのA
He is totally different from what he used to be.

(63)接続詞の後の「S+be動詞」は省略可
When I was a boy, I went fishing every day.
→ When a boy, I went fishing every day.
If it is used properly, the internet greatly benefits students.
If used properly, the internet greatly benefits students.

第11章 構文

The 比較級 ~, the 比較級 …(~すればするほど、ますます…)
The higher you go up, the colder it becomes.
(上に行けば行くほど寒くなる)

may [might] as well ~ (~してもいいね)
You might as well work harder.
(もっと賢明に働いてもいいね。) 婉曲な命令文です。

[may] might as well ~ as …(…するくらいなら~したほうがいい)
I might kill myself as marry him.
(彼と結婚するくらいなら死ぬほうがまし)ネガティブな文で使います。

would rather ~ than … (…よりむしろ~したいな)
I would rather go to Okinawa than Australia.
オーストラリアよりむしろ沖縄に行きたいな
この表現はネガティブ、ポジティブ両方で使います。
I would go to Okinawa rather than Australia.
の語順でもいいです。

It is not that ~(~ということではない)
It isn’t that the traning was totally ineffective.
(その訓練がまったく無意味だったわけではない)
前をカットしてNot that ~でもOKです。

It follows that ~(~ということになる)
You failled again? Then it follows that I spent two milion yen for you in vain. (また失敗したって?では君のために200万の無駄金使ったことになるな)
It doesn’t follow that ~ (~ということにはならない)
Summer time is succesful in north Europe? But it doesn’t follow that it will be so in Japnan because Japan’s climate is diferent.
(サマータイムが北欧で成功してるって?しかし、日本でも成功することにはならんね。気候が違うんだから)

It is not until[till] A that ~.(~はAまでない。Aになって始めて~)
It is not till you lose your health that you will recognize its value.
(健康を失って初めてそのありがたさに気づくもんじゃ)
動詞の時制に注意

It is reported (that) ~(~が報道されている)
It is reported the criminal is you! No way!
(君が犯人だって報道されてるよ。ありえん!)

(It is) no wonder (that) ~ (~は何ら不思議ではない)
No wonder, he made a big success. He worked so hard.
(彼が大成功したのは不思議ではない。がんばったからね)

(There is) no doubt that ~ (間違いなく~)
No doubut you will succeed.(君は間違いなく成功するだろう)

Suppose[Supposing] that ~ (もし~ならば = if )
Suppose you were a billionare, what would you do?
(もし君が億万長者なら何をする?)

Provided[Providing] that ~ (もし~ならば = if )
Provided that you were a god, what would you do?
(もし君が神様なら何をする?)

Given that ~(~を考えると)(もし~ならば)
Given that Japan is poor in natural resources, the deterioration of human resources is a pressing problem.
(日本が資源に乏しいことを思うと、人的資源の劣化は急を要する問題である)
Given that there really was big bang, what had been there before that?
(もし本当にビッグバンがあったのなら、その前は何があったのだろう?)

Granting[Granted] that ~ (仮に~と認めても[~としても])
Granted that he didn’t know that, he should take responsibility. He is the boss after all.
(彼がそれを知らなかったとしても責任を取らなくては。上司なんだから)

Needless to say, ~  (~であることは言うまでもない)
Needless to say, life is more important than money.
(命が金より大事なのは言うまでもない)

as [so] long as ~ (~である限り = if )
I’ll remain in this company as long as my supervisor does so.
(うちの上司が残る限り僕もこの会社に残る)

as [so] far as I know (私の知る限り)
As far as I know, he is a very open person.
(私の知る限り彼は心の広い人だ)

As [So] far as A is concerned, (Aに関する限り)
As far as I ma concerned, I have no reason to object.
(私に関する限り、反対する理由はありません)

Whether A or not, (Aであろうと、なかろうと)
Whether sunny or not, I will go.
(天気がよくても悪くても私は行く)

Whether A or B, (Aであろうと、Bであろうと)
Whether sunny or rain, I will go. (天気がよくても、雨でも私は行く)
Whosever tries to persuade him, he won’t change his mind.
(誰が彼を説得しようとしても彼は決心を変えないだろう)
Wherever you live, you can make many friends.
(どこに住んでもあなたならすぐに友達がたくさんできますよ)
Whenever earthquke comes, I’m ready.
(いつ地震が起きても準備ができています)
Whatever you give me, I won’t have a date with you.
(私に何をくれてもあなたとはデートしません)
However hard you try it, you are likely to fail.
(どんなに懸命にやってもあなたは失敗するでしょう)

注 動詞の前にmayが入ることがあります。また、以下のようにNo matterを使って表すこともできます。
No matter who tries to persuade him, he won’t change his mind.
No matter where you live, you can make many friends.
No matter when eartquke comes, I’m ready.
No matter what you give me, I won’t have a date with you.
No matter how hard you try it, you are likely to fail.

as is often the case with ~ (~によくあるように)
As is often the case with Okinawans, he is often late.
(沖縄人にはよくあることだが、彼は遅刻が多い)
As is well known, (よく知られているように)
As is well known, Japan is the only country which has been attacked by nuclear weapons.
(よく知られているように日本は唯一の被爆国だ)

And last but, (最後になりましたが)
And last but not least, I want to emphasize the importance of community.
(最後になりましたが、地域共同体の重要性を強調したいと思います。)
(たまたま)最後になってしまったが、重要なのが…という時に使います。

How come S V ? (なぜSはVか?)
How come you went all the way to Finland?
(あなたはなぜわざわざフィンランドまで行ったのですか?)

It is (high) time S 過去形 (そろそろ~しないといけない頃だが)
It is time a man of your age should know such a thing.
(あなたの年齢の人ならこういうことを知らなくては困る)
It is a matter of time before S V. (SがVするのは時間の問題)
It is a matter of time before the enemiy comes to this area.
(敵がこの地域に来るのは時間の問題だ)

(It is) true ~ but …. (確かに~だ。しかし)
It is true you contributed a lot. But you cannot always have your own way. We are the team after all.
(君が貢献したのは事実だがいつも君の好きなように出来るわけではない.。我々は結局、集団でやっているのだから)

It goes without saying that ~ (~は言うまでもない)
It goes without saying life is more important than money.
(命が金より大事なのは言うまでもない)

On the one hand ~. On the other hand …
(一方では~、もう一方では…)
On the one hand Australia criticizes Japan’s eating whale.On the other hand they eat the meat of cangaroos. Isn’t this double standard?
(オーストラリア人は日本人が鯨の肉を食べることを非難する一方自分達はカンガルーの肉を食べている。これはダブルスタンダードではないのか?)

Do[would ] you mind ~ing? (~してもらえないでしょうか)
Do you mind opening the window?
(窓を開けてもらえないでしょうか?)

Do[would ] you mind my~ing? (~しても構わないでしょうか)
Do you mind my opening the window?
(窓を開けてもよろしいでしょうか?)

Do[would ] you mind if I ~? (~しても構わないでしょうか)
Do[would ] you mind if I smoke?
(タバコを吸ってもよろしいでしょうか?)
上記3つのパターンとも「いいのならNo」,「いやならYesになります。これはmindの意味が「いやだと思う」だからです。
Do you mind if I smoke? なら直訳的には「私の喫煙お嫌ですか?」になります。そこで「いやだ、やめてくれ」と思えば、Yesで「お嫌」を肯定するわけです。自分では使わないまでも相手から言われてあべこべにならないようにこの表現におけるmindの意味をしっかり覚えておきましょう。
ただ、「いやだ」というのをあまり強く言うのもはばかれる場合は、
I’m sorry. But please don’t. などと言えばいいですし、「いい」のなら、
No problem. とか Off course not.などが使えます。もちろん、単にNo.でもいいです。

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