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総合国語塾のS先生とライブに行きました!   大学受験英検英語教室

2018.03.12

     昨日の日曜日にゴールドディスク(以下GD)に総合国語塾のS先生と行ってきました。S先生は、国語の先生であると同時にアマチュアバンドのベーシストでもあります。宜野湾市内のスタジオでバンド仲間と週2回練習しているそうですから本格的です。夜8時に沖縄タイムス前で待ち合わせて、徒歩10分かけてGDに入店。お客さんは20名ほどでしょうか。ほどなくして演奏が始まります。今日のボーカルはサトルさん。この人は私に言わせれば、盛り上げ力世界一のボーカルです。あっと、始まりました。激しいロックンロールの曲です。いつもなら、速攻で踊っているのですが、今日はゲストと一緒なので、しばらくおとなしくすることにしました。全国でも屈指のライブステージ2回目が終わったあと、「教える」ということについて、忌憚のない話をしました… 

     私は英語教室、S先生は国語教室を構えてそれぞれ英語、国語を教えているわけですが、何のために教えているのでしょうか。お金を稼ぐということも無論ありますが、でもその前に「好きだから」というのが一番の理由としてあるのです。これはプロスポーツの選手と共通することでもあります。年収何億円の例えば、野球選手が野球をやるのはその何億のためではありません。好きだから、やっているのです。彼等は小さい頃から好きで野球をやって、どんどん上達していった。高校、もしくは大学を卒業するときに、好きな野球をこのまま続けたい、しかし社会人として収入もなくてはならない。この2つを満たせるのがプロ野球選手になることであり、運良くあるいはその高い身体能力ゆえに、プロ野球選手になれた。こういうことなのです。だから、ホームランを打つたびに、これで年棒が何百万上がった、あと何本打てば一億になるから、がんばろー、なんて思うわけがないのです。むしろ、これで今日はうちのチームが勝ちそうだとか、ベースを一周する間に見えるお客さんの嬉しそうな顔を見て、明日もがんばろーなどと考えているのです。

  塾の先生がある教科を教えるのも「好きだから」なのです。世間にはもっと「いい」職業がたくさんあります。医師、弁護士、公務員、銀行員、パイロット。ある人がこれらの職業に従事していると聞くと、うらやましく思う人がいるでしょう。でも、私やS先生はまったくそういうことはありません。なぜなら「好きな」ことを職業としてそれで生計が成り立っているからです。社会的評価という言葉がありますが、私やS先生には何の関心もない言葉でしかありません。世の中には色んな仕事があります。大工、農家、設計士、ミュージシャン、俳優、政治家、魚とる人、保育士、木こり…。色んな仕事があって初めて社会が成り立っています。だから、要らない職業はないのです。ある仕事は社会的評価が低いから、なくてもいい、なんてことは絶対にないのです。すべての職業がなくてはならない。わかってはいるけど、でもこういう仕事はやりたくないなー、自分には合わないなー、はわかります。自称自由人であり、かまやつひろし(若い人はわからんだろーなー)を彷彿させるムッシュS先生以上に自由人である私には、公務員、学校教員、サラリーマン、銀行員などなど…、世の中にはできない、合わない仕事だらけです。では何をやればいいか。答は当然ですが、やりたいことをやればいいのです。やりたいことを職業にすれば、ストレスのない生き方ができて、楽しいです。社会的評価(世間体)を気にして合わない仕事するより、ずっといいと思います。

   沖縄県の進学校の生徒の特徴として、医学部志向が高いということが挙げられます。今は全国的に「東大より医学部」という時代なので、不思議なことではありませんが、気になることがあります。それは「好きだから」医師になりたいのだろうか、ということです。ひょっとして、世間体がいいから、収入が高いから、ではないよね?とツッコミたくなってしまうのです。これは学校教員についても言えることです。まさか、世間体とか収入などが理由で学校教員になりたいわけではないよね?もし、そうならば、社会にとって甚だマイナスなので、即刻進路を変えてもらいたい、と思うのです。他の職業、例えば銀行員などをこうした理由から志望するのなら問題はありません。社会に何の悪影響も及ぼさないからです。しかし、医師や学校教員は患者の生命、生徒の未来を預かる特殊な仕事であり、社会に与える影響は計り知れません。 

  日本で亡くなる方の7割は病院で最期を迎えるそうです。このことは普段あまり意識しないことだろうと思います。医師というのは人の命を預かる仕事であり、高い人間性が求められます。患者をなんとか治したい、救いたい、こう思える人のみがなる職業と考えます。「世間体」でなった医師に適当な治療を施されて、亡くなるとしたら、その方も遺族も浮かばれないではないですか。「あの先生は一生懸命やってくれた。でも寿命だった」遺族がこう思えるのなら、亡くなった方も残された方も「救われる」のです。

  学校教員は子供が家族を別にすれば、会う頻度がもっとも高い大人です。子供は大人の真似をして育って行きます。毎日学校で会う大人が人間的に問題のある人ならどうなるのでしょうか。答は考えるまでもありません。私は小学校のときのことを今でも結構はっきり覚えています。いい先生に恵まれた、そう思っています。中学、高校ならかなりはっきり覚えています。やはりいい先生が多かったです。浦添高校のときの2年間担任の富間先生、国語の高江州、高宮城先生、体育の比嘉保先生、世界史の金城幸彦先生、みな暖かみのある先生達でした。特に柔道部顧問の平良哲夫(愛称 てっちゃん)先生には3年間可愛がっていただきました。私がとりあえずまともな人間になれたのは親もありますが、これらの先生方に愛情のふりかけをしてもらったからだと思っています。先生方は生徒と接するのが「好きだから」教員をされていたのだと思います。話はあちこち飛んで申し訳ありませんが、ともかく患者を本当に救いたい人が医師に、生徒に教えるのが好きな人が教員になって欲しいと思います。もちろん、塾の先生も!

   4時間ほど、S先生とご一緒した時間の中で、こういったことを含めて色々、久し振りに!語ってしまいました。総合英語塾は英語だけの塾なので、他の教科は塾もしくは先生を紹介しています。2つの大事なポイントがあります。一つは「確実に学力を伸ばせる技量、及び責任感を持っている」こと。もう一つが「生徒が好き、教えるのが好きな先生である」ことです。昨年12月に初めて国語専門の塾の存在を知り、ホームページを何度も見返しながら、この先生は実力的にも人間的にもちゃんとしているという感触を得ました。そうでないと、ああいう文言は書けないはずだからです。2月にメールでアポを取り、宜野湾の総合国語塾(建物、教室とも立派、きれいです。学習環境最高です)までお邪魔して、お話を伺って、感触どおりの人だったことに安心し、今回共通の趣味である音楽(ライブハウス)をエンジョイしながら、久方ぶりの教育論?に話がはずみました。本当に、いい人、いい先生に会えて、大いに喜んでいます。これでうちの生徒の国語は大丈夫。

  GDで日曜日に演奏するバンドはラッキーリップスと言います。平日は別の職に従事しているか、やはり音楽で稼いでいるか、メンバーそれぞれです。この記事を読んでいる人の多くは、まだ学生でしょうから、大人になったときに、大人で読んでいる方は時間あるときに、行ってみてください。よほど鈍感でない限り、伝わってくるものがあるはずです。それは彼らが「好きで」音楽をやっているということです。日曜に夜6時から12時まで時間を拘束されて、1回12曲くらいのステージを4回こなし、汗だくになりながら、サックスを吹き、ギターを奏で、ドラムを叩き、鍵盤の上で速射砲のように指を滑らせる、「世界一盛り上がる」と言わしめるほどの圧倒的迫力のヴォイスを発声する。これは本当に「好き」でないとできないことです。お金のためだけならできないことです。

  人の仕事というのは職種を問わず本質的に同じであると考えます。それは「自分のやっていることで、他の人が喜ぶ、あるいは助かる。それを見て、知って、自分のやっていることの意味、もっと言えば自分の存在の意味を知る」 こういうことなのであろうと理解しています。

  8時には20名程度だったお客さんもどんどん増えてきました。彼らもおそらく私と同様にラッキーリップスの演奏を見て、聞いて、何かを感じ取ったはずです。でなければ、あの熱狂、喜びは説明がつきません。「教えることが好きで、かつ他に取りえがない私はこれからもこの好きなことを続け、成績が上がった生徒の喜ぶ顔を見よう。出来うる限りのことを一切の手抜きなしに、やっていこう、彼ら、ラッキーリップスのように…」今夜もそう思う夜でした。

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