実録-和歌山でESNAを実行している学校がある! 大学受験英検英語教室
2018.03.07
実はESNAを実施している学校がすでに和歌山県に存在します。これは平成17年にNHKの特集で知りました。その学校は和歌山県新宮市立光洋中学校です。校長先生は石川八州男さんという貿易会社か何かに勤務していて海外赴任も経験した方です。いわゆる公募制の民間人出身校長です。
この方が音頭をとって、地域のお母さん方が学校の英語授業に参加して、
生徒の英会話の相手として活躍しているのです。教室には複数のお母さん方がいて、いくつかのグループに分かれて英会話の練習をしているのを番組で見て、「やればできるんじゃないか、やはり」と思ったのです。
普通の中学ですから、教科書も同じです。特に難しいことを習っているわけではなく、中学で習う基本的な単語を使って英会話の練習をしています。生徒はとても楽しそうでした。これがきっかけで英語が好きになり将来は英語を使う職業につきたいという生徒もいました。
この番組を見ていて私は本当にうれしい気持ちがしました。同じ教科書でも言葉本来の目的である「話す」という当たり前のことさえ、実行すれば生徒はこうも生き生きとしてくるのです。何も小学校から無理してやる必要はありません。中学からで十分。
それだけでまったく違う結果が出てくるでしょうし、地域の方との触れ合いもでき、非行防止などの効果もあるでしょう。こんないい話はありませんし、これはどこでもできることなのです。別に民間出身の校長でなくても。
ただ、地域によっては現実的に実行が難しいこともあるでしょう。それならば、生徒と先生だけで、同じようにグループに分かれてやればいいと思いますし、高校からは先生の管理さえしっかりしていれば、生徒たちだけでも十分やっていけるのではないかと思います。