日本人に必要なのは国際英語 大学受験英検英語教室
2018.01.27
このように英語にはその英語圏の国の人にとっては母国語である一方、そうでない人にとっては国際間のコミュニケーションに使用する言語、すなわち国際英語という側面があり、日本人にとって学習すべきは当然国際英語のはずです(中にはどうしてもクイーンズイングリッシュを習いたいという人もいるかもしれませんが、そういう人はそうすればいいでしょう)。
それでは国際英語はどこで学んだらいいのでしょうか?外国に行かなくてはならないのでしょうか?もちろんそういう事はありません。日本人が日本語の共通語を学ぶのに東京までわざわざで出かけなくてもいいように。国際共通語である国際英語を学ぶためにわざわざ海外へ行く必要はまったくありません。日本にいて学べます。日本にいたほうが教材などの面でむしろ有利でしょう。
国際英語というのは例えば、アメリカのある地域で話されている英語などとは違って、「これがそうだ」というはっきりとした定義があるわけでありません。Aという国の人がBという国の人と話すときの英語、Cという国の人がDという国の人と話す時の英語、それぞれが国際英語なのです。当然これらはすべて異なるはずです。これが一番わかりやすいのが国連で、テレビでも議論するところをみたことがあるでしょう。ネイティブのような英語を話す人はイギリス人などのネイティブ以外いません。
フランスの代表ならフランス語なまり、日本なら日本語なまり、中国なら中国なまり、ドイツならドイツ語なまり。みーんな立派になまっています(笑)。なまっているという言い方がいやならば、音声的に日本語の影響を受けた英語、フランス語の影響を受けた英語などと表現してもいいのですが、いずれにせよこれでいいのです。
英語だからといって、苦労してネイティブと同じように話そうとして肝心の中身がおろそかになるなどはまったくのナンセンスです。訛りがあろうとなかろうと肝心なのは意見のやり取りができる、自分の主張ができるということであって、(中身のない)英語をかっこよく話す事ではないはずです。
国連の会議に出席するほどの人の話す英語でさえ、そうなのですから、我々普通の人の話す英語が日本語の影響を受けた英語(カタカナ英語)であって何の不都合があるでしょうか?かっこつけても仕方がありません。英語でコミュニケーションが十分取れる英語、国際英語(国連の英語と言ってもいいが)の習得を我々日本人は目指すべきなのです。