43 井戸を掘る医師
2018.10.24
中村哲さんが診療所を開設した頃のアフガニスタンは、ソ連が,invade,侵入したり、tribe部族間の戦いなどでinfrastructure社会基盤は破壊され、かつてのagriculture,農業大国の,glory,,栄光は失われ、国土は荒れ果てていました。人々はきれいな水を入手するのが困難で、またnutrition,栄養の状態も悪く、下痢や肺炎や,cancer,ガンなどで亡くなる人の,proportion,,比率が高かったのです。 中村さんはこれらの状況を,observe,,観察して、「治療以上に衛生的な水の確保が大事だ」と、conclude,結論します。中村さんは,village,村の人を,gather,集めて、「井戸を掘り、irrigation,,灌漑施設を作ろう」と提案。村人は,nod, うなずきました。 井戸堀りでの,major,主な問題の一つが大きな岩でしたが、combat,,戦闘の経験者が地雷の火薬を使って、爆発することを実行しました。中村さんたちの活動のうわさが広がると、一緒に,sweat,,,汗を流してくれる賛同者は増え、井戸と灌漑用,canal,運河の数はどんどん増えていきました。 中村さんは井戸掘り以外に、治療もしましたが、当地には,gender,性別の問題がありました。男性の中村さんが女性患者の,skin,肌を見たり、触れることは,strict, ,,厳しいイスラム教では許可されないため、satisfactory,,満足な診療ができずにいました。中村さんは,husband,夫を同席させたり、女性看護師を,hire,雇用したりして診療しました。「洗練されてない,developing nation,思発展途上国」といった印象を持つ人もいるかもしれません。しかし、価値観や,faith,信仰は場所によって,differ,異なります。 自分達の価値観が正しいなどという考えは,modern,現代 的ではありません。中村さんが現地の人に,trust,信頼されるのは,bias,偏見を持たずに相手と接し、相手の考え方を尊重したからなのです。アフガニスタンをかつてのように国土の隅まで緑豊かで繁栄する国にするという,end,目的を達成するまで中村さん達は今日も井戸を掘り続けます。