松崎さんは定時制高校へ進学しました。母親は結核を,suffer,苦しんで,previous,以前のようには働けなくなり,clothes,,服を,sew,,縫うなどして、また松崎さんも当然働き家計を支えました。松崎さんは明治大学,literature,文学,department,学部の夜間部へ進学します。昼間は働いて、母親、弟、妹へお金を送りました。教員の実習に行ったのが足立区立中学の夜間部でした。松崎さんはここで、予想しなかった,incident,,事件に遭遇し,upset,,,気が動転して、夜間教師になる決心をしました。３０年以上を夜間教師として過ごしますが、concrete,,具体的な出来事はこの,fact,事実を元に作られた映画「学校」に譲りますので,interest, ,興味のある方はご覧下さい。 　　松崎さんは教師になってから,annual,毎年の長崎への帰郷を,continue,続けました。ヤエさんはいつも明るく、松崎さんと,converse,会話するのでした。おしゃれなsense,,感覚を持つヤエさんは、年をとってからもコーヒーショップが大好きでした。    そんなある日、悲劇が起きました。ヤエさんが,,collapse,崩れ落ちて、昏睡,state, ,,状態になったのです。松崎さんは,hurry,急いで帰郷しました。数日間母親の傍にいた後、ヤエさんはそのまま帰らぬ人になりました。７７歳。ヤエさんの部屋を片付けている時のことです。押入れから、たくさんの色鉛筆画がでてきました。７０歳になって自分の時間ができたヤエさんは色鉛筆画を習っていたのです。それは,mostly,主に子どもたちを育てた長崎の街を,detail,,詳細に描いたものでした。 　　いつもお金が,shortage,,不足していたので、子供達に誕生日のプレゼントをくれることはなかったヤエさんは、自分がいなくなってもこれらの絵が子供達に自分を,remind,思い出させて、寂しい思いをさせないよう、描いたのではないか、松崎さんはそう,suppose,思っています。ヤエさんは「皆に助けられ大きくなったことを忘れちゃいかん。大きくなったら社会に対して必ず返していきんさいよ」と機会あるごとに、こう言って子供たちを育てたのでした。