39 夜間教師は私の天職③
2018.10.19
松崎さんがその日に,experience ,経験した,fantastic ,素晴らしい,event,出来事を聞かせようと思っても、母親の帰りは遅く、重労働により,limb,手足は,scratch,ひっかき傷だらけ、肩はパンパンに,swell,,腫れていました。母親が元気を,regain,回復するように、子供達はバケツに水を,pour,,注いで、タオルを浸してその肩を冷やしてあげるのでした。すると母親は疲れからか、眠ってしまいます。朝早くから出かけてやっと帰ってきた母親が寝てしまうと子供達は非常に,lonely,,孤独な気分になるのでした。 ある晩、松崎さんは弟と妹の手を握り締めながら、川の橋の街灯まで行きました。3人で影踏み遊びをしながら、母親を待っていました。しかし、母親はなかなか来ません。松崎さん達の不安は大きくなります。やっと母親が来ると、子供達は喜びが,,burst,破裂して母親,に, ,toward,,向って,rush,,疾走しました。そして、3人同時に話し始めました。 母親はよほど嬉しかったのでしょう。3人の頭をなでながら近くの,shrine,,神社の長い,stair,,階段を,fatigue 疲労 despite,にもかかわらず、登って3人を,view,見晴らしのいいところまで連れて行きました。きらめく長崎の夜景を見ながら、子供達の話を母親は,patient,忍耐強く聞いていました。それはほんの,brief,,短い時間でしたが、苦しい生活を忘れさせてくれました。 母親は小学校すら出ていません。しかし、子供達は母親を,respect,,尊敬していました。母親が日頃、松崎さんに「Chaos,大,混乱の満州を,survive,生き残れたのはあんたがいたおかげ」と語っていました。バラック小屋での苦しい生活をしている時期に養護,facility,,施設に子供を預けてはという,propose,,提案も頑として拒否しました。 母親の,sole,,唯一の娯楽は映画、particularly ,特に,overseas,,海外映画でした。常に,male,男性中心で、女性は男性に,rely,頼る存在という,,stereotype,,画一的な日本映画は嫌いでした。母親は洋画の中の強い女性に自らを,overlap,重ね合わせたのかもしれません。