そんな時でした。イオンエンジンを開発した国中氏から予想しなかった方法がsuggest,提案されました。エンジンAの故障していない中和器AとエンジンBのイオン源をconnect,接続して一つのエンジンを,organize,組織する方法です。しかし、回路は接続するように設計されてないはずです。しかし、国中氏は「こんなこともあろうかと」バイパス回路を機内に,ｓｅｃｒｅｔ,秘密に,insert,挿入していたのです。重量オーバーになるからと渋るNECのエンジニアに無理やり,enforce,実施させた「禁じ手」でした。川口氏は岡山,prefecture,県の中和神社まで,ritual,儀式をしに出かけました。　
　　そのおかげか、はやぶさのエンジンは,somehow,なんとか加速し、地球帰還モードに入りました。ところで、この頃から川口氏は,sin,罪と言ってもいい,complex,複雑な思いに,nervous,神経質になっていました。はやぶさの運命についてです。はやぶさはカプセルを切り離したあと、他の惑星へ向わせる予定でした。しかし満身創痍の今、地球,gravity,重力圏から,external,外部へ出る,extra,,余分な力はありません。
　　カプセルを予定の,site,場所に,descend, 降下させるには,exact,正確な角度と速度ではやぶさを突入させて、切り離す必要があります。スペースシャトルの２０倍ものＧが,arise,,生じるこのミッションは至難の業です。カプセルとは違って、熱シールドのないはやぶさは3000度の高熱で、燃やしつくされてしまいます。そして、この,cruel,惨酷なシナリオを描いたのは他でもない、彼らなのです。
　　川口氏は,certain,ある決心をして、帰還の,prepare,準備をすることにしました。はやぶさが地球を,depart,出発してから７年、航行距離60億キロ超。この間幾多のトラブルに見舞われ、川口氏とスタッフは毎日懸命にはやぶさを,encourage,励まし、見守ってきました。他に,match,匹敵するものがない壮大で長い宇宙の旅も、そしてはやぶさ自身の,existence,存在も,eternal,永遠に終わりを告げるときがやってきました。