12月8日。外部に噴出した燃料がバルブに,affect,影響して破損しました。その結果、regular,通常の姿勢を制御できずに、ソーラーパネルが太陽からずれ、電力を失ったのです。電力のないはやぶさは,function,機能停止します。Communicate,通信がどんどん,fade,弱まって、とうとう途絶えてしまいました。管制室が呼びかけても,reply,返事がありません。はやぶさは宇宙空間を回転しながら,wander,さまよってしまったのです。救出のタイムリミットは1年でした。これを越えると、長野県臼田市にある64Mの巨大アンテナが,chase,追跡できる,range,範囲を越えてしまうからです。宇宙開発の歴史上、evaporate,蒸発した探査機が再発見されたことはありません。
　　しかしスタッフは一人として諦めることはありませんでした。あらゆる周波数をrandom,でたらめに使って連日、はやぶさに送信を続けました。Congest,混雑していた管制室は静かになりました。川口氏は,sigh,嘆息することがあったと後に,honest,正直に語っています。が、メンバーは、はやぶさのゴールはイトカワでなく地球だとrecognize,認識していました。これは,largely matter, ,非常に重要でした。
　　川口氏は士気を保とうと、会議で意見,exchange,交換し、各々に,specific,特定のアクションを,assign,割り当てたり、adjust,調整したりました。また、ポットのお湯を交換しました。出入りの人数が減ると、ポットの古い水を,remove,除去して新しいのと交換されないことも出てきました。誰かがお茶を,taste,味わう時に、ポットにお湯がなければ「プロジェクトは,extinct,滅亡」と,suspect,疑うかもしれません。
　　川口氏は「プロジェクトは存続している。諦めてない」という気持ちを,express,表現していたのです。はやぶさは,present,現在、通信途絶という,bottom,底を,undergo,経験しています。ということは、それ以上悪くなりようはないのです。「冬がどれだけ,bitter,つらいものでもその後には必ず春が来る。Drought,干ばつの後には雨が降る」川口氏はそう, firm,固く信じていました。