さらに重要なのが探査機の自立性です。Asteroid,小惑星との通信は往復30分かかります。これでは重力がゼロの小惑星の狭い個所に,land,着陸するのは,extreme,極端に困難で、possibly,ひょっとすると,crash,衝突するかも知れません。これを防ぐには探査機が自分で,object,物体との距離等を,detect,検知し、判断できる,device,装置が必要です。技術者の,effort,努力により、content,満足できる惑星探査機MUSES-Cが誕生しました。
　　ロケットは当初2002年1月に打ち上げ予定でしたが調子が悪く、arrange,調整することになり,confusion 混乱が生じました。ターゲットにしていた小惑星には地球との軌道の関係で、もう行くことができません。Confirm,確認すると、1998SF36なら到達可能とわかりそこが新たな目標に設定され、打ち上げ時期も,postpone,延期されました。
　　探査機が,complete 完成して打ち上げが近づいてきました。この時代には国民から,tax,税の無駄遣いが,criticize,批判されました。宇宙開発に関しても、３組織ではtask,任務がダブるので、その無駄を,spare,省くということで、JAXAとして統合されていました。
   2003年5月9日13時半。探査機を乗せたMVロケットが轟音とまばゆい光を発しながら、launch,発射され、鹿児島の,dense,濃い青空へ,absorb,吸収されていきました。しばらくして、探査機が惑星間orbit,軌道に乗ったことが確認されました。いつものprocedure,手続き通り、この段階で探査機の愛称が発表されました。
   その名は「はやぶさ」。これは小惑星1998SF36に与えられる名と相まって、probably,おそらく今後人類の宇宙史において長く語り継がれるであろう苦難と希望、そして奇跡に彩られたnarrative,物語の始まりをsignify意味するかのようなprofound, 深遠な名称だったのです。