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ブログ・お知らせ

あるテレビCM

2018.07.16

  だいぶ前にテレビでこんなCMが流れていました。学校の教室での英語の授業です。先生が高校一年か二年位の生徒にまず英文を読んで聞かせます。それを今度は生徒が反復します。授業が終わると先生はそそくさと英会話の学校へと入って行きます。見られたくはないのでしょうが、そこを生徒に目撃されてしまいます。  そうとはつゆ知らず、その先生は“ネイティブ”からレッスンをいつものように受けます。そしてそれを“還元”するかのように、翌日また生徒に授業をする。昨日のことを思い出した生徒は英文を暗誦しながら「ああいうところで先生もがんばってるのだから、私も習いに行こうかな」。大体こういう内容でした。

ネイティブ至上主義、ネイティブ原理主義が刷り込まれた多くの日本人には何でもないのかもしれませんが、英語教師の私にはこのCMは不愉快でした。それは私が本書で再三指摘してきた「ネイティブ本」が示唆するのと同じ価値観を刷り込もうとしているからです。  すなわち、一番偉いのがネイティブ、次がネイティブ本を書いている人や英語教師などの英語が出来る人、一番下がその他という構図です。このCMはまさにそれを押し付けようとする以外のなにものでもないでしょう。「先生ですらああして、英会話の学校で習っている、だから英語を話すのが上手い、だから君たちも習いにおいで」そう言っているのと同じことなのです。

   このCMがどの位の期間流れたかは覚えていませんが、教師からの苦情で中止になったという話も聞いたことがありません。でも多分、このCMを見て不愉快に思った英語の教師はいたはずです。昨今のネイティブ賛歌の嵐の中でこれに異を唱えるのはかなり勇気のいることです。 これまで声を出すことが出来ずに歯軋りをしてきた方々の分も含めて私が遅ればせながらこれに抗議したいと思います。

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