映画の字幕について
2018.07.01
今話したことと関連しますが、洋画についている字幕スーパーについて強く言いたいことがあります。それはもうすこし、きれいな日本語を使ってもらいたいということです。子供や若者の教育上。訳語に使われる日本語が荒っぽいのです。
実際にはきれいな言葉で話していてもなぜかそれを荒っぽい日本語に訳すことがままあります。言葉は服装と並んで心の鏡です。服装や言葉が荒れているのはそれは心が荒れていることを示し、逆に心が荒れていれば服装や言葉も荒れるのはまともな人間なら誰も知っていることでしょう。それだからこそ、日本人の親はこれまで子供の服装や言葉遣いに厳しかったのです。
それがここ10数年乱れてきました。その事と素行の悪い若者の増加は決して無縁ではないでしょう。このような状況を招いている原因のひとつがテレビです。服装や言葉遣い、素行の悪い若者をそのままの形でドラマなどで描写したりしていますが、これを見た若者がそれを真似ることは想像に難くありません。
また東京弁を使うのもおかしな話だと思います。例えば「だから言ったじゃん」。外国の映画を日本語に変換するのですから、方言ではなくて標準日本語にすべきではないでしょうか。従って「だから言っただろう」にすべきでしょう。「じゃん」は東京やその周辺でしか使わない言葉です。東京の方言でしかないのです。