続き
2018.05.21
一日何時間仕事やっているのでしょうか?その単価とその仕事量は、来年も10年後も退職後も、保証されていますか?在宅翻訳者を目指す方の興味はそこです。在宅翻訳者のモデルは、平均何社からどれだけの分量を受注しているのかと、月収・年収の推移を示してはじめて、「在宅で充分食べていける」と結論を提示できます。
> まだ、始めたばかりで、一枚、40円でやっている 人もいます。 また、 医学
> 翻訳で、時給2000~3000円で自宅でやっている方もいます。
どの期間でどの金額を稼ぎたいのかを決めずに働いている方はプロの在宅翻訳者とは言えません。
1.数年で翻訳でガバッと儲けて、何か(留学、起業、セミリタイア)するのか?
2.それとも、翻訳1本で、安定収入を死ぬまで得たいのか。
1のつもりなのに、実際は2のパターンで仕事をしている方が多いです。今、年収2千万の在宅翻訳者が、来年の年収が200万円になってもおかしくはないですが、サラリーマンでは考えられませんよね。単価と、ある月の受注量だけを聞いたところで、何の参考にもなりません。翻訳はギャンブルではないのです。トータルで月いくら稼いでいるのか? 年間の予想収入は? 10年後の展望は?現在の依頼主から仕事がこなくなったときに、どうするのか?
> 実力があると認められ、信用を得、上の者がチェックする必要がないと思
> われれば、自宅でも高い仕事が来るようです。
認める側、信用を与える側であるエージェントが千差万別であることから、A社で信用を得た翻訳者が、B社でシロウト扱いされることもあります。大手C社で10年以上エース級の社内翻訳者としてやっていた方が、やはりノーチェックで顧客に納品されていたようですが、クレームは直接翻訳者に入るし、責任が重くて転職したとのこと。ノーチェックで納品する翻訳会社は、いくら聞こえよく表現しようとも、ブローカーです。