続き
2018.05.19
オンサイト(社内)でバリバリ活躍できる翻訳者だけが、在宅翻訳者としてのスタートラインに立てると思います。(2足のわらじであろうが、専業であろうが)在宅でスタートしても、常に質・スピードを保つ必要があり、不景気になれば、特許事務所・翻訳会社・企業ともに、翻訳は外に出さずに社内で処理しようとするので、不安定。
現場を知らない、スクール仕込みの翻訳者は、特許の世界では、おそらく使えない翻訳者として、急に受注が増えたときに、仕方なく頼る予備翻訳者としてか扱われません。トライアルに合格して翻訳会社に登録された翻訳者のうち、実際に稼動しているのは2割ぐらいではないでしょうか。残りの8割は、別の会社で定期受注しているか、翻訳以外のアルバイトで補っているか、です。雑誌など、スポンサーがつくメディア上では語られませんが、翻訳の場合、スクールや通信講座や資格は、ほとんど評価されません。どこの採用担当者も、実際の訳文(トライアル)を見て決めるので、背伸びした答案を書いたところで、長続きしなければ2度目の仕事はありません。
翻訳は誰でもできます。資格は不要。学生のときに英文和訳をやっているわけですから。その中でも、学校でやる和訳の仕方に疑問を抱いて、「正確な原文解釈と自然な訳文表現」をめざして、独学で翻訳のウデを磨いていく方だけが、プロ翻訳者になれると思います。
↑(確かに、習おうという意識ではまず無理でしょう。スピーキング同様)
翻訳は、好きを仕事にする職業です。「正確な原文解釈と自然な訳文表現」に興味を持ち、訳文に誇りと責任を持てる方のための職業です。「英語好き」だけでは仕事になりません。
以上、マイナス面ばかり書きましたが、独学法としては、実際に訳すことです。誰にでもできる簡単なことです。それが好きになれないなら、翻訳を諦めればよいのです。以上、ご参考になればと思います。暴露ネタもありますので、ソースは匿名でお願いします。 ↑ ご安心を(笑)
それでは、がんばってくださいね。またご連絡いたします。
どうでしょうか。実はこれを読むまでは実務翻訳なら在宅でもいけるのではと思っていましたが、甘かったようです。これを参考にして下さい。すべて事実です。
おっと、ここで伊藤さんに出したメールの返事が来ました。伊藤さんは超有名通訳・翻訳学校Zの翻訳講座を2年ほど通学受講したのちに在宅で映像翻訳を始めました。お読み下さい。