英語で食べていくことについて
2018.05.11
「英語で食べていけたらなー」という人も多いでしょう。そこで私なりに知っていることをお話します。まず結論から言いますが、英語の知識だけで食べていける職業は英語の先生くらいのものだということです。英語で食べて行きたい人に比べて、そういう仕事は圧倒的に少ないのが現状です。そもそもこの国は英語を使わなくてはならない場面がほとんどありません。そういうのは一部の職業に限られており、地方だとそういう仕事すらないはずです。大都会なら外資系の会社などでまだそういう仕事はありますが、そういう会社の日本支社が例えば沖縄などにはありません。
沖縄の場合は米軍という特殊事情があるので、英語を生かせる仕事が多少ありますがそういう事情にはない普通の地方都市ではゼロと言っていいでしょう。中には外国人の存在すらめずらしいところがあります。ところが英語の先生(学校でも塾でも)ならどんな僻地にも存在します。西表島でも。ですから、英語の知識だけで食べていける最も確実な職業は英語の先生というわけです。あと英語を使う職業といえば、通訳と翻訳ですが、通訳については説明するまでもないでしょう。西表島とまでは言わないまでも外国人の少ない地方でそういう需要があるかどうかは。翻訳については、今はネットがあるので地方でもやれないことはない、と思うかもしれませんが、実際この仕事をしている会員から話を聞くとそう甘くはないようです。翻訳と通訳についてもう少し詳しく説明しましょう。