ALTは税金の無駄遣い
2018.05.06
ALTとはAssistant Language Teacherの頭文字で、中学や高校に英会話学校などから派遣されるネイティブのことです。私が生徒のころはなかった制度で、今の生徒は恵まれていてうらやましい、とはまったく思いません(笑)。はっきりいって税金の無駄ですので即刻廃止することを要求します。なぜむだかはこれまでにさんざん例証しましたので、ここでは触れません。神奈川県で県立高校の英語教師をしている知り合いの先生から聞いた話ではALTの初任給30万!まさに法外な金額です。英語しか話せないのにこの給与はアンビリーバボー!です。天文学的な財政赤字をかかえるわが国であっても、現人神のネイティブだけは聖域なのでしょうか?
日本人の英語講師は時給2000円くらいで、授業以外の雑用もこなしているそうですが、ネイティブのみなさんはそれもなし…。これは人種差別といってもいいようなひどい仕打ちではないでしょうか?英語と日本語を話せて雑用もこなすのに、英語しかできないネイティブという人種の半分の給与とは。本当にこの国ではネイティブは一度やったらやめられないおいしい商売です。英語教育に限らない、行政全般に言えることですが、何かの目的をもって、新たに税金を投入するのならば、その目的が達成されたかどうか、あとできちんと検証すべきです。そして、目的が果たされていないのであれば、税金の投入は中止して、その事業は中止すべきです。
ALTはどうなのでしょうか?これを推進した方に聞きたいのですが、生徒の英語力は向上したのでしょうか?私の知る限り、その事実はないようです。本書で示した理論からも、生徒の英語力向上には一切寄与しないことがわかりますが、やってみての結果も案の定でしょう。したがって、何の効果もない、財政赤字を悪化させるだけのALTは即刻、中止しなさい、文部省。ついでに、職業訓練給付金も即刻、中止しなさい、厚生労働省。英会話学校が儲かるだけで、職業訓練とは何の関係もない場合がほとんどですから。