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論理は簡単

2018.04.17

論理や論理性と言うと難しく感じる人がいるようで、「論理的な英文は難しい」と会員の方にこれまでよく言われました。でもそんな事はまったくありません。論理というはすでに触れたように「話に一貫性があり、まとまりがあり、わかりやすい」ということでしかありません。さきほどの文章で言えば初めからしばらくは「話に一貫性があり、まとまりがよく、わかりやすい」のが続くのですが、途中から突然、一貫性がなく、まとまらなく、わからない(あれ何でこんなの入っているんだろう?)になってしまっています。こうならないように文章を書きさえすれば、それで十分論理的な文章と言えるのです。

何も難しい理論に関する文章だけが論理的な文章ではありません。ですから、難しく考える必要はまったくないのです。難しくはないのですが、意外と気がつかない場合が驚くほど多いのもまた事実です…。
          
                論理をどう身につけるか

 ではどうすれば論理的な文章が書けるようになるかといえば、まずは論理的な文章に多く触れることです。私は作家の立花隆さんが好きなのですが、立花さんはご存知のとおりこれまで多くの作品を手がけています。その中に「僕はこんな本を読んできた-文藝春秋1995年刊行」というのがありその名のとおり、立花さんがこれまで読んできた本の紹介がされていますが、読むと普通の人(もちろん私も)は驚嘆するのではないでしょうか。
一月に300冊、年間3600冊、30年で10万冊 – ほとんど天文学的な数字です。そしてこの膨大な量の書物の読破を経て自身あれだけ多くのしかも優れた著作物を生み出しているわけです。いい文章を書くためにはいい文章を読まなくてはいけないということでしょう。

 もちろん、立花さんのまねは普通の人には絶対にできないでしょうが、それでももちろん読むことの重要性はいくら指摘してもしすぎることはないと思います。書くためにはその何倍も読まなくてはならない。まずは読み込んでおいてそれから書くという段階に移行できるということです。私たちは子供の頃から簡単な書物を読み始めて年齢が上がるに連れて段々難しい内容のものを読むように学校教育を受けているはずです。学校で読む本だけでは不十分ですので、自宅へ帰って何か読書をすることが不可欠なのですが、ここできちんと読む人と読まない人の差が出てきますし、また社会人になってからも差が出てきますので、年齢と共にそれまでの読書量に大きな差がつき、必然的に国語力、論理力に差がついてくるわけです。
  高校生あたりに(あるいは社会人も)英語の読解を指導すると、国語力のあるなしで、英文読解力に大きく差がつくことに気づくのはそういう経験のある人ならみな知っているはずです。もちろん、読むだけでなく書くことにおいても大きな差がついてきます。なぜならすでに説明しましたように「読む力=書く力」だからです。ですから、作文が上手になる最大の要素はたくさん読むことになるのです。そしてたくさん読むためには必然的にそれは国語で書かれた文章ということになるはずです。外国語なら読む速度が圧倒的に遅いので、そう多くは読めないからです。ですから、作文の上達のためにはとにかくたくさん読んで論理力を鍛えて下さい。この鍛えられた論理力はそれが何語であっても通用するはずです。

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