上手な文章とはわかりやすい文章
2018.04.15
では、上手な文章とはどういうものか考えてみましょう。文章は大きく物語文と論説文に分類されます。もちろん何語であっても。この本では私の得意な論説文について扱います。苦手な物語文(日本語であっても小説などは登場人物がこんがらがってきて訳がわからなくなります。どうも私の頭はこういったものに向いていないようです)については、そういう本を参考にして下さい。なぜかそういう本を見たことはありませんが。さて、上手な論説文とはどういうものかお教えしましょう。それはずばり「話に一貫性があり、まとまりがあり、わかりやすい」ということです。言語はもともと自分の考えを相手にわかってもらうためにあるのですから、わかりにくいのはアウトです。
私の苦手な文学作品では「楽しむ」という要素が入るため「わかりやすい」というのは必ずしも要求されませんが論説文ではわかりやすいことが最大の条件です。国際コミュニケーションの場で英語を共通語として使う場合は特に、「わかりやすい」ことは最優先課題です。ノンネイティブもいるので、無理して難しい表現を使ってはいけません。「わかりやすい」表現を使うべきです。
日本人が英語を使うのは国際コミュニケーションのためでしょうから、一部の書籍にあるような下手するとネイティブにも通じないような込み入った構造の複雑な文や難しい語彙は用いるべきでないことは声を大にして主張させていただきます。ライティングは「シンプルイズベスト」を肝に銘じてください。
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