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日本語で作文できないと英語でも無理

2018.04.14

                               「英作文の書き方」は存在しない

   よく「英作文の書き方」といったタイトルの本を目にしますが、厳密な定義の上でなら、そのようなものは存在しないと思っています。なぜなら、もし「英作文の書き方」が存在するのであれば「フランス語作文の書き方」「ドイツ語作文の書き方」「中国語作文の書き方」「ロシア語作文の書き方」「スワヒリ語作文の書き方」など地球上のあらゆる言語についてその作文の書き方が存在することになりますが、言語が違うからといって文章の書き方が違うのでしょうか?
そんなことはありません。何語であっても文章の書き方は同じはずです。文章というのは通常いくつかの段落が集まって(段落一つの場合もあり)成り立っています。各段落にはもちろんいくつかの文が含まれます。逆から説明すれば、文がいくつか集まって段落を作り、段落がいくつか集まって文章を作るということです。まるで、分子が集まってアミノ酸を作り、それが集まって筋肉を作り、それが集まって臓器を作り、ついでに骨格などといっしょになって人体を形成するのと同じようなものです。… あ、あと魂も要りますね、人間の場合は。
   このようにして人体が出来ているはずですが、あるいは国によってこの構造に違いはあるのでしょうか?ある国の人々は分子がいきなり筋肉を作っていたり、また別のある国では筋肉と魂だけで骨格を持たないということがあるのでしょうか?外国に行ったことがないので断言できませんが多分生物学上、進化論上、そういうことはないと思うのです。多少、色黒とか、背が高い低い、髪の色が黒っぽい、茶色いなどの違いはあっても本質的には同じだと思うのです。だいぶ飛んでしまいましたが(笑)、文章もそうなのです。文があって、段落があって、文章があるのです。これ以外のパターンがあるのなら、それはもう文章ではありません。もちろん日本語なら日本語の単語や文が使われます。スワヒリ語ならスワヒリ語です。しかし、文章の構造は同じです。では使用される言語の違い以外で一体何が違うかといえば、うまい文章かそうでない文章か、これが違うのです。上手い文章の書き方というのは存在します。それが何語であるかは、くどいようですが、関係ありません。あるのはただひとつ文章を上手に書く方法なのです。

(例外編)
文章の書き方はどの言語でも変わらないと指摘しましたがこれには例外があります。それは手紙文、履歴書、あいさつ文、詩文などです。こういう文章については言語によってそれぞれ決った形があります。例えば日本語の手紙では「拝啓」などで始まり、「敬具」などで終わる、英文では「Dear」で始まり、「Yours」などで終わるといったものです。こういうものについては各言語で書き方が決っていますので、それに従って書かなくてはなりません。日本の俳句を勝手に七・五・七などに変えてはいけないということです



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