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ネイティブを上回るノンネイティブ① 大学受験英検英語教室

2018.04.08

  ネイティブ崇拝の強いこの国で、ネイティブよりも英文を読む力がある日本人がいる、と聞いたならほとんどの人は信じないでしょうが、これは間違いの無い事実です。例によって「逆から考え」てみましょう。経済って難しいですよね。私なども新聞読んでいてほとんど意味がわかりません(笑)。日本人だから漢字も読めるし、音読もできますが肝心の中身がわからない。さて、ここに
Richard Gというアメリカ人がいます。
彼は映画俳優の仕事をしていて、敬虔な仏教徒… とは言わないんですよね。不思議ですね、この敬虔という形容詞がキリスト教限定とは。もとい!彼は信心深い仏教徒でもあります(ありがとう)。彼は大の日本通で日本語も出来てなんと日本経済新聞の経済欄を毎日読んでいます。あ、言い忘れました。彼は大学で経済を学んだのです。日本語はその後猛勉強しました。以下はこれに関連した某有名大学でのシュミレーションです。


A教授: そこの学生!次の質問に答えたまえ。間違えたら留年だ。普通 の日本人で、もちろん新聞は読めるが、経済がわからないので 経済欄は読めない島袋さんと、このRichard Gさんでは どちら が日本語で書かれた経済記事を読む力があるだろうか?

学生: 島袋さんに決っています。彼は日本語のネイティブだから日 本の新聞を読むことなら外国人に負けるはずがない。
A教授: 島袋さんは経済オンチで経済面が読めないと質問の中にあ るだろう!何を聞いとるのかね、君は!留年だ!

学生: しまった!(日本語の)ネイティブだからノンネイティブには負
けるはずがないというネイティブ信仰の悪い癖が出てしまい
ました。ご勘弁を、きょっ、教授ーっ!

…どうでしょうか、このやり取り。多くの人は笑ってばかりはいられないはずです。なぜなら多くの人がこれに近い考えを持っているのですから…。

  上に挙げたようなことは非現実的と思われるかもしれませんが、実はこういう人は結構存在します。夜11時にワールドビジネスサテライトというテレビ東京の人気番組があります。この番組が人気あるのは司会の小谷真生子さんの知的美貌によるところが大きいと勝手に解釈していますが、それはともかく、この番組に出演するモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストのロバート・フェルドマン 氏 がその一人です。
   氏の日本語会話力はかなりのものですが、それにもましてすごいのが日本語で書かれた日本経済新聞を読めるということです。なぜそんな離れ業がと思うかも知れませんが、離れ業でも何でもありません。まず氏は経済の専門家であり、読むどころか書くほどの豊富な知識があること。そしてもうひとつは氏が日本語の勉強を一生懸命(おそらく)やったことです。
そしてこのような人が様々な分野でいるのです。例えばIT。ITの専門家で日本語も学んだならITの専門的な知識のない普通の人には読めない日本語で書かれたIT関連の本を読んで理解できるはずです。医学もそう、あらゆる分野でこういうことが起きえるのです。では、さらに逆、つまり元通りに考えてみましょう。経済に詳しく、英語も得意な田中さんと経済がまったくわからないイギリス人のTomではどちらが経済に関する英文を読む能力に優れているか?答えは明白です。このようにネイティブだからノンネイティブより優れているとは限らないのです。その逆が十分ありうるという真理にもっと多くの人が気づくべきです。ネイティブ崇拝の呪縛から逃れるためにも。さらに突っ込んでどのような状況でノンネイティブがネイティブを上回れるか詳しく検証しましょう。

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