私のリスニング特訓物語② 大学受験英検英語教室
2018.03.23
実際にどうしたかと言うと、もっぱらNHKのテキストを利用したSLを実施しました。当時ラジオだけでなく、テレビでもビジネス英会話(ここで二つの謎が出来ますが、それはまた後で)をやっていましたし、ラジオのビジネス英会話、英会話上級(当時はマーシャクラッカワーさんが担当でした)など1週間に全部で併せて5つ位レベルに合うのがありましたので、それをすべて録音録画してテキストを買ってきて、きちんとスクリプトを確認しながら英語の音声を頭の中にインプットしていく作業を実施しました。
当時は今とは違って年に2回しか英検がなかったのです。初めて受けたのが6月で、その次は11月ですがまだ受かるレベルまできていないと判断して受験しませんでした。勝負は翌年6月です。さて、リスニングの訓練を開始してから効果が実感できたのは3ヶ月くらい経った時の事でした。
ふと「聞いて意味がわかる」事に気づいたのです。おそらく急にではなく徐々にそうなったのだと思いますが、とにかくその時初めて気づいたのです。試しに1級の過去問のCDを聞いてみましたが、やはり以前よりだいぶ聞きやすくなっています。
5割しか取れなかった準1級はこんなに簡単だったのかと思えるほどでした。このようにして翌年6月までリスニングの訓練を続けて当初の予定通り、合格しました。その時のリスニングの得点は6割程度でしたのでまだまだ弱点であることに変わりはありませんでしたが、不合格になるほど足を引っ張ることはなかったのです。
その後しばらくリスニングをサボっていたのですが、これではいけないということで、ある日訓練を再開しました。今度は別の方法で。1級用にリスニングの訓練を開始したころは、まだネットが登場して間もない頃で、あまり情報が入ってこなかったのですが、受かって数年後に知人からネットでBBCなどの音声が聞きけてスクリプトも入手できるという貴重な情報(これを知らない英語学習者も多いようです)がもたらされ、これを活用してみることにしました。