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シャドウイングしない事の薦め        大学受験英検英語教室

2018.03.18

シャドウイングという方法があります。テープなどに吹き込んだ英語の音声あるいはテレビやラジオなどから発せられる英語の音声を耳で聞いて、その聞いたことをこちらも音声として発する。例えばBBCを聞いていて、アナウンサーが「Poland takes the full force of a storm …」とアナウンスしているとすると、そのあとを追うようにしてこちらも「Poland takes the full force of a storm …」と声に出していくわけです。

影のように、常にあとを追うことからshadowingと呼ばれているわけですが、この方法は通訳の訓練として定番になっています。また、この方法を一般のスピーキングの訓練として薦める方、実際にそれを行っている方もいますが、私は「シャドウイングしない事」を薦めています。その理由は私がひねくれていて……、からではもちろんもちろんありません。それは「シャドウイングは中途半端」だからです。詳しく説明します。
シャドウイングには2つの効果があるとされています。一つはリスニング訓練。もう一つはスピーキング訓練。確かに一定の効果はありますが、リスニングとスピーキングを強化したければそれぞれ別の方法を実施した方がずっと効果的です。シャドウイングは中途半端です。まずはリスニングから説明します。
そう長くはなかったですが、シャドウイングをリスニングの訓練として私もやったことがあります。この方法の長所は集中しなくてはならないことです。リスニングの訓練で最も大事な要素がこれなので、そういう意味では有効と言えるでしょう。短所は疲れることですね。普通にリスニングの訓練なら数時間でも出来ますが、シャドウイングとなると疲労困憊して不可能でしょう。ろれつが回らなくなってきます。もうひとつの欠点はSLができないことです。
もっぱらNSLのためにしか実行できませんが、そうするとNSLの意味合いが

なくなってしまいます。すなわち、NSLの目的は長時間聞くということなのですから。シャドウイングを1時間やるというのはかなり難しいはずです。NSLは長時間やらなくてはなりません。
シャドウイングではそれが出来ないというのは致命的な欠点です。普通に(集中して聴く)NSLをやって下さい。それが一番です(もちろんこれとは別にSLも必要ですが)。私自身シャドウイングはほとんどやったことないですが、SLとNSLをたくさんやったので、BBCを楽に聞けます。リスニングの訓練としてのシャドウイングは効率悪いです。
もうひとつ、スピーキングの訓練として。これもそれなりの効果はありますが、致命的な欠点があります。それはシャドウイングは人がしゃべったことを繰り返すだけなので「自分で文を作っている」訳ではないということです。
普通、しゃべるという行為は自分の頭の中にある考えを相手に伝えるために単語をいくつか並べてそれを音声にすることだとスピーキング編の最初のところで説明しました。この時に必要なのがまず

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