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昨日の続き   大学受験英検英語教室

2018.03.01

シュミレーション1
田中部長  Hi,Hiroshi,are you available now?(今空いている?)
比嘉社員  I’m sorry, Mr.Tanaka. I'm tied up now.(今とても忙しいです)

この場合、比嘉社員のMr. Tanaka.という呼びかけはいいとしても田中部長のHiroshiという呼びかけは変でしょう。ここは日本です。外国人も多いとは言え、日本の会社です。いくら部下とは言え、呼び捨てはよくありません。日本人同士では「比嘉君」と君付けで呼ぶのに、英語だからといって、Hiroshiでは比嘉社員の頭の中ではその切り替えができずに、違和感を持つようです。相手はこわもての部長なので「親しみをこめて」Hiroshi などと呼ばれるとなおさらです。

シュミレーション2
今度は同じ比嘉社員と同僚社員の鈴木まり子さん。

比嘉社員  Mariko,are you available now?(今空いている?)
鈴木さん   Sorry, Hiroshi. I'm tied up now. (今とても忙しいの)

これもやはり二人とも違和感があるようです。日本語のときは「比嘉さん」「鈴木さん」なのに、英語になると急に呼び捨てですから。恋人同士ではないので、お互いになれなれしいと思えるのです。

だめ押しでもうひとつ  田中部長と鈴木まり子さん。

田中部長 Yukiko,are you available now?
鈴木さん I’m awfully sorry, Mr. Tanaka. I'm tied up now.

田中部長からYukikoと呼ばれた田中さんには何か上司と部下の不倫のように聞こえてしまうのです。「気安く私を呼び捨てにしないで」と内心思っていても相手は上司、しかもこわもてです。何も言えないのでストレスがたまっていきます。

これでまだぴんとこなければ自分の会社でこのような状況を設定して想像してみればわかるでしょう。いくら英語とは言え日本で、英語式の呼び方をするのは日本人のアイデンティティから言って、相当不自然なのです。

上の場合、
田中部長  Suzuki-san,are you available now?
鈴木さん I’m awfully sorry, Tanaka-bucho. I'm tied up now.

田中部長  Higa-kun,are you available now?
比嘉社員   I’m awfully sorry,Tanaka-bucho. I'm tied up now.

比嘉社員   Suzuki-san,are you available now?
鈴木さん   Sorry, Higa-san,I'm tied up now.

とすべきでしょう。自己紹介の時ももちろん I’m Higa Hiroshi.です。
もうひとつ。「先生」に相当する英語もありませんね。不幸なことにわが国で

は事件を起こす「先生」があとを絶たず、「先生」の持つ言葉の響きは以前のそれとは違ってきましたが、それでも本来は英語の teacher とはまったく異なる深い尊敬の念がこめられているはずなのです。
ですから、これを単にMrとすることはできないでしょう。したがって日本で英語を話す時はMr. Zahaではなく、Zaha-sensei とお呼びすべきでしょう。「先生」「師匠」- 本当にすばらしい響きを持った美しい日本語です。 
NHKは国際英語という言葉をわざわざ使いませんが、我々に日本人が学ぶべきは国際英語であり、その中においては日本人としてのアイデンティティ、誇りを失うことなく、自信他尊の精神で、世界のいろいろな国の人と共に歩んでいくべきであると、さりげなく主張しているように思えます。共感します。

おっと、ここで勉強仲間の池田さんから重要な情報のメールが届きました。池田さんには校正も兼ねてこの文書をさっき送ったら、早速返事をくれました。以下がそのメールです。

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