1. トップ
  2. ブログ・お知らせ
ブログ・お知らせ

昨日の続き   大学受験英検英語教室

2018.02.28

まずはこれも「逆から考えて」みましょう。舞台設定はアメリカにある日本の会社です。T物産としましょう。この会社の多くは日本人で1割程度はアメリカ人です。公用語は日本語。したがって現地雇用のアメリカ人も社内では日本語で話します。以下は大和田信一部長とその部下のアメリカ人との日本語でのやりとり。

大和田信一部長    クルーズ トム君、最近調子はどうかね?
クルーズ トム 君    いやー、部長。ぼちぼちですよ
大和田信一部長    そう言えば、彼女のモンロー・マリリンちゃんは元気
かね?
クルーズ トム 君    それが…ゲイツ ビル君に取られちゃいました。

どうでしょうか、この寒い会話。日本語を話す場合でもアメリカという異国でなら何もかも100パーセント日本式ではこのようにおかしなことが生じます。クルーズ トム君じゃいかにも変でしょう。こういう風に言われる本人だって「僕の名前はトム クルーズなのに何で逆にするんだろう。いくら日本語でも名前だけは本来の名前で呼んでほしい」と思うに違いありません。彼の思いは当然です。向こうではファーストネームで呼ぶのですから。

大和田信一郎部長    トム、最近調子はどうかね?
クルーズ トム 君     いやー、部長。ぼちぼちですよ
大和田信一郎部長    そう言えば、彼女のマリリンは元気かね?
クルーズ トム 君     それが…ビル(ゲイツ)に取られちゃいました。

これなら、うまくフィットしますね。何の違和感もない。こうすべきなのです。

書籍や字幕などで見られる英語の名前に対する表記は実際こうなっているはずです。

では戻って、なぜNHKの英語番組に出てくる日本の会社の中で「Tanaka-san、Sato-kun」と英語を話しているにもかかわらず、Mr. やファーストネームで呼ばないか考えてみましょう。一番の理由は「さん」「君」に相当する英語がないことだと思います。「さん」はまだMrやMrsを使えるかもしれませんが「君」となるとこれは言いかえが不可能です。
「君」は自分と同等か目下に対して使う敬称です。しかし、英語では同僚や部下に対してファーストネーム呼ぶだけで、「君」に相当する敬称がありません。NHKビジネス英会話の舞台は日本の外国人も多い会社です。もしここで英語で話しているのだから英語式に呼びかけるとどうなるでしょうか?ちょっとシュミレーションしてみました。この会社は東京にある日本の会社で社員の半分は外国人。
ここの外国人は2年ほどでまた別の支社に転勤になるので、日本語をじっくり勉強することができません。そこでこの会社では日本語も使いますが英語も国際共通語として使っています。登場人物はこわもての田中和夫部長と比嘉ひろし社員です。

総合英語塾ブログ・お知らせ

学習スタイル

テキスト&解説

合格体験記

お問い合わせ

E-mail
fgifgi@hotmail.com

■返信が届かないお客様へ

当英語塾は遅くとも2日以内にお問い合わせに対する返事のメールを差し上げています。
もし、2日以内に当英語塾から連絡がない場合は、メールの受信がうまく行えていない可能性が大です。
その際は、大変お手数ではございますが、お電話にてお問合せください。