リテンション
retentionとは、通訳の訓練などでよく使われる用語ですがスピーキングにおいてもこれは重要な意味を持つことがあります。リテンションとは記憶を保持するという意味で、例えば
I think the society should provide a better working environment to women and …
と言うとします。その場合、この言った内容を頭の中に残しておくのです。そうでないと次の動詞の形が文法的に現在形なのか、過去形なのか、原形なのか、わからなくなってしまいます。最初のほうでthe society shouldと言ったから次は原形だなと頭の中で判断して例えばassist them と正しくつなげることができるわけです。
大変だなと思うかもしれませんが、もし文法的に正確に話したいと思うならばこのように意識してリテンションしていなくてはなりません。これが慣れてくるとそれほど集中しなくても済むようになります。正しく話すには常にこういうことを念頭において練習する必要があると言いましたが、こういうことも含まれるのです。
ただスピーキングではなるべくシンプルな構文の英語を使うほうが楽です。間違いも少なくなりますのでそうすることをお勧めします。会話で使う英語はなるべくシンプルに、が基本です。