上手な英語を話すには 続き 大学受験英検英語教室
2018.02.01
②に関して
文法規則を習得してその規則に則ってスピーキングする練習をするだけです。一番いいのは練習相手に自分の文法の間違いを指摘してもらうことです。その相手は文法のわかる日本人がベストです。ネイティブでは無理です。なぜなら、すでに説明したようにネイティブは文法を知らないのですから。
もちろん、中には知っている方もいます。しかし、日本語が使えないので、相手の日本人に日本語で説明出来ないという致命的な欠陥を持っているのです。ですから、ネイティブはこの②の訓練において役に立たないのです。
「いや、英語で文法の説明されても僕はわかるよ」と言われる方もいることでしょう。相当な実力者です。ただ残念ながらこのくらいのレベルならそれはもうプロのレベルで、そもそも英会話学校に習いに来ているわけがないのです…
③に関して
ネイティブと話せば発音がよくなるというのは絶対にありえません。留学した人の発音はネイティブのそれと同じでしょうか?違うはずです。このことは「逆に考えて」日本で長年暮らしている日本語の上手な外国人の日本語の発音が日本人の発音とは異なることをみてもわかるはずです。では、何が有効かといえばそれは発音記号をマスターして発音記号と一緒に単語を覚え、なるべくその記号どおりに発音する事です。これ以外ありえません。ところがほとんどの人がこれを怠っているのです。最も有効な方法であるにもかかわらず、足元をしっかり見ずに「ネイティブの発音」などといったフレーズに迷わされる場合が多いのです。
発音をよくするのにわざわざ外国へ行く必要も、英会話学校へ行く必要もまったくありません。③についてもネイティブの必要性はないことがこれでわかったでしょう。さて、このように①から③まで、きちんと検証していけば、英語が上
手くなるのにネイティブは役に立たないことがわかったでしょう。本当に上手くなりたいのなら、高度な英語力を持ち、もちろん日本語で説明できる講師についたほうがいいのです。
しかし、いつまでも習うという意識では何事も上達しません。あるレベルにまで行けば、あとは自分で自分を教える以外ないのです。そのために自分のスピーキングを録音してチェックしたりなどで、自分一人でも出来るようになります。繰り返しますが、相手がだれであれ習うという意識では絶対に上達しません。「練習する」という意識が必要なのです。私はそうして、誰からも習うことなく、勉強して「どこでそんなにうまくなったの?」とネイティブにも驚かれるまでになりました。自慢したいのではありません。習うという意識では絶対に上手くなりませんよ、と言いたいのです。
「英会話学校でネイティブに英語を習っている」というような依存心の強い態度では絶対に上達しないという事なのです。