詳しいメカニズムはまだわかっていませんが小さな子供がある言語に日常的に接しているうちにその言語を習得するのとは違い、ある年齢を超えてしまうとこの能力は失われてしまい、その言語を習得するのに苦労することはみなさんご存知のとおりです。何とか習得しようとネイティブとスピーキングの練習をするわけですが、残念ながら小さな子供とは違ってスピーキング力は“伝染”しないのです。したがっていくらネイティブとの練習を積んでもネイティブが話すように、我々が話せるようにはならないのです。私見ですが、日本人はイメージといったものに非常に弱いように思えます。車などの広告になぜか欧米系のモデルが登場し、またヨーロッパの高級ブランド品が飛ぶように売れている事実はこれを裏付けているのではないでしょうか。英会話学校についてもそうでネイティブの指導する学校の方がそうでない場合よりも人気があるようです。これはネイティブと練習することによっていつかネイティブのように話せるようになるというイメージのせいでしょう。しかしスピーキング力は“伝染”しないのでノンネイティブがネイティブのように話せるようにはならないのです。